改修し、白を基調とした明るい雰囲気になった広島大理学部の研究棟

 理工系学部の大学入試で、女子学生を増やすための「女子枠」を設置する動きが広がっている。背景には理系分野におけるジェンダーバランスの不均衡があるが、男子学生にとっては「逆差別」と映る可能性も。女子枠はなぜ必要なのか。背景と今後の課題を探った。

島根大「学部に好影響」/広島大「偏見の壁崩す」

 文部科学省によると、今春入学者の国公立大入試で理工系学部に女子枠を設けた大学は30校で、前年の14校から2倍以上に増えた。統合で昨年10月に発足した東京科学大もその一つ。昨年4月入学の入試から総合型選抜と学校推薦型選抜で導入し、今春入学分では旧東京工業大の学部の女子枠を、58人から149人へと大きく広げた。