注目のリターン
■□■ 第3ゴール挑戦中! ■□■
皆さまから多くのご支援を賜り、プロジェクト開始から2週間でネクストゴール「150万円」を達成することができました。
深く御礼を申し上げるとともに、私たちからのメッセージと第3ゴール「300万円」について、お伝えさせていただきます。
第3ゴールを達成した場合には、最新の画像保護研究を直接利用できる環境を皆さまに提供します。
この環境の提供は、皆さまからアカデミックな技術に対する率直なご意見をいただき、「今後こうなって欲しい」といったフィードバックを受け取ることで、研究開発に活かせると考えています。
ぜひ、引き続きお力添えをいただけますと幸いです。
詳細: https://camp-fire.jp/projects/832033/view/activities/688277#main
■□■ 目標達成の御礼 ■□■
初日より多くのご支援を賜り、プロジェクト開始の告知から23時間で目標金額「100万円」を達成することができました。
深く御礼を申し上げるとともに、私たちからのメッセージとネクストゴール「150万円」について、お伝えさせていただきます。
詳細: https://camp-fire.jp/projects/832033/view/activities/682105#main
自己紹介
この度は、本プロジェクトにご関心を持っていただきありがとうございます。
私たちは、東京大学の研究員および卒業生を中心とする有志の研究チームで、アーティスト、クリエイターの著作権を保護するための研究と開発に取り組んでいます。
メンバーの専門分野は、知的財産法、情報法、計量経済学、コンピュータビジョン、機械学習など多岐にわたりますが、いずれも著作権保護に関する社会的課題に強い関心を持つメンバーが集まっています。
将来的には、全世界の人が安心して作品を投稿できる著作権保護プラットフォームを開発し、普及を目指しています。
詳細: https://lovlet.jp/about-us
プロジェクトの背景
生成AIの学習における著作権侵害や無断使用が近年深刻な問題となっています。
画像生成AIや音楽生成AIにおいては、オリジナルの作品が無断で利用され、その結果、アーティストやクリエイターが経済的損失を被っているという事態が起きています。
世界各国で訴訟が起きており、アメリカでは、著作権を持つアーティストやクリエイターが、自身の作品が無断でAIに学習され、生成されたコンテンツに使用されているとして、生成AIを提供する企業に対して訴訟を起こしています。日本でも、著作権法を適用した生成AIの利用に関する議論が進んでいるものの、現行の法律ではAIが生成したコンテンツに対しての権利が明確でないなどの課題があり、今後の法改正が求められています。
このような問題を解決するためには、業界全体での協力や、法的な枠組みの見直し、クリエイターの権利を保護するための技術的な対策が必要となります。さらに、生成AIを利用したコンテンツが市場に氾濫する中で、偽作や盗用のリスクも増加しており、コンテンツの真正性や品質を確保するための対策も急務です。
実現したいこと
このプロジェクトの第一段階では、著作権保護を目的とした画像保護プラットフォームを構築し、どなたでも使える形で公開します。
このプラットフォームは、主に次の2つの役割を担います。
1. 生成AIによる学習からコンテンツを守り、自身の作品を保護できる環境を提供します。
2. 自身が生成AIを使用していないことを明示し、作品の信頼性を示せる環境を提供します。
現段階でも、プロジェクトの実現に向けて、現行の生成AIによる学習の仕組みや法律を踏まえた画像保護プラットフォームのプロトタイプを開発し、公開しています。
次のものは、プラットフォームのトップ画面です。
次のものは、プラットフォームの作品公開画面です。
プロトタイプのリリース
2025年1月19日にテスト版をリリースし、Xアカウント(@lovlet_jp)を通して、多くの方々からフィードバックをいただいています。
画像保護プラットフォームの詳細は、こちらに記載しています。
画像保護技術の開発
私たちは、プラットフォーム開発の他、画像保護のための研究開発に取り組んでおり、現在、画像保護技術を無償で提供しています。
画像保護技術の詳細は、こちらに記載しています。
