20代大学生が370万、30代会社員が13万、50代会社員34万円 沖縄で特殊詐欺被害相次ぐ 


20代大学生が370万、30代会社員が13万、50代会社員34万円 沖縄で特殊詐欺被害相次ぐ  特殊詐欺(イメージ)
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 18日から19日にかけて、県内で特殊詐欺の被害が3件明らかになった。県警は「警察などの公的機関の職員が電話で現金の振り込みを要求することは絶対にない」、「電子カードの購入を要求するような電話やメールは、必ず詐欺を疑って」などと注意を呼びかけている。

 西原町の20代の男子大学生は、電話で県外の警察官や検事を名乗る犯人に、事件の解決金を名目にインターネットバンキングなどで現金約370万円をだまし取られる特殊詐欺(オレオレ詐欺)の被害に遭った。

 浦添署によると17日、大学生の携帯電話に、警察や検事を名乗る複数の男から「マネーロンダリング事件の関係者として逮捕状が出ている」という電話があった。その後もSNSアプリを介して連絡があり「指定口座に金を振り込まなければ逮捕される」などと虚偽の説明をして、個人名義の指定口座に現金を振り込ませたという。

 16日にも、会社員の30代女性=沖縄市=が、県外の警察官と検事をかたる犯人に、現金13万円をだまし取られる特殊詐欺(オレオレ詐欺)が発生した。

 また、何者かが当選金名目で会社員の50代男性=うるま市=から、現金34万4千円相当の電子マネーをだまし取る特殊詐欺も発生した。うるま署によると14日、被害男性のライン(LINE)に「受領口座の登録を終えたら(当選金として)6億円を振り込みます」とメッセージが送られてきた。振り込みの一環で「登録費用」を求められ、男性は指示に従い、34万4千円分の電子マネーの利用権コードを送信した。


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