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作:回忌
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薪に焼かれて


エルデの方とは全く関係ないよ



…ちなみに割と文が似るから気をつけてネ

出来る限り似させないようにするから!


何回、死んだのだろうか

 

 

今まさに薪となりながら私は思う

 

この炎にも何度焼かれたことだろうか

 

 

もはや最初の職業さえ忘れる程私はこの世界をループした

最初はワクワクだった、あの肥溜めのような牢屋を抜け出せるという希望が私を包んでいた

不死の使命を託され私は何回も挫け、死にながら進んだ

 

 

そして、私はグウィンを殺し薪となった

 

 

体が燃える中、私は世界を救ったのだと感激していた

不死人となり全てから糾弾される者から、全てを救う者になったと

背中に背負いし月光の大剣を振りかざし…結晶の槍や闇の飛沫を持ってして打ち倒した敵の姿が思い浮かぶ

 

 

 

こうして、私は灰になった

 

 

 

 

 

 

筈だった

 

目が覚めればいつの間にか最初の牢屋に居たのだ

困惑して上を見てみれば、ドシャリと何かが落ちてくる

見覚えがある……鍵を持った亡者だ

 

そして、こちらを見る騎士

 

その全てに私は見覚えがあった

 

 

私は、世界が初めからになっていることに気付いた

 

とはいえ持っていた武器やらなんやらはそのまま所持している

これは簡単に世界を救えるのでは?と思ったのだ

 

予想通り、私は簡単に世界を駆け回った

ロードランのあらゆる敵を引き潰し、現れる闇霊を殺した

ハゲ龍を殺し、最初の死者を殺し、四人なのに5人現れる公王を殺し、萎え苗も殺した

 

2週目の世界は実に簡単だった、簡単すぎた

 

グウィンも攻撃を弾くだけで終わっ……これは全てのループに言えることだった…

 

 

 

だからこそ、私は三週目でふざけた格好をしてロードランを歩んだ

全裸に太陽虫という素晴らしい服装である、もう全員に素敵な目で見られた

とうに正気を失っている亡者も何故か距離を離しているように思えた

 

して、私は三週目で思い知る

 

 

敵が、強くなっていると

 

 

最初は、疑念だった

パリィで遊ぶかとそこらの亡者に近寄り、空ぶった時

 

そこまで痛くない…と思っていたソレは激痛を伴った

思わずコロコロ後ろにローリングし崖から落ちたのはいい思い出である

 

兎も角私はそこから検証し、敵の強さが上がっていることに気付いた

 

2週目のような楽は少ししかない

それでも私は進んで見ることにしたのだ

 

三週目は二週目のようにガンガン進むのではなくアイテムを集めることにした

太陽戦士になったり、ダークレイスになることもあった

王の刃だったり、暗月の剣になることもあった

 

最終的に、森の守護者に落ち着いた

 

 

 

 

 

 

 

───────そして私は、やることをなくした

 

最初こそいそいそと周回していたもののそれにすら飽きた

同じ動きをする敵、同じことしか言わない人々達

彼らを皆殺しにする時の死に顔さえもう見飽きたものである

私は周回する気が無くなり、やる気の無くなった剣士の場所を奪った

装備も武器も全く似ていないが心が折れたのは全く同じだ

 

私が周回を止めると、世界が変わったようだった

なんたって空から人が降ってきたのである

 

私はそれが不死院の奴だと察した

 

私が周回を止めると、ほかの者が私の跡を継ぐ

彼らの顔を見てみると希望とやる気に満ち溢れた顔をしている

最初にここに来た私そっくりだ、あんな顔をしていた

 

 

忙しなくここを行き来する彼らは使命に駆られて進んでいるように見えた

誰も諦めることなく完遂したようである、何せそいつがふらっと居なくなり新しい奴が来るのだから

 

