No Side
戦いの始まる数日前、薄暗い部屋の一室には二人の男が青く発光するウィンドウを境に向かい合って座っていた。
ウィンドウの傾く側の椅子に座っている帽子とゴーグルとスカーフで顔を隠した少年は指を動かしてウィンドウを向かい側に向けると椅子に深く座って一息吐いてから口を開いた。
「見ての通り、此処には今まで《殺人鬼》が行ってきた戦闘及び殺人のデータが入手できたモノを古い順から片っ端に張り付けてある」
夥しく細かく切り詰められた文字列を見て対面の彼は驚愕する。
豆粒ほどになったスクロールバーやメモと称されるソレは一つだけではなく一つ前の項目に戻ってみればまだまだ項目は続いており、此処で初めて男はこのギルドのリーダーが彼を此処まで自由にしながら信頼しているのかを理解した。
信頼せざるを得ないんだ。
この情報量を自由に引き出せると言うことは、人伝ではなく自分の眼で見たこのギルド全員の情報だってこのように纏め上げられているかもしれない。
そう思っただけでも心臓を直接掴まれているような感覚に陥った。
「そんなに怖がること無いじゃないか。自分だってこの《笑う棺桶》の一員なんだから」
「あ、ああ」
自らの心を見透かされた一言に動揺しつつも不思議な安心感があった。
なぜなら、目に浮かぶ文字列こそ自分が今一番欲しいモノだったのだから。
「まあ取り敢えず読んでみてよ、解ることがあるかもしれないからさ」
今度は二人がウィンドウを見渡せる位置に動かすとスクロールが始まった。
その間赤い双眸の仮面を被った彼はまじまじとそれを見つめていた。
時間がない以上こうした形でしか情報が伝えることが出来ないと足を組んだ少年は嗤う。
男は途切れ途切れの言葉ですら一つも話さずに黙々と文字列に集中し、記憶する。
その間少年は男に内容を男自身の手でコピーさせていた。
そこには少年の明確な意思があったのだ。
人間の記憶とは瞬間的なモノなら十分程度は持続することなどは造作もないことだ。
だが、これほどの集中力があっても人間と言うのはそれを忘れてしまう時が来る。
所謂ど忘れなどがそれに分類される。
そんな脆いやり方は《殺人鬼》に通用しないと二人は理解していた。
「それに、自分は情報を送るってことはしたくないんだ。向こう様にログは残したくないし」
黙々と作業は続けられ、気の遠くなるような時間を過ごした頃には上っていた日が沈んでいた。
「まあ二回も見れば全部映せたでしょ?」
「ああ、一字一句、間違いは、ない」
「じゃあ、気付いたことがあるよね?」
少年の言葉に男は首を縦に振った。
「この膨大なデータでも《殺人鬼》の戦闘パターンを見極めることが出来なかった。寧ろこっちが驚かされてばかりだよ」
「でもね」
男は少年がスカーフの奥で笑みを浮かべていることに気付く。
互いに同じ文字列の並んだウィンドウを見ながら言う。
「「戦闘のやり方に一つも同じモノが存在しない」」
「つまりだ、《殺人鬼》は無意識的に戦闘データには存在しない動きを常に行ってくる」
「なら、その全てを覚えてしまえば、それ以外の戦術しか、奴は取らない」
少年は指を鳴らしてウィンドウを消した。
「そう言うこと。時間の許す限りザザにはそれを覚えてもらうよ」
男もウィンドウを消すとまた薄暗い部屋へと景色が返還される。
「勿論だ、必ず、全てを」
「《殺人鬼》を、殺す」
Side =ジャック=
ってな感じで怪しい作戦会議でもしてたのかこいつらは?
