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※この設定例による表示の確認は以下の環境下で行っております。 ビデオカードの違いなどにより、必ずしも表題どおりの画面表示にはならない場合もありますので、 あくまでも「参考程度」ということでご了承下さい。 (1)「SONY E220」(1600×1200まで映せるCRTモニタ)+「GeForce FX 5200 (128MB)」 (2)「 I・O DATA LCD-A171KB」(SXGA(1280×1024)の液晶モニタ)+「RADEON 7200 (64MB)」 Index [1]ドット(それなりに)クッキリ表示 [2]CRTモニタのフルスクリーンでドットクッキリ表示 [3]液晶モニタでドットクッキリ表示 [1]ドット(それなりに)クッキリ表示 (1)メニューバーの「オプション」から「デフォルトゲームオプション」を選択し、 「標準のゲームのプロパティ」を表示させます。 (2)プロパティ画面は複数に分かれており、ウィンドウ左側の項目をクリックすることにより、 プロパティ画面を切り替えることができます。 左側の項目、一番上の「画面」と上から3番目の「画面」、この2つの設定内容が 以下のとおりになっていることを確認します。 ちなみに、どちらも設定内容はデフォルトのままです。 (3)次に、左側の項目、上から2番目の「高度な設定」では、 「トリプルバッファ使用」にチェックを入れ、「プリスケール」を「 3 」にします。 それ以外は、全てデフォルトです。設定内容は以下のとおりです。 (4)設定が終了したら、「OK」をクリックします。 この設定は、バイリニアフィルタを有効にすることでドットを均し、「プリスケール」を 大きくすることによって、そのバイリニアフィルタで発生する「ぼやけ」を軽減させております。 いまいち「シャープさ」には欠けるものの、表示速度も速く、 CRTと液晶、どちらのモニタでもそれなりにキレイな画面表示ができる設定です。 しかし、「軽減されたぼやけ」ではなく、もっと完全な「クッキリ」にこだわりたい場合は、 以下からの設定を試してみて下さい。 [2]CRTモニタのフルスクリーンでドットクッキリ表示 (1)メニューバーの「オプション」から「デフォルトゲームオプション」を選択して 「標準のゲームのプロパティ」を表示させ、左側の項目、一番上の「画面」と 上から3番目の「画面」、この2つの設定内容をデフォルトにします。 デフォルトの内容は、上記[1]の(2)を参照して下さい。 (2)次に、左側の項目、上から2番目の「高度な設定」では、 「画面描画方式」は「DirectDraw」に、「ハードウェア拡大表示」のチェックを外し、 「 トリプルバッファ使用」と「画面解像度を変更」にチェックを入れます。 それ以外は、全てデフォルトです。設定内容は以下のとおりです。 (3)設定が終了したら、「OK」をクリックします。 ※この設定直後は、画面から大幅にはみ出て描画される等、画面表示が 正常にされない場合があるので、その際は一旦MAME Plus!を終了させてから、 再度起動し直してみて下さい。 この設定は、ゲーム画面に応じた最も低い解像度に自動で変更されるので、 描画ドット数も少なく、速い画面表示が可能です。 ゲームによってはドット比率の関係で画面の左右、 もしくは上下が不自然に空いてしまう場合もありますが、 CRTモニタで、とにかくドットをクッキリと表示させたい場合には、おススメです。 [3]液晶モニタでドットクッキリ表示 描画方式「Direct3D」でバイリニアフィルタを無効にすると、 とりあえず拡大時のぼやけはなくなりますが、 ウィンドウサイズ(厳密にはウィンドウの枠部分を除いた表示画面サイズ)が きっちりゲーム画面のドット数の「整数倍」になっていないと、ドットの歪みが発生します。 以前MAMEには「cleanstretch」(MAME Plus!では「整数倍に拡大」) という設定項目があり、それを「full(フル)」にすることで、 画面サイズを容易に整数倍にすることができたのですが、 現在ではその項目がないため、MAME側で整数倍のサイズを指定することができません。 かと言って、マウスカーソルでウィンドウの端をつかんで、 「手動」で1ドットの狂いもなく整数倍のサイズにすることはほぼ不可能なので、 ウィンドウサイズを数値で指定して変更できるソフト「Windowサイズ!」を使用して 整数倍の大きさにし、ドットの歪みを解消することにします。 (1)メニューバーの「オプション」から「デフォルトゲームオプション」を選択して 「標準のゲームのプロパティ」を表示させ、左側の項目、一番上の「画面」を選択します。 そして、「ウィンドウ表示」にチェックを入れ、「ウィンドウ最大化」と 「表示比率を固定」のチェックを外します。 