授業は1日4時間・息抜きスペースも 不登校の子どもが通いやすい学校が福岡市に開校 90人が入学へ
福岡県内で不登校の児童・生徒の数はおよそ1万8000人で、過去最多となっています。学校に行きづらいと感じている子どもたちの受け皿となる「学びの多様化学校」が4月、福岡市に開校しました。
4月、福岡市早良区の市教育センターに開校したのは、公立の「百道松原中学校」です。
「百道松原中学校」は文部科学省が指定する「学びの多様化学校」で、不登校の経験がある子どもたちを受け入れ、国の学習指導要領にとらわれず、柔軟なカリキュラムを組むことができる特例校です。
福岡県によりますと、県内の不登校の児童・生徒数は年々増えていて、2023年度は過去最多の1万7859人となりました。
不登校の子どもたちの受け皿として、「百道松原中学校」は子どもたちが通いやすい工夫がされています。
■鬼丸ゆりか記者
「こちらはボッチャや卓球台があり、息抜きができるスペースが設置されています。」
さらに、図書室には。
■鬼丸記者
「カードゲームで遊んだり、漫画を読むことができます。」
登校時間は1時間ほど遅く、1日の授業は合わせて4時間で、年間の授業時間数は全体で3割ほど削減しています。
入学式は24日に行われ、2025年度は1年生から3年生まで合わせておよそ90人が入学する予定です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年4月8日午後5時すぎ放送