たまに話しかける者がいた

軽い会話だ、私はもう何もかもやった、だからこそ心折れたと

鐘を鳴らせばお前の使命が分かると何度も言ってやった

ソイツが鐘を鳴らしてくれば次のヤバい奴も頼むぜ?と言ってやった

 

 

……んで、たまに殺しにくるヤツも居た

ソイツは目新しい武器を持って突っ込んできていた

確か…あれは打刀だったかな?片っ端から殺しているヤツのようだった

多分試し斬りのようなものだったのだろう、パリィしてぶっ殺してやったが

頭に来たのか知らないが何度も奴は挑んできたが全て返り討ちにしてやった

するとどうだ、奴は来なくなったのだ。所詮その程度である

 

 

 

 

……やがて、不死院から誰も来なくなった

おかしいと気付いたのは不死の女が口の臭い蛇に連れていかれてからだ

いくら経ってもその女が来る様子は無いし、新しい不死も来ない

 

品切れか?不死の癖に

そう思ったのも仕方ないことだった

誰も来ない最初の篝火、殺風景な景色

 

私の心は、悲鳴を上げていた

 

「……そろそろ、俺も重い腰を上げるかぁ」

 

心慰め程度だったと思う

この1周をして終わるか、と私は思った

何処かの建物で果てて、亡者と成るのも悪くないと思う

 

 

 

 

 

 

 

そうして、最初のシーンに戻る

 

 

最後の周回と決めていたせいか、走馬灯のように風景が思い浮かぶ

師匠と慕い魔術を教えてもらった者や、共に暗月の刃として戦った火防女

森に入り込んだ不届き者を共に殺した男、不死としての使命を抱えた女

 

……あぁ、実に

 

「楽しかった……」

 

 

私の意識は、そこで潰えた

 

 

 

 

意識が覚醒する

かなり長い間眠っていたように感じる

そう思うよりも先に体を何かが覆っているような感覚があった

少し動かしてみるとパラパラと音を立てて鎧の間に入り込む

 

砂のようだ、砂に埋もれているようである

 

私は自信がある……という程では無い筋力を使い砂をかき分ける

何回か掻き分けてみると外の空気に触れた感覚があった

そのまま己の体を引き摺り出すように砂から脱出する

 

口から息が漏れる

 

辺りを見渡して見れば、石造りの廃墟がある

どうやら自身は廃墟の中心にいるようである

 

 

私はその廃墟に見覚えがある…そうだ、最初の火の炉だ

 

 

どうやらあのまま時間が経過し、このような状態になったようである

ここが廃墟……もとい周りに砂地しか見えないので恐らくかの時代は滅びてしまったのだろう

火は失われた、という訳だ……ハァ

 

私が溜息をつきながら立ち上がると、足に何かが当たる感覚がした

見てみると、骨塚に螺旋型の剣が突き刺さっている

 

 

篝火だ!私は即座に近寄り火をつけた

 

 

暖かな光と感覚、それが私を落ち着かせる、安堵させる

火が失われたと言ったが、篝火を付けられた当たりそうでも無いのか?

そもそも私とて火はどういうものか覚えてすら無いのだが

 

数刻休憩した後、私は魔術を記憶スロットにぶち込み探索することにした

 

 

そこで気付いたが、私は亡者になっていた

そうだ、そういえばそうだった…火を継いだ後は強制的に亡者になるんだったか

私はかの地を懐かしみながらも、適当に10個程人間性を消費して生者に戻った

 

何せ、遠くには奇妙な建物が何個も立っているのだ

センの古城が何個もあると言えば伝わるだろうか

……現実でそんなことになったら私は裸脚で逃げ出す

あんなところ行きたくもない、絶対に

 

確実にセンの古城を通るようにした先人達に恨みをぶつけながら、私は奇妙な建物群に向かうことしたのだった

 

 

 

 

遠かった

 

少しでてきた汗を拭いながら私は思う

あまりに遠いおかげであれはただの背景では無いかと思うくらいには遠かった

呼び出せる馬がいる訳でも、便利な道具がある訳でもないのでかなり疲れた

 

