キャンドルジュンさん(47)
東日本大震災が起きた日(3月11日)を「祈りの日」と心に刻む。
11日の月命日は、自身が主宰する災害支援団体の仲間やボランティアらと福島で一日を過ごす。地域の人々と、その土地の料理を一緒に作って食べ、音楽や体操で心と体をほぐしてもらい、夕方からは「キャンドルナイト」。自ら創作する大小のキャンドルに灯をともす。「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」が合言葉だ。
長野県松本市生まれ。バイオリンの製作者を父に持ち、幼い頃から工房で遊んでいた。「いつか自分も職人になる」と思っていたが、「父が望んだのは弾くことだった」。バイオリニストになるための英才教育から逃れるように高校卒業後、家を出た。「自分がなぜ生まれ、どう生きるべきか。立ち止まって考える時間を作ろう」と思い立った時、「ろうそくのほのかな明かりが自分を支えてくれた」。
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