閉校する小学校で最後の卒業式 3人の卒業生が巣立つ 諫早

少子化による児童数の減少で今月末で閉校する諫早市の小学校では18日、最後の卒業式が行われ、3人の卒業生が学びやを巣立ちました。

諫早市小長井町の遠竹小学校は152年前の明治6年に開校し、多いときには200人以上が在籍しましたが、少子化で児童数が減り、今月末で閉校します。

18日は、この小学校で最後の卒業式が行われ、卒業生となった荒木伊織さん、高平眞広さん、宮崎希心さんの3人が式に臨みました。

卒業証書を手渡した江口佳也乃校長は「苦しいことがあっても乗り越える力があると信じてほしい。歴史ある小学校の自信と誇りを胸に頑張ってほしい」とエールを送りました。

これに対し、3人は小学校で学んだことを生かしてそれぞれの夢に向かって突き進むことを誓いました。

式のあと、教室に移動した3人は保護者に感謝の気持ちを伝えたり記念撮影を行ったりして、学びやとの別れを惜しんでいました。

卒業生の荒木さんは「最後の卒業式ということもあり悲しい。小学校での思い出を忘れず中学校でも頑張りたい」と話していました。

遠竹小学校は同じ町内にある長里小学校とともに、来月から別の小学校に統合されます。

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