いや、不死だから疲れたもクソもないのだが

 

そう思いながらその…恐らく都市だと思われる物の中を進む

今はセンの古城郡の少し手前にあった住宅街(多分)の中にいる

もしかしたら人が居るかもしれないしアイテムが落ちているかもしれない

 

 

変わった建物、変わったアイテム、探索…好奇心旺盛な私の心を揺さぶる

いやこれは誰も彼もそうだろう?周回なんて苦痛でしか無かったからな

 

 

にしてもなんとも特徴的な家々だ、不死街がとても進化したらこうなるのだろうか

 

 

 

そう思いながら歩いていた

 

 

 

 

…その時、一方向から爆音が聞こえた

まるで爆弾を小さくしたような爆発音だ

それが連続的に聞こえ、絶え、また聞こえる

 

一体何だろう?どちみちにしろ人為的なものだろう

 

 

と、言うことは人が居るはずである

 

 

 

新しい地での新しい出会い

 

 

…今まで新しい地で出会った者がキノコだったり堕ちた騎士だったりでロクでも無いヤツらだ

 

 

 

まぁ、姿次第だ

 

 

あと、ターゲットカメラが付いたら殺す

 

 

 

「オラオラぁ!!今度こそここを渡せぇ!!!」

「「「ザッケンナコラー!スッゾコラー!!!」」」

「もう!また来たわ!」

「ん、関係ない」

 

またしても現れたヘルメット団に怒りを顕にしながらセリカは銃を持って突っ込んで行く

シロコは何度来ようと同じとアサルトライフルを持って突っ込んで行った

 

「"皆、戦術指揮をするから頼ってくれ"」

「せ、先生が!?」

「まぁ、先生だし…」

 

やつれた男が被っていたベレー帽を直しながら言う

他のみんなは驚いた様子だったが、直ぐに平常になり一任した

 

「うへへー、行く…?」

 

ショットガンをリロードし、突っ込もうとしたホシノは止まった

ある一点の方向を見て怪訝な顔をしている

 

「"ホシノ、前"」

「!…ありがとうねぇせんせー」

 

先生の声で平常に戻り、迫ってきた弾丸を受け流す

そのまま彼女は盾を構えながらジリジリと敵に接近していく

 

 

 

(…アイツ、何者…?)

 

 

校門で双眼鏡を覗いた男を眺めながら、ホシノは思った

 

 

 

 

何あれ…なんだ…あれ……

 

 

前方で起こっている戦闘を双眼鏡で見ながら私は思った

少女程の背丈の奴らが棒を構え、火を放ち相手を倒している

意味がわからない、どういうことだろうか?

 

 

 

というかなんでアイツら"戦闘してるんだ"?

 

 

我がロードランの地では味方敵というのは区別されておらず、全員が私の敵である、悲しいかな

巻き込まれで敵が死ぬことはあるものの、基本的に自分から相手に襲いかかっていかない

私には親の仇かのように攻撃してくるのに、何故だ

 

だからこそこうして争っているのが珍しいのだが…

 

「グワーッ!」

「アババっ!?」

 

珍妙な被り物をした奴らが倒れていく

倒した相手の動きは俊敏だ、偶に現れる闇霊の木目コロコロくらい早い

あんな動きをしてよく体がついてくるものである、私にゃ無理だ

 

 

「ち、チクショー!舐めんじゃねーぞ今度は奪ってやるゥー!」

 

 

そうしていると色違いが倒された

中々サンシタめいた言葉を残して彼女は逃亡

私の横を走り抜けて行った…味方らしき奴らも続く

 

「ウワァァっー!」

「ニゲロォー!」

 

ドタドタと忙しく逃げていく

 

 

…今の戦闘を見ていて思ったが、全くもって怪我をしてないようだ

特に今体に着いた砂を払っているあの白髪の…頭に獣耳がついている奴

真っ向から何かしらの攻撃を食らっていたのに全然怪我をしてない

擦り傷もない、どういうことだろうか…?

