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山火事の被災地域で仮設住宅の建設進む 大船渡市193人避難生活続く 岩手県

大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市では、いまも190人以上が避難生活を余儀なくされています。
市内では5月上旬の入居開始に向けて仮設住宅の建設が進められています。

大船渡市三陸町の旧綾里中学校のグラウンドでは、県産のスギを活用して長屋タイプの仮設住宅9棟、合わせて30戸分の建設が進められています。

工事は3月19日に始まり、4月16日は2棟について屋根までの骨組みを完成させる「棟上げ」が行われました。

建設会社によりますと、雨の日が続いているものの工事は順調に進んでいるということです。

伊藤建設 伊藤馨社長
「避難施設に入っている人たちもいるので、安心してゆっくりできるような仮設住宅にして、早めに(避難者を)入れたいと思っている」

市内ではいまも193人が避難生活を余儀なくされています。

仮設住宅は旧蛸ノ浦小学校でも10戸の建設が進められていて、市ではいずれも5月上旬の入居開始を見込んでいます。