| Alternative Sphere |
| サークル : 永久る~ぷ | ジャンル : 超倍率クロスシナリオSTG | ボイス : - | 評価 : 75点 |
| 原画 : 蒼 / 鈴乃音彼方 | シナリオ : 風深音 | 発売日 : 2009年12月30日 | 値段 : 1400円 |
| 修正パッチあり | ディスクレス可能 | 記入日 : 2010年1月19日 | 加筆修正 : 2017年1月14日 |

「永久る~ぷ」さんの双子STGの第三弾です。
大分グラフィックとかパワーアップしましたね、良い感じです。
★内容★
前々作「TWilight INSanity」のスピンオフ。
仮想空間Ill-net、ここで暴走事件が起こった。
これが、「TWilight INSanity」で描かれたバニシングゴースト事件。
それから一年、Ill-netにもうひとつの仮想空間Reverse-netからの干渉を受けるようになった。
次第に干渉がひどくなり、Ill-netの管理者も色々対処を試みるものの、ついにハングアップ。
Ill-net内の多くの人間が意識を失った。
そして、4人が目を覚ますと、目の前には白い髪の少女が立っていた~。
と言う流れらしいです。
「TWilight INSanity」のホシミ姉妹EDを見てると、より楽しめます。
ステージは全6面。
1面と6面以外は、RATE(敵弾を吸収することによって上昇する倍率)によって表ステージか裏ステージか変わります。
2面への分岐条件は「RATEが35000000」以上ですね。
(裏ステージに行ける場合は選択可能。)

使用キャラは4人(5人)で、サポーターを2種類のキャラから選びます。
最後の「ホシミツバサ&マイハ」がサポートキャラなのですが、どれか1人をクリアすると2人のタッグが使用可能となります。


ボタンは、ショット、LifeLine発動(後述)、サポーター(後述)、低速移動の4ボタン。
特殊なものが少しあるので、後述を読んでほしいです。
どちらも面白いシステムになっていますよ。
双子システム
前作までは、双子を切り替えて進むタイプでしたが、
今回の双子システムは、自機キャラ+サポーターキャラである「マイハ」or「ツバサ」(双子のどちらか)を選ぶという方式になっています。
どっちを選ぶかは、見た目で選ぶなり性能で選ぶなり好きにしてください。
全キャラクリアすると、「ホシミ姉妹」が自機が使えるんですけどね。
超倍率クロスシナリオSTGとは
得点倍率(RATE)が各面で一定以上に達成していると、Reverse-netに、達していないとIll-netに入ります。
得点によりシナリオ分岐みたいなものだと思ってもらえばいいかと思います。
尚、それに伴いゲーム途中での選択肢による分岐はなくなっています。
超倍率の部分は、名前の通りインフレする得点システムです。
億とかはすぐに、兆どころか京までいきます。
「ギガ○イング」は禁句だそうですよ。
そうそう、このゲームは同人ゲームにしは珍しく、オンラインで各プレイヤーのランキングが出るんです。
過去にはスコアランキングの1位の人に何か送られたそうですし、いい企画ですね。
他人のスコアが分かるので、スコアラーも楽しめると思います。
ちゃんとリプレイも撮れますし、ここらの細かい気配りはうれしいです。
バリアを上手く使いましょう
前作までと違い、バリアシステムを採用したため、大分違う感じに仕上がってます。
そのため、弾を避ける場面は減り、
きちんとパターンを組んでバリアを随所で使っていくゲームになってます。
ボス戦でも、バリアを小まめに出せば被弾の確率が下がるので、難易度的には若干下がった感じですね。
何回かプレイすれば、たくさん弾を出す敵が分かるので、
取りあえずそこでバリアを張っていけば問題ないと思う。
どうせ倍率を上げるためにバリアを多様するので、自然とポイントが分かってきます。
ボス戦も、小まめにバリアを張って消してを繰り返せば難易度はさほど高くないですが、
後は後述のボムとHPの兼ね合いで悩む部分があります。