詳細: https://lovlet.jp/image-protection-filter
◼️ 世界各国の取り組み
画像保護技術は、世界各国の研究機関で研究されており、同分野の研究としては、次のような取り組みがされています。
こちらは、本プロジェクトでも参考としている研究です。
MetaCloak (2024)
CAAT (2024)
VCPro (2024)
https://arxiv.org/abs/2408.08518
リターンについて
◆ 1,000円 支援プラン【お礼のメッセージ】
公式サイト内に、私たちからお礼のメッセージを掲載させていただきます。
本企画を応援してくださる方向けのライトプランです。
個別のリターンはありませんので、予めご了承ください。
◆ 3,000円 支援プラン【お名前掲載】
公式サイト内の「クラウドファンディング支援者」に、支援者様のお名前を掲載します。
支援時、掲載するお名前を備考欄にご記入ください。
◆ 10,000円 支援プラン【クラウドファンディング支援者限定バッジ付与+お名前掲載】
お名前掲載の他、サービス内で表示される名前の横にクラウドファンディング支援者限定バッジを表示します。
支援時、掲載するお名前とサービス内でご使用されるメールアドレスを備考欄にご記入ください。
◆ 50,000円 支援プラン【特別支援者としてのお名前掲載】
公式サイト内に「特別支援者」として、支援者様のお名前、アイコン、プロフィール、コメント(任意)を掲載します。
支援時、掲載する内容を備考欄にご記入ください。
◆ 100,000円 支援プラン【企業名・ロゴ掲載】
公式サイト内の「クラウドファンディング支援企業」に、支援者様の企業名、ロゴ画像を掲載します。
支援時、掲載する内容を備考欄にご記入ください。
※ 補足
備考欄には文字数制限があり、内容が収まりきらない場合がございます。
その際は、メッセージ機能にて別途お送りいただければ対応します。
次のものは、「◆ 10,000円 支援プラン」 のクラウドファンディング支援者限定バッジのイメージです。
ご協力者の募集について
クラウドファンディング支援とは別途、本課題の解決と普及のために、ご協力いただけるクリエイターさま(写真家、漫画家、コスプレイヤー、イラストレーター、その他のメディアを使用する職業の方)を募集しています。
ご関心のある方は、こちらのフォームからお問い合わせください。
https://forms.gle/KP4bLkLmEvnVbRnv6
スポンサー企業の募集について
クラウドファンディング支援とは別途、ご支援いただける企業さまを募集しています。
ご関心のある方は、こちらのフォームからお問い合わせください。
https://forms.gle/DP5vKxbNQtKUS9vK8
資金の使い道
皆様からお預かりした資金は、主に「プラットフォームの運用費」に使用させていただきます。
支援資金が目標金額である100万円を上回った場合は、次の費用に使用させていただきます。
・プロジェクトの運営費(人件費)
・プロジェクトの普及活動費
・プラットフォームの開発費
・プラットフォームの改善費
・関連技術の研究費
支援資金が目標金額を大幅に上回った場合は、次の費用に使用させていただきます。
・画像サイズや枚数上限の拡張費
・音楽・映像・その他メディアを対象とした、新たなプラットフォームの構築検討
本支援は、アカデミックな研究を実際に活用していただくための運用費の調達を一番の目的としています。一方で、目標金額を大幅に超えた場合には改めて検討し、その結果を続報としてお知らせいたします。
スケジュール
本プロジェクトの支援募集期間については、次の通りです。
2025/3/13(木)〜2025/5/31(土)23:59まで
リターンについては、募集終了後から順次開始し、6月末までに全てのリターンを実施完了予定です。その後は、皆さまからの支援資金、フィードバックを元に上記の内容を実施していく予定です。
最後に
作品を多くの人に楽しんでもらうために公開しているにもかかわらず、不安や課題を抱えているアーティストやクリエイターが大勢います。本プロジェクトは、小さな研究チームではありますが、この課題を解決するために全力を尽くしたいと考えています。ご支援・ご協力をいただけますと、大変ありがたく思います。
最新情報については、Xアカウント(@lovlet_jp)を中心に発信してまいりますので、こちらもフォロー、応援いただけたら幸いです。