此処までオレが行動を先読みされると言うことはそう言うことぐらいじゃねぇかと推測は出来ていたが、そんな発想力はオレの見込んだ通り。
そのくらいしなきゃオレに追いつけないと思ったところも評価できる点だ。
当たり前だ、オレがそれに気付くことも想定済みと言わんばかりにザザは防御と攻撃をはっきりと分けている。
現にジリ貧になれば装甲の意味を成さないオレの装備の所為でHPは依然として下回ったままだ。
そろそろこちらから手を打つか。
どうせ初撃と言うか予備動作が無くても記憶から攻撃の開始位置を狭められれば防がれる。
だからここまで追いつめられ続けてしまった訳だ。
折角の新装備もお披露目出来ず状況は宜しくない。
やっぱり《R・H・B》の初撃で十分なダメージを与えられなかったのが痛手だった。
それが奴の記憶に追加情報を与えることになってしまったからだ。
輪郭線と関節の動き、ザザに出来る最高の妨害方法を作り出すオレであろうとどうしようもならない部分を凝視されている。
――本当に、《戦略》は一級品だ。
短剣を一回転させ、両足の短剣をしまって一歩前に。
ザザはこの瞬間即座に理解しただろう。
こいつはオレが嘗て行った戦闘パターンの一つだ。
非常にシンプルかつ単純明快。
右手による右下から左上への切り上げだ。
普段ならもっと別の動きを交えてからやってるのだが、今はこれで良い。
ザザはこの攻撃を誘い出しか何かとも思わずに真っ直ぐ防御の体勢を取る。
そう、この攻撃に裏など無い。
純粋なまでの切り上げだ。
――ただ、違うところを上げるとすれば……。
何度目かになる金属同士のぶつかり合い。
重心と手頸の動きと短剣の角度を合わせて短剣とエストックを密着させる。
そこで鍔迫り合いの体勢に持ち込み、ザザも逃げずに身体を前に倒した。
――刹那。
「なっ!?」
ザザの身体がその体制のままどんどん後退させられて往く。
「物理的な《力》が違ぇんだよなぁ!!」
それは外見では判断しきれない潜在能力の範囲に当たるモノだ。
多少心得があるようだが、さっきも言った通りその程度じゃ到底オレには通用しない。
「後が無くなってきたぜぇ?」
オレの言葉通り此処は浮遊する足場であるために全てが繋がっている訳ではない。
その動き方のアルゴリズムは数秒この部屋を見渡しただけで十分に理解した。
ならば、奴が背後に逃げようとする道も簡単に追いかけられる。
鍔迫り合いと言う名だけの蹂躙が始まる。
奴の逃げる方向を力で強引に誘導し下手に動こうものなら一気に攻め切る。
――詰みだ。
《戦略》は出来ていたが《力》ともう一つ、こいつには足りていない部分がある。
オレがそれを教えることは無いが、気付いたその時。
そこでようやくテメェはもう一つの勝利の原則に身を委ねることになる。
まあ、その時間はもう与えねぇんだけどな。
先程よりも強い力を込めてエストックを押し出し体勢を崩したザザのエストックを握っていた腕ともう片方の腕に向かって《シーティ・ビーティア》を打ちこんだ。
もがこうとする身体を脚一本で抑えつけ、はい終了。
苦痛の表情を浮かべても尚、オレの方を睨みつけている。
ここまで激昂する理由がコイツにはあったんだ。
無駄になっちまったな。
「ジャック君待って!!」
だが、心臓部に短剣を刺そうとしたオレを制止した者がいた。
気にせずもう一度大きく振り被り、短剣を下ろそうとすると今度は自慢の速さで肉薄し、オレの腕を掴んだ。
「それは、テメェの前で人が死ぬのをテメェ自身が拒んだからか?」
振り返りもせず、その自己満足の精神を言い放った奴にそれを自覚させる。
その上でこいつは何を言うだろう。
「アスナ」
名前を呼ばれて驚くのか、普通はよ。
「自己満足か?」
先程は黙秘だった故にもう一度問う。
そして、これに答えられなければ短剣で切り刻むと言う脅しにも似たメッセージだった。
