TWilight INSanity
サークル : 永久る~ぷジャンル : 双子STGボイス : -評価 : 75点
原画 : 蒼シナリオ : -発売日 : 2006年12月31日値段 : 1400円
修正パッチありディスクレス可能記入日 : 2013年4月27日加筆修正 : 2014年10月25日






★内容★

 タイトルのTWilight INSanityの大文字を取るとTWINS
 英語でいう双子という意味です。

 このゲームは全キャラ双子で、前方集中型と広範囲攻撃型の双子の切り替えで進めていく形になります。

 

 基本的には弾幕系。
 弾幕と言っても、ばらまき+自機狙いが多いですね。
 バリエーションは若干少なめに感じます。

 そして後半は結構な弾数になってくるので、慣れない人にはつらいかもー。
 しかし、このゲームはボム(TENSION)が強く、相当数取得できるので苦手なところはどんどん飛ばしてしまいましょう。


 難易度は他のゲームに比べると若干低めに感じますが、やはりSTG経験者目線の話。
 かく言う自分もNormalシューターなので、「こんなの簡単だぜ!」とは口が裂けても言えません。
 後半で相当苦労しますし、安定なんてしません・・・。
 全7面もあるので、後述しているプレイ時間の長さがクリアの壁ですね。

 プラクティスをしろ?
 だが、断る!

 ちなみに、誰かでクリアすると、「SEQUEL」という所謂EXステージが解放されます。
 こちらも是非遊んでほしいです。


シナリオ重視?

 このゲームは3組の双子が自機として用意されていますが、
 双子の使用率、侵食率(後述)、選択肢によって32種類のEDが用意されているSTGには珍しいマルチシナリオ
 結構シナリオも雰囲気もお気に入りです。
 ホシミ姉妹も可愛いし。

     
 (左から順に「西條悠莉、真悠」、「羽板さくら、慎也」、「ホシミツバサ、マイハ」です。)

 「ホシミ」姉妹のところには選択肢が出ています。
 この選択によってストーリーが分岐しますが、真EDに行くのは一部だけです。

 シナリオ重視なだけあって、ラスボスのカットインとか恰好良いです。
 これは実際にプレイして見て欲しいですね。


特殊なシステム 1 (ボム)

 

 ボムを使用している画面です
 このゲームのボムは「ツインズテンション」と言ったネーミングになっています。
 この画像ではカットインが入ってて分かりづらいですが、「TENSHON」というゲージを1消費して使用できます。

 発動時に画面上にある敵弾を消し、攻撃力が一定時間上がります。
 かなり強いので、ボスの攻撃なんかは1つ丸々飛ばせたりします。
 是非うまく使ってください。

 そして、このゲームは残機があるのですが、ボムが使用可能状態だと死亡となりません
 所謂オートボム(AUTO TENSION)が発動し、残ボムが0になります
 オートボムは何個ボムが残っていても0になりますが、1回被弾しただけでは死亡にならないのでちょっと安心。

 また、結構ボムが増えますので、使わないことの我慢と、被弾する前の使用を上手く使い分けることが重要です。

 ちなみに、被弾すると5%侵食率(後述)が上がるので、
 シナリオの分岐が若干ずつではありますが悪いほうにいきますので、結局のところ被弾しないようにしろいうとこですね。


特殊なシステム 2 (侵食率)

 画面右下の「P-RATE 35.31%」となっている部分です。

 侵食率とは、敵が画面上に出現している状態で徐々に上がっていき、倒したときに出るアイテムを取得することで下げることができます。
 上記のとおり被弾することでも上昇し、一定以上の数値で選択肢が減っていくので、なるべく上げないようにすることが真EDへの道です。
 ちなみに100%まで達してしまうと、残機があってもGAMEOVERなので注意。(見たことないけど)

 

 (1面のボス「ミア」がエネミーテンション(最後の攻撃)を発動しているシーンです)


特殊なシステム 3 (双子使用率)

 上の画像の右下の「TWINS RARE 60% 40%」の部分です。

 これが片方に偏りすぎていると、真EDに辿りつけないのです。
 しかし「ツバサ」が弱い…。
 中々にめんどくさいシステムです。


長すぎる

 STGにしては異例の長さ。
 真EDにいくとプレイ時間が45分くらいになってしまうのがつらい。
 おかげで最後のほうでゲームオーバーになると再チャレンジをしようという気になれないのがツライです。

 やはり道中が長すぎるのが難点ですね。
 STGのプレイ時間は30分前後が一番だと思います。


グラフィックはもうちょっと頑張ろう

 CG担当は、「蒼さん」という方らしいです。
 非常に良い絵を書かれますね。
 やわらかいタッチで描かれたキャラは非常に可愛いですし、敵キャラの狂気の表情もいい感じです。

 その反面自機や敵キャラのグラフィックはしょぼさが否めません。
 元々自機等が小さいこともあるのですが、動きが硬い。

 演出なんかはすごい良いだけにちょっと惜しいですね。
 全体で見れば良い感じなので目を瞑りましょう。


総評:長すぎるけどほどよく遊べる一品

 ある意味秀逸シナリオADV。
 STGをクリアできるだけの技能があればですが・・・。

 色々と挑戦的な部分があって面白い試みなのですが、制限が多くなってしまって調整をするのが面倒くさいゲームになってしまっている。
 結局のところSTGの腕がある程度ないと、シナリオも良いほうへ分岐できなくって、キャラから入る人に壁とんっています。
 負けじとクリアするだけの根性に結びつけばいいのですが…。

 個人的にはこのゲームは大好きです。


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