4月14日 お知らせ
※ 本文章は、CAMPFIRE様の審査を得て掲載させていただいています。
トップ画像に関するお問い合わせを受け、現在、今後の対応についてCAMPFIRE様にてご検討いただいております。
本件につきましては、恐れ入りますが、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
最新の活動報告
もっと見る2025年最新の画像保護技術と研究動向
2025/04/04 03:12こちらの活動報告は支援者限定の公開です。150%達成の御礼と第3ゴールに向けて
2025/03/31 17:30この度は、本プロジェクトに多くのご支援を賜りありがとうございます。プロジェクト開始から2週間、ネクストゴールの150万円を達成することができました。また、皆さまからの温かい応援のメッセージは、私たちにとって大きな励みとなっています。改めまして、心より御礼申し上げます。皆様からの応援に応えるため、いただいたフィードバックを元にこの2週間でも多くのアップデートを実施しました。詳細については、こちらをご確認ください。皆様へのメッセージこの数日のニュースでは、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏が、画像生成AIを用いて作成した「スタジオジブリ風」のアイコンを自身のXアカウントの画像に設定したことが話題となり、著作権侵害の可能性について議論が巻き起こっています。学術研究の分野においても、スタジオジブリの画像を用いた画像生成の研究が行われている例は少なくありません。実際、近々紹介予定の画像保護に関する研究論文でも、ジブリの画像や新海誠監督のアニメーション映画の画像が使用されています。2025年現在の状況を整理すると、「画像生成AIによって出力されたものが著作権を侵害しているか否かについて、本格的な議論が始まった段階にある」と言えます。この流れは良い兆しである一方で、裏を返せば、「画像生成AIは、著作権を考慮せずに多くの画像を学習している」という現実も浮き彫りになっています。このような事実を踏まえても、利用規約による保護や著作権法の適用の有無だけでなく、技術的な側面からも、生成AIに学習されない仕組みの構築は必要不可欠であると考えられます。第3ゴールに向けて私たちの画像保護技術では、最新の画像保護技術と深層モンテカルロ木探索(世界トッププレイヤーに勝利した囲碁AIである"AlphaGo"に導入されているような強化学習技術の一つ)に見られる近似アルゴリズムなどを用いて、高速化を図っています。最新の画像保護技術の多くは、GPUの利用が前提となっており、高コストな計算資源を必要としますが、「Mist V2 などの最新の画像保護技術を直接利用したい」というご要望も多数いただいております。そこで、第3ゴールを「300万円」と設定し、達成した場合には、これらの最新技術を直接利用できる環境を提供いたします。この環境の提供は、単なるご要望への対応ではなく、皆さまからアカデミックな技術に対する率直なご意見をいただき、「今後こうなって欲しい」といったフィードバックを受け取ることで、研究開発に活かせると考えています。また、専用の環境を別途構築するのではなく、あくまでご支援いただいた研究開発のための資金の中で、研究開発用の計算資源を一部開放し、皆さまにご利用いただく、といったイメージとなります。当該分野の研究の進捗は著しく、具体的にどの技術を提供できるのか、また、その効果を保証できるのかについては、どうしても基礎研究であるため、不確定な要素が伴ってしまいます。そのため、300万円に達しなかった場合でも、別の形でリターンを還元できるよう、現在検討を進めています。今後の活動やリターンの詳細については、改めてご報告させていただきます。画像保護技術の品質の向上、新たな技術の開発、さらには社会実装と運用に向けて、引き続き尽力してまいりますので、どうぞ引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。Lovletプロジェクトメンバー一同 もっと見る100%達成の御礼とネクストゴールについて
