サプライズで「お花見給食」 閉校控える小学校、教職員が児童のため企画 勝浦の豊浜小
児童数減少のため本年度末に閉校する勝浦市立豊浜小学校で7日、新2~6年生25人が満開となった校内の桜の下で一緒に食事する「お花見給食」を楽しんだ。児童らは人気メニューのカレーライスを頬張りながら「スペシャルだね」「いつもと味が違う」と顔をほころばせた。 同校は、勝浦小と総野小と統合されることが決まっているが“最後の新入生”はおらず、教職員らが在校児童を元気づけようとサプライズでお花見給食を企画した。10年ほど前に地域住民らと学校敷地内に整備した「港が見える公園」で仲良く談笑しながら交流を深めた。 体育館で行われた始業式は「進級式」として教職員が出迎え、児童全員が一人ずつ手作りの花のアーチをくぐって入場。6年の児童(11)は「先生たちがいろいろ考えてくれ、うれしい気持ちになった。給食も外の風にあたりながら食べてみんな楽しそうだった。また、やってみたい」と笑み。2年の児童(7)も「豊浜小はあと1年なので、楽しい1年にしたい」と話した。