サポートバリア発動!
一定時間バリアを張り敵弾を消せます。
長い時間張るほど、使用できない時間が延びるでの管理必須。
ボス戦で弾を消すためにバリアを張っています。
ほとんどの弾を消すことができるバリアですが、
バリアの中心にいる「マイハ」にボスの特殊な攻撃が当たると、バリアが破壊され一定時間使えなくなります。

サポートアタック発動!
そしてもう1つの使い方、サポートアタック。
こちらは、バリアを張りつつサポートキャラである「マイハ」or「ツバサ」が攻撃をしてくれます。
上記の「サポートバリア」に比べてると、バリアのゲージの消費が激しく、張れる時間が短くなります。
攻撃を優先して速攻したいときなんかに使ってください。
バリア=稼ぎor安全
敵を倒すときにアイテムが出ますが、メインはバリアによる敵弾の吸収です。
上の画像の右下部分に、「RATE×2717654809」となっていますが、敵を倒した点数にかかる倍率です。
弾を吸収すると、安全を確保できる上に、この倍率がどんどん上がっていくわけですね。
雑魚相手は割と稼ぎ=安全なシーンが多いんですが、ボス戦は稼ぎを狙いすぎて死ぬこともチラホラ。
自分の腕で吸収すべき弾を決めて進めるゲームです。
けど、バリアを一瞬張って弾を消すを繰り返せば楽になるんですけどね。
やっぱり安全優先ですよ。
ボムを撃つの?撃たないの??
このゲームはライフ制です。
最初にライフが9あり、途中で結構増えていきます。
画面のハートマークがライフで、この画面だとライフが9個ある状態ですね。(最大20まで増えます)

そしてこのゲームの特徴であり、面白い部分なのですが、
被弾すると、「被弾Auto LifeLine 発動」となり自動でボムが発射されるのですが、
ライフが2つ減ります。
画面では「被弾Auto LifeLine 発動」と「サポーターバリア発動」の2つの表示がありますが、
バリア発動には若干のラグがあるために、バリアを張ろうとしたが間に合わなかった場合によくなります。

そしてボムを撃つと「LifeLine 発動」となりライフが1つ消費されます。
要するに、ライフとボムの数が混同しているので、ボムを安易に撃てない作りになっています。
しかし、中ボスや一部の中型の敵が結構ライフを落としてくれるので、ライフの数自体は結構あります。
ボムを使うと1個消費してしまいますが、被弾すると2個消費になりますので、
苦手なところはきちんとボムを使っていきましょう。
他のSTGにはない、中々悩ましく面白いシステムだと思います。
キャラが可愛かったり、音楽も良かったり

これは自機が「マイハ」でサポートが「ツバサ」になっています。
「TWilight INSanity」で絵を担当してた「蒼さん」から「風深音」に変わっています。
前の淡い色の使い方の絵も良かったですが、今回の絵も可愛くて良いですね。
上のはボス戦のカットインみたいな部分ですが、相変わらずの双子がそれぞれ翼を出すのが恰好良いです。
そして音楽ですが、相変わらずどこか昔のゲームを思い出させる音楽。
それでいて耳から離れない曲が多いです。
滅茶苦茶良いわけじゃないのに、いつまでも聞いていたくなるような、そんな曲が多数あります。
お気に入りは「無より生まれし炎」、「夢幻の城」あたりですね。
ついサントラも購入してしまいました。
総評:中級者くらいにオススメしたいSTG。上級者には物足りないかも。
シナリオの分岐はなくなったものの、それでも十分にシナリオSTG。
難易度もそんなに高くなく、お手軽に遊べる一品なのがうれしいです。
前々作の「TWilight INSanity」をプレイしていると、シナリオにもより趣が出てGOOD。
見た目からも入れる内容なので、入門作品としても遊べんで欲しい作品です。
ただし切り返しを覚える前に、バリアで回避することを覚えてしまうということだけが難点ですかね…。
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