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作:回忌
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ロードランの流儀


ちなみにステータスがかなり偏っているのは私の処女データだからです
フロムに触れるのも初めてな上ダクソ初心者
最初の職業からよく99まで理力上げたな俺……


…え?どんくらい最初初心者だったか?
人間性を回復に使うくらい()
んでもって生者にならない()


野郎やってきやがった!殺す!

 

 

後ろにローリングし、装備を整えながら私は心の中で叫ぶ

見た目的に今まで見た中で一番可愛い…いや、プリシラとグウィネビラには勝てんか…

兎も角良いヤツらだと思ってたのに!裸になっただけで攻撃された!

 

ロードランじゃ全裸太陽虫とかいう変態もいるんやぞ!!!

 

 

回復の為にエスト瓶を飲む

あそこが火の炉だったこともあり20もある、流石火の炉だぜ

 

「!?…再生した!?」

 

私が回復すると、何故か相手は驚愕した顔をした

…もしかして彼女達は私のような不死人を知らないのだろうか?

だとすれば悪かった、だが殺さないとは言ってない()

 

 

まず最初に大力を使いたいものだが、あちらは恐らく遠距離武器

近接武器である私はかなり不利なのである

 

盾を錫杖に持ち替える

そのまま呪文の詠唱に移る

 

「よく分からないけど…やるっていう……うわぁ!?」

 

盾を下げていた彼女に結晶の槍が飛んでいく

すかさず盾を構えるが少しはダメージが入っているだろう

 

ちなみに今放ったのはソウルの結晶槍と言う

私の師とも言える不死人がとある書庫にて得た偉大な知見により強化されたものである

元々の魔術もかなり強力であったが更に強化され、王達の武器とも言える威力を持っているのである

 

 

んで、貫通もあるので……

 

 

「ミギャア!?」

「セリカちゃん!?」

 

後ろの対象にも当たる訳である

ピンク頭の後ろから悲鳴が聞こえる、当たったな

 

私はそれを確認して盾に持ち替えピンクに突っ込んで行く

ターゲットカメラが機能しない為感覚に頼ることにした

 

 

…?何言ってんだ私

 

 

「…!」

 

 

接近し、攻撃

舞うように攻撃を連続して叩き込む

相手はガン盾であるようだ

 

「強…!?」

 

が、そこまでスタミナは無いようである

僅かに見える相手の顔はかなり焦っていた

しかしまぁ耐える耐える、スタミナを少し試して…

 

 

「邪魔…だよ!」

 

 

その時、彼女は持っていた棒で殴打してきた

距離を取るためかその武器らしき棒を使う為か……

どちらでもいい、というか、相手が盾持ちなのに攻撃したな?

 

 

かの地に存在する強者共に比べたら屁でもない攻撃に、私は思い切り盾を振るう

 

 

「……えっ?」

 

 

ガキンと音を立て、彼女は弾かれたように体を晒した

その顔には圧倒的な驚愕が見て取れる……とったな

 

無防備な脇腹に刃を突き立てる

 

 

「グブゥ…!?」

 

 

…そこで思ったが、最初から大力や結晶剣を使えば良かった気がする

 

ちょっと後悔しながら私は彼女を蹴り飛ばした

 

「イテテ…熱烈だね君」

「だ、大丈夫ですかホシノ先輩!?」

 

彼女は刃が引き抜かれると同時に味方の方に後転していく

腹から血が流れているがそれにしては割と動く

…先程の耐久力、そしてあの様子、もしかして彼女達は不死人なのか?

いやそれは無いだろう、彼女達の血は黒くないし何よりその瞳にダークリングは無い

 

 

…んじゃもとよりあの耐久力ってことか!?……えぇ……

 

 

「でも…君のそれはここまで届くかな?」

 

 

彼女は私のレイピアを指さしながら言った

確かにこの距離ならば彼女達に近づかないと攻撃できない

というかその前にアイツらの摩訶不思議な武器にやられる

…恐らくあれはボウガンの超強化バージョンだろう

 

 

…欲しい

 

 

欲しい欲しい欲しい、欲しい!!!