それ以外は、全てデフォルトです。設定内容は以下のとおりです。 (2)次に、左側の項目、上から3番目の「画面」、この設定内容をデフォルトにします。 デフォルトの内容は、上記[1]の(2)を参照して下さい。 (3)そして、左側の項目、上から2番目の「高度な設定」では、 「バイリニアフィルタ有効」のチェックを外し、「トリプルバッファ使用」にチェックを入れます。 それ以外は、全てデフォルトです。設定内容は以下のとおりです。 (4)ここまで設定が終了したら、「OK」をクリックします。 ※ここまでが、事前に設定しておく内容です。 以下からは、「MAME Plus!」実行時の設定となります。 (5)MAME Plus!実行前に、「Windowサイズ!」を起動しておきます。 ウィンドウ内の項目「位置」は、あらかじめ「センタリング」にしておくと良いでしょう。 (6)MAME Plus!でゲームを選択し、ゲームが起動する直前(以下の画面)まで進めます。 (7)「Windowサイズ!」の左上にある照準アイコン上でマウスの左ボタンを押し (ここでマウスカーソルが照準のような形になります)、 そのままボタンを離さずに照準カーソルを移動させ、MAME Plus!のウィンドウ上でボタンを離します。 (8)すると、「Windowサイズ!」がサイズを変更するウィンドウを認識するので、 「サイズ」欄に横・縦のサイズをドット単位で入力し、「Set」ボタンをクリックすることにより、 ウィンドウサイズを変更することができます。 ※「サイズ欄」に入力する数値について 縦・横それぞれ基となるドット数を整数倍した後、ウィンドウの枠分のドット数も加えます。 ちなみに、「WindowsXPスタイル」のウィンドウでフォントサイズが「標準」の場合、 横には「 8 」、縦には「 34 」を加えます。 上の「グリッドリー」を例にすると、基の画面が 256×240 ドット、 それぞれを4倍にすると 1024×960 ドット、さらにウィンドウの枠分のドット数、 横の「8」と縦の「34」を加え、「 1032×994 」となっているわけです。 もし、ウィンドウのデザインやフォントサイズが上記とちがっていて枠分のドット数が わからない場合、変更前の「現サイズ」のドット数を確認してみましょう。 「Windowサイズ!」の照準カーソルを合わせてウィンドウを認識させた瞬間、 「現サイズ」欄にはその時点でのサイズが表示されます。 このサイズから、(6)の起動直前画面に出ている基のサイズを引くと、 枠分のドット数がわかります。 上の例では、[横] 264-256=8 [縦] 274-240=34 となり、 「WindowsXPスタイル」のウィンドウでフォントサイズが「標準」の際の数値と、一致します。 ここまで、「Windowサイズ!」を使ってウィンドウの大きさを変更する方法を紹介しましたが、 これはあくまでも「基本的な手順」で、実際には、一度入力したサイズはショートカットとして 登録できるなど便利な機能もありますので、詳しい使い方は「Windowサイズ!」の ヘルプ等でご確認下さい。 なお、こちらに「Windowサイズ!」用の設定ファイルを用意しました。 この設定ファイルには、SXGA(1280×1024)の液晶モニタ、「WindowsXPスタイル」のウィンドウ、 フォントサイズが「標準」、以上の条件で最適な数値が入力されています。 これをダウンロードして「Windowサイズ!」本体と同じフォルダに入れると、 「Windowサイズ!」の「ショートカット」から、画面サイズごとにあらかじめ設定されている 最適な数値を選んで使用することができるので、数値を計算する手間が省けます。 環境が上記の条件に合っている場合、よろしければ使ってみて下さい。 この設定方法、数値を計算する必要があったりなど、かなり手間はかかりますが、 正しい数値を指定することにより、非常にクッキリと映ります。 興味を持たれた方は、ぜひ一度お試し下さい。 ※描画方式を「DirectDraw」にして「ハードウェア拡大表示」のチェックをはずすと、 自動的にウィンドウサイズに応じた整数倍の大きさで描画されるので、 ドットの歪みは発生しません。 しかし、画面を拡大すると「コマ落ち」が起きるなど、 「Direct3D」よりもかなり描画速度が劣る場合もあるようなので、 ここでは「Direct3D」で整数倍の大きさにする方法を紹介しました。 もし「DirectDraw」で拡大表示をしてもコマ落ちが起きない環境であれば、 上記のような数値を入力したりなどの手間をかける必要がないので、 そのまま「DirectDraw」を使用しても良いかと思います。 このページのIndexへ戻る (画面左にフレームが表示されていない場合、上の「TOP」をクリックして下さい) |