新潟市 今年度から全中学校で「全員給食」 新たに5校で開始

新潟市は今年度から市内のすべての中学校で、生徒全員が同じメニューの給食を食べる「全員給食」を導入することにしていて、9日から新たに5校で「全員給食」が始まりました。

9日から「全員給食」が始まった新潟市北区の濁川中学校では、生徒が自分たちで給食を配膳し、温かい給食を楽しみました。

献立は、ごはん、五目汁、鯖の竜田揚げ、のりの酢あえなどで、1食あたり390円余りだということです。

新潟市ではこれまで、市立中学校の半数ほどにあたる29校で「全員給食」を導入していて、28校は弁当を持参するか、業者が提供する給食を事前に注文するか選択できる「スクールランチ」でした。

しかし、生徒が事前の注文を忘れてしまうケースがあったことなどから、今年度から市内のすべての中学校で「全員給食」を導入することになりました。

新潟市教育委員会によりますと、残りの23校は夏休み明けから「全員給食」が始まる予定です。

女子生徒は「給食はおいしかった。これまでは事前の予約を忘れてしまうこともあったので全員給食になってよかった」と話していました。

市教育委員会保健給食課の蝦名淳広課長は「生徒には給食を楽しんでもらい、これをきっかけに食育の拡充にもつなげていきたい」と話していました。

新潟のニュース