美唄 下水道工事などの入札めぐる贈収賄事件で3人逮捕

美唄市が発注した水道工事をめぐって、市内の会社から旅行代金を肩代わりしてもらうなどの賄賂を受け取ったとして53歳の市の元職員が収賄の疑いで逮捕されました。
代金を肩代わりした会社の社長ら2人も贈賄の疑いで逮捕され、警察は入札の実態などについて捜査しています。

逮捕されたのは、美唄市の無職で、市の上下水道課の元職員、本田強志容疑者(53)です。

警察の調べによりますと、元職員は市の上下水道課に勤務していた去年7月までの3年間にわたって市が発注した下水道工事など6つの工事の最低制限価格の情報を漏らした謝礼の名目として沖縄旅行の代金や飲食代などおよそ85万円相当を肩代わりしてもらうなどの賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いがもたれています。

また、旅行代金を肩代わりするなどした美唄市の水道設備工事会社、「サニー設備工業」の社長、伊藤義則容疑者(66)と役員の磯田諭容疑者(51)が贈賄の疑いで逮捕されました。

警察は3人の認否について明らかにしていません。

元職員は、市の上下水道課で係長や課長補佐として工事価格の積算などに携わっていましたが、先月末に退職したということで、警察は入札の実態などについて捜査しています。

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