「ええ、そう。自己満足よ」
数秒考えてから彼女は最善の決断を下した。
他の人間はこの場から離れているためこの会話を聞かれることもなく、それを気づいていたか解らなかったが彼女はそれを認めたのだ。
「そうか、じゃあくれてやる」
ザザの身体を抑えつけたまま再び《シーティ・ビーティア》を発動させ両足を切り落とした。
確か前にもこんな感じで殺された奴がいたっけなと言う感覚の中、頭を掴んで引き摺りながらアスナの使用した《回廊結晶》のゲートへとそいつを放り込んだ。
――最後に何かを言っていたが、安心しろ、ちゃんと聞こえてっからよ。
「それにしてもグロリアはまだしもPoHと戦ってるあの男性は一体……?」
一仕事終えた所でその方にでも向かおうとしていたのだが、無駄なことを聞いてくるアスナに正直に「あいつ、《JtR》のリーダー」だぞと告げる。
どうせ、自己満足を認めた所から人は始まる訳ではないからだ。
それにお前はまだ誰も殺してねぇだろうがよ。
Side =ロクオウ=
《殺人鬼》に指示された通りの跳躍で登場を決めると辺りは騒然とした。
無駄に良くなった両耳には私に関する考察や《殺人鬼》との関わりも探れているが、所詮他の人がやろうとしていることでは《英雄》には到達すら出来っこない。
《英雄》の迷宮の中でどこかの扉の鍵を拾ったにしか過ぎないのだ。
そんなちっぽけなことを気にかけることは無く、ただただもう一人の『殺人鬼』だけを見据えていた。
「おいおい《殺人鬼》、こいつはどういう要件だ?」
ザザと一触即発の状態になっている《殺人鬼》は何一つ返さなかったため代わりにと私が応えた。
「簡単だ、私がお前を止めろと頼まれた」
「Suck……グーラの危惧してた奴か……?」
これには少しだけ驚いた。
記憶もない状態でどうやって私の事を覚えていたのだろう。
記憶の消滅の破壊力はこの前の《殺人鬼》との戦いでの出来事が物語っている。
これは《殺人鬼》が興味を掛けるのにも納得できる訳だ。
「ならば私も、彼についていろいろ聞かなければならないな」
サーベルを八の字を描く様に振り回し、半歩引いて戦闘態勢に入った。
対してPoHも音に聞く友切包丁を引き抜く。
「お手の程を、最後に現れた《
それが冗談だとしても冗談であると言えないところが妙にムズ痒い。
だから、私はその場で大きく振り被ると左足も大きく上げた。
PoHがそれを疑問に感じた瞬間に急速に左足を下ろして地面を蹴って、跳ぶ。
間合いを一気に詰めるには持って来いの技だ。
幾度と行った練習によりどのタイミングで狙えば虚を付けるかは調べていた。
そして跳んで行った身体は即座に目的のところまで辿り着き、そこで先程まで溜めていたサーベルを放った。
しかし、それはすんでのところでPoHに躱されてしまう。
それでも接近したという事実だけあれば問題ない。
手と両膝で身体を止めるとまた一直線に走り出す。
この距離まで近づいてしまえばこうした一人による疑似的な波状攻撃が出来る。
《英雄》化した時の屈強な体で肉薄されるのは精神にもかなりの負担を掛ける。
PoHも《殺人鬼》に『殺人鬼』と称されるだけあって初撃を躱した点や、こうして直線的な接近を捌いて行く様は並みのプレイヤーには存在し得ない強さがある。
――だが、相手が悪かった。
自分で言うのもなんだがな。
――速さで言えばグロリア。
――防御で言えばシグマ。
――総合的には《殺人鬼》。
彼らとの戦闘訓練は《戦略》を作る猶予を幾つも与えてくれた。
無価値だであったなどと言わせてたまるか。
軌道を少しずつ変えながら角度も付けて決して籠の中からPoHを逃がすことなく攻撃を続けた。
未だ私の方は無傷。
そろそろ何かしてきてもいい頃合いなのに向こう側からは何一つ攻撃は無い。
HPも赤ゲージに入るはずだがっ!?