引き金を引くだけでコンマのズレも無く発射される矢!!

そして恐らくダメージは先程の攻撃で分かるがかなりある!

 

そして恐らくこの地特有の武器!

見てわかるが各個体によって色や見た目も違うのである!

 

……もう欲しい!欲しい!よこせ!!!!

 

 

 

「えなんか興奮してない?」

「ナンデ?」

「ゲイのサディストだから」

 

誰がゲイだ!

私はそう叫びながら盾を構えて突っ込んだ

 

 

 

うぉおおおおお!よこせ、よこせぇえええ!!!!

 

喰らえ!我がリカールスペシャルを!

 

 

 

「よっ」

 

あ、避けられた

 

「ホイ」

 

背中痛ァ!?

 

 

 

私は必殺技であるリカールスペシャルを避けられた挙句後ろから殴打された

激痛に悶えているとそのまま後頭部に痛みを感じる

 

…暇もなく、私の意識は刈り取られた

 

何気に死なずに拘束された、貴重な体験であった

 

 

 

 

……頭が痛い

 

こうして捕まるのはいつぶりだろうか?

記憶を遡れば不死院、ロードランではハゲ龍のところだった筈だ

どちらともここで永住かぁと思っていたが2つとも逃げることが出来た

 

 

前者は霧のような騎士のおかげ、後者は普通にザルだった

 

 

そう思いながら、瞳を開ける

 

「あ、起きた」

「なんか魘されてたよ」

 

目の前には大きなテーブル、そしてさっきの少女達

それと少し後ろにいた白い服装の男も居る

部屋は広くないが…小物類がかなり充実している

 

アノールロンドにもここまで充実した場所はなかったような……

 

「おーい、生きてるー?」

 

……生きてるぞ、失礼な

 

私はペシペシと頬を叩かれ首を振ってそれをのけた

急に動けれて彼女は驚いた様である少しのけぞった

 

そんなに驚かなくてもいいじゃない、亡者じゃあるまいし

 

私はそう否定しようと立ち上がろうとするが全く動けない

見てみれば私は椅子に座らされ、しかも縄でグルグル巻にされていた

ほう、今までに見たことの無い拘束方ですね、興味深い……

 

じゃねーんだわ

 

 

 

 

取り敢えず拘束解いてもらえるか?

 

「え、やだよ」

 

そうでっか

 

 

 

 

 

「それで、貴方は何者かなぁ」

 

私の願いが無下にされた数秒後、彼女はそう聞いてきた

一体お前は何者であるかと……うーむ、うーむ、中々難しい質問である

 

 

森の狩猟者というのは聞いたことあるか?

 

「全く?ここらに森はないよ?」

 

であれば、ロードランという地は?

 

「さぁ」

 

人間性、ダークリング……太陽のグウィンは?

 

「…何を言っているのかさっぱりだよ」

 

 

であれば私という者が何であるか貴方には分からないだろう

というかエスト瓶を飲む私に何も違和感を感じない時点で無理か…

ならばそうだな…適当な嘘でも流してやろうか

 

 

私は旅人だ、遠いロードランの地からやってきた

 

 

ロードランは遠い時代の国なのでノーカン、嘘は言ってない

私がそう自分の身分を説明すると、彼女は怪訝な顔をする

 

 

「旅人さんって、そんなに物騒なの?

ㅤ剣だとか盾だとか…魔法みたいな物をつかうし…あれは何かな?」

 

 

?旅人は基本的に武器を持つのが当たり前だろう?

