「免除と言ったが正しくは緩和」岩屋外相が中国人観光客ビザめぐる答弁を訂正 衆院外務委
岩屋毅外相は16日の衆院外務委員会で、中国人の観光滞在査証(ビザ)に関する3月の自身の国会答弁を訂正した。「観光査証の『免除』と申し上げたようだが、正しくは『緩和』なので、発言を訂正させていただきたい」と語った。立憲民主党の小熊慎司氏とのやり取りの中で自ら述べた。 【まとめ】中国人韓国客に対するビザの緩和措置 岩屋氏は3月28日の衆院外務委で、昨年12月に岩屋氏が中国・北京で王毅共産党政治局員兼外相と会談した際に表明した中国の富裕層を想定した10年有効のビザ新設などに関して、小熊氏と議論を交わした。 この中で小熊氏は「在留中国人が増えてきている。野放図に受け入れるということは、日本社会を悪く変容させてしまうことになりかねない」と述べた。観光客ビザに関しては自民党内から批判があり、岩屋氏は自民議員に対し政府と党で連携していく考えを伝えている。連携の具体的な内容を尋ねる小熊氏に対し、岩屋氏は「観光査証の『免除』に関しては、与党に対して事前の情報提供などについて抜かりがあった点は反省をしている。意思疎通の努力はしっかりしていきたい」と答えていた。