攻撃をしようと腕を動かした時、まるでそれを待っていたかのようにPoHは自身の前に友切包丁を縦に構えると突進の力も合わさってより威力を増した私の斬撃が当たった瞬間にその場から跳躍し、刃の上を通過して着地するまでに友切包丁を振り下ろし先端部が過ぎ去ろうとしていた私の身体に当たった。
受け流されたか……。
でもそれ程の攻撃では《英雄一式》の絶大な防御力の壁は突破出来ないぞ?
「monster……」
「何を言う、お前もさっき言っていたはずだが?」
「《英雄》、とな」
思わず苦い顔をするPoH。
表情に出ると言うことはかなり焦っていると見れるが、私も人の事を言っている場合ではない。
見切られたのだ。加速する中でそのタイミングを。
既にその時のタイミングと他の攻撃パターンを照らし合わせられているはず。
そうなると別の技を出さなければならないが、それも初撃をしかも虚を突いた瞬間のモノを躱した奴に何が効くのだろうか。
二人とも膠着しながら一定の距離を保ってぐるぐるとその場を回転する。
なら、私が狙うのはPoHが転移結晶乃至回復系アイテムを取り出すその時だ。
手元に狙いを定めつつPoHの目線の先をじっと見ていた。
じりじりと互いに動きもないままその場を二周位しただろうか。
どちらから仕掛けることもなく、もしかすると向こうも私と似たような思考であるのかもしれない。
悪戯に時間を消費していくだけのこの状況を打開するにはどうすればいいか……。
やはり、ごり押しで一気に畳みかけるのが得策だと腿が僅かに持ち上がった。
その時。
――ストンっと音が響いた。
――徐々に背中に広がり始める違和感。
まさか、PoHが狙っていたのは……。
「Reinforcement」
「増援かっ!!」
迂闊だった。
此処でPoHから目を離したのにも、思考を止めてしまった事が。
振り返ったその先には何故か二人とも生き残っていながら戦いを止めた者の一人、グーラが投剣をしたのだ。
彼らと戦っていたところにはまだ距離はあったはずだが、この地形の特性を知っているからこその狙いだろう。
起伏もある浮遊足場では現在私がいる位置はグーラのいる場所よりも低く、狙うにも悪くない。
流石にこの距離でグーラに攻撃することは不可能だと悟り、此処で失態に気付く。
「PoHは何処に……」
振り返ったその先にはあのフーデッドケープの男の姿は無く、足場の起伏に上手く身を隠された。
悟った瞬間にその場から真上に数メートル跳んで見渡すと猛烈な速度で離脱する彼の姿があった。
逃がすかとPoHに対して背を向けると左腕を後ろに、全身に力を込めた。
音声認識の為この技を使ってPoHの記憶に残すことは避けたいが、こうなっては仕方ないことだ。
「《六王拳》!!!」
叫んだ声が洞窟内で反響する。
放った左腕から轟音を鳴らしながら衝撃波が発生し、それを推進力として私の体は後ろ向きに吹き飛んだ。
それでもPoHの往く手を阻むまでには接近できず背中を追う形となったがな。
「《英雄》ってのは何でもアリか?」
顔だけこちらを見て口の端を釣り上げるPoHに向かって一歩目を踏み出したその時。
全身を強烈な倦怠感と眠気が私を襲った。
――これが、代償だ。
《六王拳》についても皆と研究をした。
発動条件は《英雄》と同じく音声認識。
加えて一定以上の高揚感が見られなければ発動はしない。
技の発動場所は先程の様に空中と問われることは無いが、地面の方がより強力である。
概要としては発動した拳の前にできた空間に音と共に衝撃波を放つ技だ。
勿論前回も使った時もそうだったが、この技を発動中の時腕力が格段に跳ね上がる。
射程距離は凡そ十メートルと言ったところだろう。
そして、その代償がこの怠惰への誘いだ。
既に両眼は閉じ切っており、意識を許してしまえばすぐに眠りに就いてしまう。
