相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者ら45人が殺傷された事件で、東京高裁が、殺人などの罪で死刑判決が確定した元職員植松聖死刑囚(35)の再審を認めない決定をしていたことが17日、弁護人への取材で分かった。横浜地裁決定を支持し、再審請求した植松死刑囚側の即時抗告を棄却した。10日付。死刑囚側は不服として、最高裁に特別抗告した。
確定判決によると、16年7月26日、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして19人を殺害、24人に重軽傷を負わせた。職員2人にもけがをさせるなどした。