当事者だからこそ伝えられる!ADHDの特性エピソード5選
今日は成人の日。
筆者がかつて受け持った子どもたちも、成人に近づいてきている子が多い。
初めて受け持った子たちにいたっては、今年で社会人デビューです。
同じ社会という舞台で共に戦えることをワクワクしています🎵
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
さて、2024年第2週の「お品書き」を発表しまーす🎵
📘今週のLIBRARYのラインナップ📗
(2024.1.8~1.14)
【月曜日】
当事者だからこそ伝えられる!ADHDの特性エピソード5選
【火曜日】
発達凸凹がある子も納得!喧嘩を治める「喧嘩両成敗」の方法とは?
【水曜日】
~子どもと関わる人へ~「これだけは読んでおいてほしい」書籍3選(一部有料)
【木曜日】
あなたは何型タイプ?人間の欲求を基に分ける4タイプの性質
【金曜日】
LD支援×作文指導 文章上達のステップを解明
【土曜日】
心を動かす授業をつくる「教材研究」方法を大公開!
【日曜日】
道具箱を見ると頭の中が分かる!ADHDでもできる整理整頓法
読みたい記事があれば、是非、LIBRARYにお越しくださいね✨
ADHD。
注意欠如多動症。
現在は注意欠陥多動性障害という名前ではなく、注意欠如多動症となっています。
なぜなら、ADHDは障害でも何でもなく、「特性」だからです。
脳の機能バランスが偏っているために起こる、行動の特徴と捉えて構わないと思います。
その特性が故に、社会に適合できなくて様々な障害が発生してしまうことが、適応障害であったり、うつ病であったり、パニック障害であるというように捉えています。
その行動の特徴を把握し、適した環境や習慣を身に付けていくことで、その特性を楽しみながら上手に付き合っていくことができる。
ADHD当事者である筆者は、そのように思っています。
とは言え、そう落ち着いて言えるようになったのも、30代を過ぎてから。
それまでの人生においては、常に周囲から「変わっている」と言われてきた筆者です笑
この記事では、そんな筆者の経験から語るADHDの特徴を楽しく紹介できればと思います。
リラックスしながらご覧ください。
ADHDの特性
ADHDは、大きく分けると3つの特性があります。
それが、
衝動性
多動性
不注意
の3つです。
ADHDの人は、3つとももっているパターンが多いですが、その中でも顕著に特性が現われるものが1つか2つ存在します。
例えば筆者の場合は、衝動性・不注意が顕著なタイプとなります。
この記事は、ADHDの一般的な学びを提供するというよりも、筆者のエピソードからADHDの特徴を知ってもらうという形式ですので、
ADHDの一般論的な詳しい解説はまた後日。
ここからは、筆者の中で非常に印象に残っているADHDの特徴を主としてお伝えしていきます。
筆者に顕著に現れていたADHDの特徴5選は以下の通りです。
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
❶止まると寝る
❷思い立ったら即行動
❸「管理」こそ宿敵
❹ながら作業大好き
❺追い込むと火が点く
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
1つ1つ、エピソードを紹介していきますね。
❶止まったら寝る
ADHDの特性の中で、最も困ったのが、「止まったら寝る」というもの。
よく「止まったら死ぬ」という表現がありますが、筆者の場合は「止まったら寝る」なのです。
ですので、じっと座っているということが得意ではありません。
座っていても、常にどこかは動いている状態です。
足が動いていたり、何かの作業に没頭していたり、もしくは頭の中がグルグルと思考で渦巻いていたり。
この「止まったら寝る」という特徴が中学校になった頃から顕著に現れ始め、中学以降の授業はほぼ寝ているか、頭の中で妄想をしているかのどちらかでした笑
高校、大学も当然ながら沈没。
成績もクラスの下から2、3番目ぐらい。
ただ、テストや入試など、自分が目標を決めて、その目標を達成することにワクワクし、自分で戦略で練って、自学をするスタイルの場合は例外。
その時は驚異的な集中力が発揮され、長期的なゾーンに入ることができるのです。
教員になった初任の時も、職員会議は全滅。
