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大阪・関西万博

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大屋根リング最上段に点字ブロックなし 「多様」な万博のはずが

大屋根「リング」で点字ブロックが無いところを、同行の記者と歩く佐木理人記者(中央)=大阪市此花区で2025年4月13日、大西岳彦撮影 拡大
大屋根「リング」で点字ブロックが無いところを、同行の記者と歩く佐木理人記者(中央)=大阪市此花区で2025年4月13日、大西岳彦撮影

 大阪・関西万博の大屋根「リング」の上で、全盲の私は驚き、途方に暮れた。進行方向を線状で示す誘導用の点字ブロックをたどり、1周2キロの回廊を歩いた。すると、誘導用が敷いていないところに行き着いた。

 高さ約12メートルにある回廊は枝分かれし、高さ約20メートルの最上段につながるスロープがある。手前には、注意を促す点状の警告用のブロックが、通路を遮るように並ぶ。その先に誘導用は敷かれていない。目の見える同行記者に教えてもらうまで気付かなかった。

 リングが円状であること自体が、全盲の私にとってはバリアーに感じる。自分が今、どの辺りを歩いているか分からないのだ。回廊の手すりに点字表示はなく、音声案内も聞こえてこない。

 点字ブロックは、1960年代に日本で生まれた画期的な設備だ。世界最大級の木造建築物であるリングも「多様でありながら、ひとつ」というメッセージを発信する。13日に開幕した万博は、障害の有無を超え、誰もが一緒に楽しめる空間にすべきだ。その想像力が主催者には「あと一歩」足りないのではないか。【佐木理人】

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