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「学問の自由」かけた抵抗 ハーバード大は補助金凍結に耐えられるか

ハーバード大に対して米連邦政府による介入に抵抗するよう求める人たち=米マサチューセッツ州で2025年4月12日、ロイター
ハーバード大に対して米連邦政府による介入に抵抗するよう求める人たち=米マサチューセッツ州で2025年4月12日、ロイター

 トランプ米政権の意向に沿った「改革要求」を拒絶したハーバード大学が、22億ドル(約3130億円)以上の複数年にわたる補助金などを凍結された。日本で、優れた研究計画を選んで国が支給する科学研究費助成事業(科研費)の1年分の総額を上回る規模だ。「学問の自由」をかけて抵抗を続ける名門大学は、財政上の危機を持ちこたえることができるのか。

トランプ氏「憎悪と愚かさを教えている」

 「ハーバードは物笑いの種だ。憎悪と愚かさを教えており、もはや連邦政府の資金を受け取るべきではない」。16日、トランプ大統領は自身のソーシャルメディアで怒りをぶちまけた。トランプ政権は14日、ハーバード大への22億ドルの補助金と6000万ドル相当の契約停止を決定。大学側が方針を転換しない限り、さらに70億ドル(約9960億円)近くが打ち切りの対象となる可能性がある。

 ハーバード大の2024会計年度の報告書によると、大学の収入のうち民間を含む外部資金の割合は16%だった。外部資金のうち連邦政府からの補助金は68%と多くを占め、世界最大の研究費配分機関である国立衛生研究所(NIH)を抱える厚生省が主要な提供元となっている。このため学部別では公衆衛生、医学、工学・応用科学で外部資金への依存度がより高い。

 ハーバード大医学部では、全身の筋力が低下する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を研究するデービッド・ウォルト教授ら複数の研究者が厚生省から即時に業務を止めるようメールで通告された。補助金凍結の影響とみられている。…

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