向かいの席に座っている1こ上のお姉さまに足で何度もこづいてもらう始末でした笑
教育実習の帰り道に乗るバスでは、毎日終点まで寝てしまい、バスの運転手に起こされる日々。
ただ、20代後半からは、段々とそれをコントロールできるようになってきました。
今では、滅多なことでは会議で寝なくなったので、不思議です。
おそらく年齢を重ねることにより、脳のホルモンバランスが変わったのでしょう。
それでも、じっと座っていることは苦手で、常にどこかが動いてしまうのは変わりませんが・・・笑
❷思い立ったら即行動
これは「ザ・ADHD」といった特性ですね。
筆者の場合、思い立ったら気付かぬ内に行動していたというよりも、「思い立ったことを実行しないと気が済まない」という感覚に近いです。
だから多少の我慢ができます。
ただ、その間は、
「やってみたい。やってみたい・・・」
というフラストレーションが溜まっていっているので、いざその時になれば莫大なエネルギーをもって行動できるといった感じです。
ですので、「バックパッカーとして海外を見て回る!」と思い立った時も、1年間ほどバイト生活に明け暮れ、その間にフラストレーションを貯めていたといった感じ。
ただ、Amazonでの買い物や、研修・セミナーなどの申し込みは、ある種危険笑
ボタン1つクリックするだけで動作が完了してしまうので抑制がかけづらい。
気付けば、年間60回ほど研修・セミナーに出かけていたり、Amazonの本代の請求が15万円ほど来たりするので、要注意です笑
これも、30代からかなり抑制できるようになってきました。
❸「管理」こそ宿敵
スケールが大きく、スリルがあることが大好きな筆者。
それは常に脳の覚醒が低いから。
覚醒が低い脳を目覚めさせるためには、刺激が強いことを求めたり、何かに熱中する必要があるのです。
だからこそ、細かい、地道なことが本当に苦手でした。
大学のカリキュラムを組む時も、組み方の訳が分からず、放ったらかし。
ただ、本当に、人に恵まれていたので、お世話役のような女の子がいて、その子が色々教えてくれ、
「〇〇ちゃん、来週テストだよ!あんたどうせ範囲分かってないでしょ!教えてあげるから!」
「サンキュー!!まあ、多分余裕でしょ♪」
という根拠のない自信に満ちている筆者を度々嗜めて、何度も窮地を救ってくれました笑
今ではこの恩は一生かかっても返しきれないと思っており、何かあれば、命を懸けてでも助けたいと思っています。
教師になってからも、まあ管理管理に苦しめられる日々。
ただ、自分が夢中になり、本気の状態が覚醒すると、主体的にどんどん吸収する特性をもっているので、社会人になって4~5年目で、ようやく身の周りのことが管理できるようになったという感じです。
❹ながら作業大好き
筆者は、とにかく、複数のことを同時に行うことが大好き。
脳は、複数のことを同時に行うと、ドーパミンが分泌されるので、ADHDはドーパミンの分泌が少ないという脳の特性上、落ち着くのだと思います。
YOUTUBEを流しながら料理をする。
YOUTUBEで音楽を流しながらゲームをする。
オンラインで研修を受けながら仕事をする。
などなど。
ただ、本当にクリエイティブな活動をする時は、一点に集中する必要があります。
また、「ながら」とは表現が違いますが、スケジュールを一杯にまで埋めてしまう習性があるので、同時にやるべきことが多く発生し、アドレナリンが出る状態を常に作りがちです。
教材研究をする。
学級通信を書く。
日記へのコメントを書く。
研究記録を残す。
部活をやる。
クラブチームで練習をする。
などなどのタスクを1日にギュッと詰め込み、疾走感ある1日を送り、疲れた状態で眠りに入る。
これがある種、理想的だったのです。
時には、自分が不得意とする種類の仕事でそれを行ってしまい、
そのキャパシティと心理的負担が相まってメンタルダウンした時もありました。
その経験をしたお陰で、今ではオートで「これ以上やったらよくない」というラインセーブが行われるようになりましたし、
不得意な環境に身を置かないという調整もできるようになりました。
正直、これはでかい。
ですので、今ではほどよく疲れるラインで、自分のペースをコントロールできています。
❺追い込むと火が点く
とにかく面倒くさい作業が嫌いな筆者。
特に「管理」。
学校の会計業務などは、20代の頃はとにかく後回しにしがちでした。
その結果として締め切りギリギリにまで追い込まれる。