というより魔術も知らないとなると…困ったなどうしようか

簡単な説明もこいつらには面倒な気がしてきた

兎も角、魔術の説明はしておこうかネ

 

 

あれは魔術、君達の思う魔法で間違いは無い

 

「…外の世界はそんな感じなの?先生」

「"そんなわけ無いだろ、遠い国でも聞いたことないぞ"」

 

 

白い帽子にコートを着た男はピンク頭の言ったことを否定した

まぁそりゃそうだろう、遠い"昔"の国なのだから

 

 

「全くもって君のことが信用出来ないよ…もしかしたら魔術が幻覚かもしれないし」

 

 

何?先程の魔術が幻覚かもしれないだと?

なんと失礼なことを言いよるこのクソガキは

人が人なら敵対されてもおかしくないぞ…

まぁ、良い先程の魔術が幻覚では無いのだと言えばいいのだろう?

 

私はため息をつきながら縄を引きちぎり、立ち上がる

 

 

 

魔術ではないが、納得してくれれば何でも良いな?

 

「…ん?」

 

 

私はクラーク師匠によって力を引き出された呪術の火を取り出す

そのままパチリと指を鳴らした

 

…すると、ボッと火が灯る

 

 

「…す、凄い!?」

「うわぁー…暖かく…ありませんね、コレ」

 

私が火を灯すと群がるように少女達が集まってきた

凄いな、まるで火にいる蛾のようだよ

にしても自分の術がこれ程珍しく見られるのも懐かしいものである

 

 

 

 

 

「この火、私が使えれば借金返済に役立つのになぁ……」

 

…ん?今なんと?

 

「いや、この魔法のようなものが使えればいいのにって……」

 

 

 

なるほど、どうやら彼女は呪術の火を使いたいようである

確かにまぁ魔術も奇跡も見たこともない人からすれば珍しいものだろう

獣が火を使うという珍妙な光景になるだろうが気にする程度でもない

不死人が一番獣だ、間違いない

 

 

 

貴公、この火を使いたいのか?

 

「え、あ…うん、使いたい」

 

…ならば貴公、手を伸ばすのだ

 

「え?…こ、こう?」

 

 

黒髪の彼女は私に対して手を伸ばした

私は呪術の火を手のひらに宿しながら、彼女の手のひらに近づける

 

 

「…わ」

「…凄い」

 

 

数秒後もしないうちに、彼女の手のひらに火が宿る

私が手を離すと彼女は手に宿る輝きを目を輝かせながら見る

 

「す、凄い!アヤネちゃんホシノ先輩!見てこれ!」

「手、手に火が…?どういうこと…」

「旅人さん、説明をお願いします♪」

 

髪の長くて胸のデカイ少女が私に問いかけてきた

ふむ、これがどういうことか簡単に言えば私の火を分けたのである

 

呪術師にとって火は特別であり、殆どが一生を共にする

彼らにとって火はまさに己の半身であり分かちあった者は火の血縁になる、だったか

 

 

「…よく分からないけど、私はアンタの血縁になったってこと!?」

 

血の繋がりのない兄弟のようなものだ、気にする程度でもない

 

「え、ええぇ……?」

 

あぁ、それと

 

「?…この巻物は……」

 

 

何怪しいものでは無い、「発火」の呪術である

最も単純な呪術の1つであり故に初歩には調度良いと思っただけである

 

「つ、つまり読みとけばさっきみたいに火を使えるってこと?」

 

まぁ、言えばそうである

 

「や、やったぁ……!」

 

 

 

彼女はそう言うと、手に宿った火を見る

触れれば恐らく火傷するそれに…簡単に彼女は触れられる

己の生み出したソレに己を害する熱は無く、また己を害するものからの熱はある

 

全てを溶かすような熱が、だ

 

 

魔法にも、火の魔術はあった…そう、"あった"のだ

火の魔術はあのデブのデーモンを殺した時に失われたからである

かのデーモンはあの世界で最後の火の魔術使いだったとか

 

 

 

 

黒髪の少女……黒見セリカはその火、不死人の血縁となったのである

旅人の旅路!〜キヴォトス編〜

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