ライガーファングを倒したその後死に体の俺はリオンが持ってきていたポーションを滝のように浴びせられ歩ける程度に回復することができた。
「助かったよリオン」
顔を背けられる
「それにしてもあの魔法は凄かったな、精神疲弊とか大丈夫なのか?」
無視される
「…なんか怒ってる?」
「怒ってないとでも!?」
「…ごめん姉さん。勝手に迷宮に行って死にかけて、心配かけた」
「一週間」
「え?」
「一週間なんでも言うことをきくこと!そうしなければ許してあげません!」
「優しいな、姉さんは」
「返事は!」
「仰せのままに」
「なあああああにやっとるんじゃ貴様あああああああ」
「うるさいな」
「態度!!!」
帰るなり飛びかかって耳元で叫ぶ邪神を引っぺがす。
「けどバロールは本当に心配してたのよ。まさか初日から無断で迷宮に挑むなんて…彼女の気持ちを汲んであげて?」
「神アストレア…すいませんでした。余りにも無謀なことをしてしまった。」
「態度!!主神は我!!」
「わかったよ、すいませんでしたバロール様。以降迷宮に挑む際は都度あなたの神意を窺うとしましょう。」
「う、うむ!苦しゅうないぞ!」
邪神と眷属の心温まるやりとりが一段落すると部屋の扉から複数の視線を感じる
みれば見覚えのない少女達が興味深げにこちらを盗み見ていた
「あれが神バロールの眷属…」
「エルフにしてはがっしりとしているな」
「あれがリオンのヒモか~」
「…知り合い?リオン」
「ファミリアのメンバーです。そして、ヒモではない…!」
「ああ、いいところに来てくれましたたね。ちょうど呼びにいこうと思っていたんです」
「お、怒られなくてよかった~、じゃあこれからよろしくね?サウィルくん」
「よろしく?」
「まだ聞いてない?リオンと君はしばらく私たちとパーティを組むことになったの」
「「え」」
「すっかり言うの忘れてたわね、うふふ」
「なんじゃとおおおおおおおお、って妾は聞いとったんじゃった」
「いいのかバロール様。邪神なんだろう、一応」
「一応とはなんじゃ!大邪神じゃぞ!今回もアストレアめがどうしてもというからしょうがなーーく力を貸してやってるだけじゃ」
「ふふふ」
ふいっと顔を背けるバロールにアストレアはにこやかな笑みを浮かべた
「さて、改めて紹介するわ。彼女たちが私の眷属」
「アリーゼ・ローヴェル!これからよろしくね、不良くん!」
「ゴジョウノ・輝夜と申します。以後よしなに」
「アタシはライラ、気楽にいこうぜ」
「俺は不良だった…?俺はサウィル、サウィル・ケスリンという。未熟者だがこれからよろしく頼む。」
深々と頭を下げる。
「ふむふむ礼儀正しいわね不良くん!更生物語が捗るわ!」
「は!大邪神の眷属に更生など必要なし!サウィルは一等のワルになると妾が決めておる!」
「不良ではないしワルにもならないが」
「お主はもう少し自分の命を大事にせい、早死にするぞ?」
「危険を冒してこそ冒険者でしょう」
「おー成り立てのくせにいっちょまえの事を言うのう」
その後次回からパーティで迷宮に挑むことを決め解散したサウィルはアストレア様から貸し与えられた自室で横になっていた
「ほーれ更新できたぞー」
背中から降りた邪神が投げてきた紙をキャッチする
サウィル・エスリン
Lv.1
力:I 0 → H 135
耐久:I 0 → G 206
器用:I 0 → I 42
敏捷:I 0 → H 179
魔力:I 0 → I 0
《魔法》
《スキル》
【
【
【
・負傷時に精神力を回復、一時貯蔵する
・耐久に高補正
なかなかの伸びじゃないか?それに
「スキルが増えてる?」
闘争輪廻
傷つく度に精神力を回復する、か
「バロール、精神力ってなんだ?」
「魔法使う時に消費する力じゃな。無くなると倒れる」
「…魔法使わないのに回復しても意味なくない?」
「その通り!お主のスキル半分死んでおる!!」
「なん…だと…」