韓国・ソウルの憲法裁判所を見に行った話~ソウル探訪記1
4月初旬に韓国に行く機会があり、せっかくなので気になる場所をいくつか巡ってきた。まずは憲法裁判所から。
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4月4日、憲法裁判所は尹大統領への罷免を宣告した。
当日は暴動を防ぐために最高レベルの警戒態勢が敷かれ、裁判所前には多くの人が押し寄せた。
私が訪れたのはそれから5日後の4月9日だったが、警戒態勢は続いていた。裁判所のある通り一帯が、警察車両によって埋め尽くされている。裁判所前の歩道への立ち入りは制限され、裁判所に近づくことすらできない。
通りを挟んで向かい側はレトロな街並みで有名な観光地で、おしゃれカフェや雑貨店が立ち並ぶエリア。こちら側の歩道は通行可能である。数メートルごとに警官が立っているが、さほど緊迫した雰囲気ではなく、警官同士で談笑などしている。このときデモはやっていなかった。少し離れた地下鉄駅の入り口で、1人街宣をしている男性がぽつんと立っていた。
警察車両のバスが路肩にみっちり並んでいて、通りの向かいにある裁判所はほとんど見えない。バスの隙間から何とか写真を撮った。警官の目が気になり、うまく撮影できない。観光スポットなので人出は多いけれど、私のようにコソコソと裁判所や警察車両の写真を撮っている物好きはいない。思い思いに観光を楽しんでいる様子だった。
警戒態勢のわりには警備する側も道行く人々も、あまり緊張感が無さそうに見えるのは意外だった。罷免宣告から5日経っているからだろうか。立地のせいもあるかもしれない。永田町や霞ヶ関のような官庁街をイメージしていたが、そうではなかった。裁判所が位置する「三清洞」は二つの古宮に挟まれたエリアで、周辺は学校やカフェなどが多く、美術館や博物館もあって、文京地区の趣きがある。
韓国はこれから選挙が控えているし、政情不安定なことに変わりない。テロや暴動がいつ起こってもおかしくない。だから警戒態勢を敷いているのだ。長居は無用。ひとしきり写真を撮った後は早々に退散して、次の目的地に向かった。(続く)
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