香川 丸亀 離島に子育て世帯が移住 小中学校が再開
この春、子どものいる世帯が移住してきた香川県丸亀市の離島・広島で休校となっていた小学校と中学校が再開することになり10日、記念の式典が行われました。
丸亀市の離島・広島にある広島小学校と広島中学校は、在籍する児童・生徒がいなくなり小学校は平成22年度から、中学校は平成21年度からそれぞれ休校していましたが、この春、子どものいる2世帯が、島に移住してきました。
このため、2つの学校が再開することになり小学校に3人、中学校に1人のあわせて4人の転入生と新入生を迎えて再開校式と入学式が行われました。
再開校式では、地域の連合自治会長の横瀬實さんが「4人の子どもが、休校中の学校の扉を開いた。島で心を磨いて体をしっかりと鍛えてほしい」とあいさつしました。
続いて入学式が行われ、子どもたちは担任の教員から名前を呼ばれると元気よく返事をしていました。
最後に地域の有志でつくる合唱団が校歌を歌って子どもたちを歓迎しました。
千葉県から移住してきた中学1年生と小学5年生の兄と妹は、「楽しい中学生活を送れたらいい」とか「自然が豊かで、まわりの人がしゃべりかけてくれるのがいい」と話していました。
2人の父親は「海の目の前に学校があるロケーションに感動し、子どもたちをこの学校に通わせたいが再開は難しいだろうと思っていた。みなさんの尽力で再開が実現し本当にうれしい」と話していました。