そうでなくても身体に自重の三倍位の重りを乗せられている様な感覚が相まって最悪だ。
だが、それに負けているようじゃ《英雄》は名乗れないか。
――理性を吹き飛ばせ。
――目の前の敵だけを追いかけろ。
Side out
PoHや幹部格の連中はグーラによってこの場所のアルゴリズムを利用した逃走経路のパターンをいくつか教えていた。
内心必要ないと思っていた彼だったが、ここまで上手く逃げられると敵にしておかなくて幸いだったと苦笑いを浮かべた。
だが、まだ安心をするのはまだ早いと友切包丁を収めることなく、何時この手に握った転移結晶を使うべきか悩んでいる。
階層の選択はどこでもいいとして、その先を読まれてしまえば必ず《殺人鬼》がやってくる。
向こう側を見るにザザでは太刀打ち出来なかったということを悟った。
その彼を再び追い始めたのは不気味な雰囲気を纏う巨体の男。
兜の隙間から見える双眸は彼の知る仲間の一人の様に赤く発光しながら光を引いて走り始めた。
それも戦闘ですら見たことのない奇妙な走り方と速度でだ。
PoHは初めて戦慄と言うモノを覚えた。
楽しいはずの殺し合いも騙し合いも、被る側だったとしても楽しめたそれが、その姿を見たときには嘘の様に消えてしまった。
――こちらに向かってくるのはもはや人ではない。
――四足歩行の《化け物》だ。
体格で言えばゴリラが全うな例だが、速度が尋常ではない。
PoHは逸る気持ちを抑えて冷静にタイミングとルートの選択を行う。
こんなのは浮遊する足場を渡るだなんて生温い。
足場が一本橋にしか見えてこないのだ。
集中力を切らせば奈落の底。
数日前に《殺人鬼》の影響で逃げ出した物がいたことからグーラが選別を行った。
慎重に行われた選別により不要と判断されたモノたちは皆手足を噛み千切られてから穴の下に落とされ死亡。
死因は《高所落下》だった。
そんな奴らの二の舞になるのを男は恐れた。
だから逃走する。
しかし、こういう時にこそ思惑通りにはいかないのが世界である。
彼の逃げ方は非の打ちどころのないものであった。
だが、それを丸ごと塗り替えたのがロクオウの持つ《力》だった。
二人の距離はもう戦闘していたころの距離ほどまでに縮まっていた。
PoHが逃げるのに適した場所に逃げられるとすればあと五つ程は足場を渡らなければならない。
そして、この場所こそが鬼門。
PoHが足場から跳躍した瞬間に地面から足場が突如現れた。
見事その足場に着地し、すぐさま振り返ったPoHを待ち受けていたのは右手でサーベルごとこの地面の端を掴みながら左腕に力を込めている《化け物》の姿だった。
振り被った腕をみて瞬間的に先程の技を打ちこむのだと判断した彼は持っておいた友切包丁を振り被る。
「《ロク、オウ……ケン》」
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!」
紡がれた言葉と叫び声を打ち消すように轟音と金切り音が辺りに響いた。
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はい、どーも竜尾です。
ザザ、アカン。それ死亡フラグや。
作戦会議とかの回想って失敗が常套句ですよね。
僕の思う力の三要素は《力》、《戦略》ともう一つあります。
それらを備えた者を最強と呼ぶのだと思います。
でもってロクオウ対PoH。
相手が悪いですね。なんかPoHが予想以上にあっけなくなってしまいました。
ま、まあ仕方ない。
六王拳の概要もようやく説明できました。
当然ロクオウには代償を乗り越えてもらいました。
さて、どうなるのでしょうか。
【次回予告】
――《
――お前が相手にしてるのは大嘘吐きなんだからな。
――こりゃ、痛そうだな。
「最後の晩餐を始めよう」
――生へ縋りつくだけだ。
次回をお楽しみに!それでは。