知人の女性経営者と話していて、

モンスター社員へと話題がいった。

彼女の会社を先日退職した女性社員の話である。

最初に残業手当は出ないと言っていたにも関わらず、

退職時にそれはおかしいという話になったらしい。

労働基準監督署の名まで持ち出し理詰めで言いまくる。

しまいには朝の勤務「前」時間も残業にあたるとして、

計算した数字を提出してきたとのこと。

何かがおかしい!

朝の始業時間というのは本来、

業務に取りかかることのできる時間を言うのだ。

その時間ぎりぎりに出社するという意味ではない。

掃除をして仕事をするために心地良い環境を作ることは、

社会人として当たり前ではないだろうか。

まして本来であれば、夕方に残業をする際は、

そうして良いかどうかを上司に尋ね許可を得るべき。

就業時間内に業務を終わらせるのが能力ある者である。

だらだらとおしゃべりをし、

効率悪い仕事のしかたをするために

残業手当があるのではない。

そんな話をしていると、うちの秘書がぽつり。

「でも、先生…先日1週間だけ来ていた、

アルバイトのAさん(40代女性)も、

9時前の分については

お給料は出ないのかと聞いていましたよ?」

弊社も例に洩れず…か、

ちょっぴりぞ~っとした。

さらにこの1年お世話になった、

アルバイトや正社員、講師を頭に思い浮かべる。

あれれ?と思うようなできごとがいっぱいあった。

パートは1人だけ雇用すると募集でうたっているのに、

「一人では不安なので、もう一人雇ってくれたらここで働く」

と研修10日目で言ってのけた20代。

書置きを残して一言もなしに突然来なくなった30代。

辞める際、スタッフからお花まで貰っておきながら、

「また来週にでも挨拶に伺います。」

と言ったきり電話にも出ない40代。

そしてお客様からクレームをもらう原因となったのに、

忙しいからを理由に、メールで謝罪を済ませる50代。

ふと、親しくしていた日本生命の、

元支社長が口にした言葉を思い出した。

「神田先生、僕ね…辞めていく人達には

気持ち良く去ってもらおうと思っているんだ。

その人達がどこで宣伝マンになってくれるか、

わからないから。」

印象深かったので、私も以来そう心がけて来た。

でもねぇ………

ちょっと非常識な人が増えていないだろうか?

“自分の”会社としての意識で

働く人がどれくらいいるだろう。

権利や主張こそ多いけれど、

仕事への意欲・姿勢は今ひとつ。

そんなあなたの態度こそが、

就職が決まらない、退職せざるを得ないという、

理由の一つになっているのだと

教えてあげたいような…

いやいや、止めておこう。

触らぬ神にたたりなし。

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