 

 

「ねーねー、そこの人ー?」

「…!」

 

思いにフケっていると声をかけられる

思わず後方に下がり、武器を取り出す

 

「…!?どっから出したのソレ!?」

 

突然レイピアと盾が出たことに驚いているようである

?そんなに不思議なことか…?

私はからかう為に態々レイピアを月光の大剣に変える

 

レイピアがソウルに変わり、月光の大剣が手に現れる

それを見たピンク頭の目がとても怪訝な目に変わった

 

「……一体、何者?」

 

さて、どうしたものか

もし彼女達が亡者ならばとっくに私は摩訶不思議な力に攻撃されているだろう

もしかして今は何かしらのアレがあるのか?もしかして武器を持っていると攻撃される?

 

そんなのロードランに無かったぞ!?

 

私は慌てて全ての武器を外した

私の持っていた武器類が全て消えうせる

 

「…えぇ…」

 

疑惑の目が更に深まった気がする

え、何?ダメ?だと言うのか貴公

 

…ならば、仕方ない……

 

 

 

 

 

 

「……?……///!?」

「エ"」

 

 

 

私は防具を全て脱いだ

頭から足に至るまで全てである

風に晒され、また風に運ばれてやってくる砂が痛い、タスケテ

 

「ちょ…いや、……あの……」

「へ、へ……」

 

思ったのと違う反応が返ってきた

というかこの少女達はロードランより脳みそが詰まっているようである

服装で会話が変わることはあるものの、ここまで劇的じゃなかった

 

 

 

やはりこの世界は──────────

 

 

 

 

 

 

 

「変態だぁぁぁぁぁああ!!!!」

 

 

 

 

私は吹っ飛ばされた

 

 

凄まじい痛みを感じながら

 

 

 

鮮血が舞っているのを、宙で目視出来た────────

 

 

 

 

 

 

バタリ、男が倒れる

血をドバドバと垂れ流しながら仰向けに吹っ飛ばされる

 

「え」

「ちょ、セリカちゃん!?」

 

撃った本人であるセリカは舞い散る鮮血を見て顔を青ざめさせる

やってしまった、遂に…人を撃ってしまった

 

「ひ、あ…そ、そういうつもりは……」

「ん…!セリカ、落ち着いて…!」

「と、とにかく救護を…!?」

 

錯乱したセリカをシロコは肩を掴んで落ち着かせようとする

ホシノは撃たれた彼を救護しようと近寄った

 

 

 

 

 

 

彼は飛び上がり、後ろに三回後転する

 

明らかに手馴れた動き、その動きに驚愕していると先程の服を着た

頭に羽の生えた飾りをつけ、コートのような服装をした物

 

彼は右手に黄金の短剣のような物を取り出し、左手に先程の盾を持った

 

 

「え…お、思ったりより元気なんだね…?」

 

 

ホシノが思わず呟く

彼はそれを聞いてか、聞かずか懐からオレンジ色の光を発した液体で満ちた瓶を取り出す

躊躇わずそれを飲むと…彼の垂れ流していた血、開いた穴が再生した

 

「は!?…再生した…!?」

 

ホシノは思わず盾を構える

 

 

それに構わず彼は右手に黄金の残光を引きながら突っ込んできたのであった

 




不死人・職業ワスレチャッタ!、もしくは薪の王

周回に疲れちゃった不死、内大力on結晶槍飛沫に飽きた
最後の周回としていたらいつの間にかブルアカ世界に来たふしんちゅである


右武器
リカールの刺剣
呪術の火

左武器
結晶の錫杖
草紋の盾

装備
宵闇の冠
チェスター一式

指輪
木目コロコロ
吠える龍印



体力25
記憶力28
持久力30
筋力28
技量27
耐久力10
理力99
信仰33

人間性10


尚武器はホロホロ変わるし、味方にもならない模様
仕方ないね、暗月の刃からダークレイス行った経歴あるし()

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