2025-04-18

結婚制度について

同性の友人との同居にあたり、結婚制度のことを考えることが増えた。

特にどこかを攻撃したり、誰かを非難する意図はない。ごく個人的思考整理の記事だ。

現在日本では、後天的に対等な家族になる方法は主に結婚であり(養子縁組があることは承知しているが、対等かと言われると首を傾げるため除外している)、しか結婚は異性のみが使える制度だ。

結婚における義務は「同居し、互いに助け合うこと」だと認識しているが、これは私が友人としようとしていることとあまり変わらないのに法的に関係証明したり受けられる恩恵がないことに疑問を抱いている。

同性婚可能になるか、あるいは結婚に似た法的な関係ができればいいのに、と思っている。

異性の結婚について、「子どもを産み育てるためのもの」という意見も見かけるが、これについては必ずしも果たすべき義務ではない。義務としてしまえば、異性でも子どもを持たないひとたちや子どもを持てないひとたちも結婚義務を果たせない(=結婚できない)ことになってしまう。

(先日そのような旨の判決が出ていたが、ここでは割愛する)

同性婚が可決すれば、友情婚や偽装婚が増える」という意見も見かけるが、すでに異性婚でもあることを引き合いに出されても困る。異性で結婚する際には感情の種類を問われないのに、同性のときは問われる構図が非対称で変だと思う。

パートナーシップ制度でも「性的マイノリティである」ことをチェックする項目があるのは変だ。

そもそも結婚恋愛と結びつき過ぎていることに違和感を覚える。

誰かと一緒に生きていこうとするとき、そこに必ず恋愛が挟まらないといけないのは不思議だ。人が人と一緒にいたいと思うのは、必ずしも恋ではないはずなのに。

私が「同性の友人に人生を預けて同居しようと思う」というと、周囲には「早いんじゃない?」と言われる。

いわゆる結婚適齢期で、これが男女であれば「じゃあ結婚を前提とした同棲なんだね」とか「結婚するんだね」とかになりそうなのにな、と思ったりする(ごめん、でもこれは男女への解像度ちょっと低いと思う。わたしが男女で適齢期のお付き合いをしていないので)。

人生を預ける気がある」「同居して助け合う気がある」「この人といたら面白い幸せから一緒にいることを選ぶ」が友人との同居を決めた主な理由で、世の結婚を決めたカップルとどう違うんだろう……と考えている。そういうパートナーを選ぶ年齢だよね? 早いかなあ。

もちろん子どもが欲しくなることを考えたら、心配される気持ちもわかる。

今は特に欲しいとは思っていないけれど、あと10年したらわからない。でも友人と同居がうまくいくかもわからないし、異性のパートナーがよくなるかもわからない。未来のことはなってみないとわからないのだ。

とっちらかってしまったが、今のところ誰かと一緒に生きようと思うとき性別立場によらず、同じような恩恵保証が受けられる世になるといいなあと思っている。

  • 要するに、気軽に新しい家族を作らせてほしいんだよな 血族と結婚と養子のほかに「義兄弟姉妹」制度を作ればいい

  • ルームシェア経験あると強みだよ 家買うとかいう話だと「何も考えてないアホ」としてぶっ叩くけど

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