2025/03/14 17:50この度は、本プロジェクトにご関心をお寄せいただきありがとうございます。初日より多くのご支援を賜り、プロジェクト開始から翌日の8時50分時点で、CAMPFIRE内の人気ランキング3位となり、プロジェクト開始の告知から23時間(3月13日0時の開始から35時間)で目標金額を達成することができました。初回の活動報告でこのようなご報告ができるとは思っておらず、皆様の温かいご支援に心より御礼申し上げます。皆様へのメッセージ皆様からは、金銭的なご支援とともに、多くの応援メッセージをいただきました。この現状をなんとかしたいと考えている方が大勢いらっしゃること、そして私たちの取り組みに共感し、応援していただけたことが、何より嬉しく、大きな励みとなりました。改めまして、メンバー一同、心より感謝申し上げます。生成AIを巡る問題は、世間で認識されている以上に深刻であると考えています。画像生成AIを活用することで、他人の著作物を簡単に模倣することができ、悪意のある人は、「あなたのおかげで儲けさせていただきました」といった心無いメッセージを創作者に送る事例もあります。現在、法律では創作者を守るための動きが進んでおり、大手企業はこのような行為が行われた場合、法に基づいて訴訟を提起することが可能です。一方で、これから成長する若いクリエイターには、戦う力がありません。法整備が進んだとしても、被害を立証することは容易ではありません。例えば、著名な画像生成AIの一つであるStable Diffusionには、50億を超える学習データが使用されています。これらのデータと被害対象となったデータの照合や、実際に被害対象のデータが使用されているかなどの立証は、極めて困難です。テキストベースに変換することで高速に画像とテキストを比較するCLIP類似度と呼ばれる技術なども近年採用されていますが、それでも簡単ではありません。私たちは、画像保護技術(透かし、敵対的摂動、敵対的ノイズ、スタイルクローク、クローキング、ポイズニングなどと呼ばれます)の研究を行なっていますが、昨年4月には「私たちが考えるよりも画像生成モデルは脅威である」(意訳)といった論文が発表され、ほぼ全ての保護技術を無効化する研究も発表されています。※ ただし、その反論論文が今年2月25日から3月4日に開催された、最も権威のあるAI国際会議の一つである「AAAI-25」で発表されており、その内容については支援者向けの記事で、今後紹介予定です。本課題は、すぐには解決できない、あるいは永遠に解決できない側面を含む深刻な問題だと考えています。一度盗用されたデジタルデータを取り戻すことはほぼ不可能に近く、現時点ではどうしようもない、解決が難しい側面もあると思います。一方で、これから成長する若いクリエイターの芽が潰れてしまう、そのようなことは決してあってはならず、そのような事態が起きない環境を一つでも提供したいと思っています。今の世の中で創作活動をしている方々は、辛い状況に直面することが多いと思います。ですが、本プロジェクトが提供する環境に限らず、自身のパソコンやスマートフォンの中であっても、作品を残し、記録していくことには大きな価値があります。そのような姿勢は、信頼に繋がり、見守ってくれる人々も必ずいます。ネクストゴールに向けて現時点では明記していないリターンとなりますが、目標金額を超えた一部につきまして、一部のご支援者さまに、「クローバー」と呼ばれるプラットフォーム内でユーザーの活動を応援できるサービス内ポイントを付与する予定です。ぜひこれから成長する若いクリエイターや努力を重ねているクリエイターをご支援していただければ嬉しく思います。ネクストゴールとしては、CAMPFIREの手数料17%を差し引いて残る金額を考慮し、ネクストゴール「150万円」として、そのご支援を元にクローバーの付与やさらなるリターンの検討を行いたいと考えています。今後の活動やリターンの詳細については、改めてご報告させていただきます。改めまして、クラウドファンディング初日より、大きなご支援と応援をいただき、ありがとうございます。今後もさらなるご支援をいただけると、取り組みの幅が広がるため、大変助かります。長期的な課題解決に向けて尽力してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。Lovletプロジェクトメンバー一同 もっと見る
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