ドローン操作術 磨いて 安宅の倉庫に練習場 県内初 吉田さんが開設
2024年7月8日 05時05分 (7月8日 05時06分更新)
県内初の屋内ドローン練習場「エーシーエル ドローンテクノ」が7日、小松市安宅町のイベントスタジオ「シルクビート」併設の倉庫に誕生した。元トラック運転手の吉田健一さん(52)=白江町=が能登半島地震で活用が広がったドローンに可能性を感じ、開設した。吉田さんは「誰でも気軽にドローンを楽しめる。魅力を伝えていきたい」と意気込んでいる。 (久我玲)
練習場は、米国発祥のスポーツ「ピックルボール」のコートとして使われている倉庫を活用する。広さ400平方メートル、高さは4メートル50センチあり、天候に左右されず航空法にも抵触しないのが強み。
元トラック運転手の吉田さんは3年前、膝を痛めて入院している時にドローンに興味を持った。昨年5月に交通事故に遭いトラック運転手が続けられなくなり、新しい仕事を探す中、元日の地震が起きた。ドローンが孤立集落に医薬品を運んだり、状況を把握したりするのに活用されているのを知った。「地区に誰か一人でもドローンを持っているような社会は災害に強いし、今後求められるスキルになる」と練習場の開設を思い立った。
吉田さんは、ドローン操縦士の国家資格「二等無人航空機操縦士」を取得。妻の香織さん(50)も触発され、同じ二等を取得するまで上達した。練習場では2人がアドバイザーになり、基本操作を教える。初心者向けのイベントの開催も見据え、年内に韓国発祥の競技「ドローンサッカー」のチームを北陸で初めてつくるなどの目標も掲げる。
年会費は5千円(税込み)。会員は1時間の利用料金が6500円(同)、非会員は7500円(同)。機体のレンタル料金が含まれている。(問)吉田さん080(9002)1109
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