ただ、追い込まれると火が点き、締め切りに間に合わせるようにやる。
そんなことの繰り返しで生きてきたと思います。
仕事術を真剣に考え始めてからは、エネルギー分配を如何に効率的に行うかという視点が生まれたので、会計業務も、早め早めに情報を整理していき、余裕をもって仕上げることができるようになりましたが。
主体的に学ぶようになり、仕事に工夫点を見つけることで「楽しさ」が生まれると、一気に「攻め」モードにチェンジするのです。
そして、追い込むと火が点くのと同様に、ピンチであればあるほど肝が据わるという特徴もあります。
50名、100名の前で講座をしたり、授業をしたりしなければならない。
直前までは、
「どうしよう」
「この順序の提示でいいだろうか」
「この台詞を言うつもりなのが抜けていた」
などのモヤモヤした不安な状態になりがちなのが、いざ始まって前に立った途端に、
「さあ、どうやって楽しんでもらおうか!」
「どうやって感動を生ませようか!」
といった思考に、スパッと切り替わるのです。
よって、筆者自身は緊張しているのですが、
「全然緊張しているように見えない」
と言われます。
とは言え、自分が苦手とする場所で自分を追い込むのは、メンタル的な負担が大きい。
自分が得意、もしくは平気な場所で、ほどほどに自分を追い込むことは成長を期待できるのではないかと思います。
まとめ
小学生の多動性や衝動性は、小学5~6年生になると、大々的に目立つようなものは少なくなると言われます。
立ち歩きなども小学3~4年生から徐々に減っていきます。
それはやはり、身体や脳の成長によるホルモンのバランスが変わるからでしょう。
そして、筆者自身が体験したのは、20代になってもホルモンバランスは変わるということです。
ADHDの特徴が明らかに、なだらかになってきたのは30代から。
現在は、1つのことに爆発的に集中するという力が弱まった反面、全体的なトータルバランスを考えることができる力が増してきたと思います。
筆者は、自分自身で、自分のADHDの特性を認め、それによって人生のたくさんのことを乗り越えてくることができたと感謝するようになってから、かなりこの特性と共存できるようになってきた。
今では、自分の「楽しい」「ワクワクする」人生にとって、なくてはならない相棒のような存在になっています。
ADHDは行動の特徴。
特性自体が障害なのではありません。
障害が生じるのは、環境との不適合です。
よって、自分の特性を生かす工夫を重ねつつも、環境が本当に合っているのかも考えながら、より特性を発揮させる方面へ舵を切ると、人生がより豊かになるのではないかと思います。
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「コメント」も残してくださる有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。
いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!
明日の記事は、
発達凸凹がある子も納得!喧嘩を治める「喧嘩両成敗」の方法とは?
です。
かつて荒れている学年を受け持った時、毎時間のように喧嘩が多発していました。発達凸凹を抱える子ども同士の喧嘩をどのように対応していくのかを記事にします。
是非、楽しみにしていてください🎵
皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊
共育LIBRARYは、りょーやんの記事だけではなく、
共同運営マガジンも併設しています。
開設して1ヵ月で50名以上もの方に参加いただいています!
マガジンの仕様上、メンバーは限定100名までとなっています。
共に手を取り合い、共に成長していきませんか?
ご参加希望の方は、気軽に上記の記事にコメントしてください🎵
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コメント
19初めてコメントします。
先日、ADHDの子が出てくるお話を書いて投稿したんですが、りょーやんさんのも読んでからの方が良かったかな?…と、少しモヤモヤしつつ。
止まったら寝るというのは、初耳でビックリしました。
しかし読んでいて、誰しも二つ、三つは当てはまりそうなことかな? と思いました(程度の大小はあるのでしょうが)。
当事者も周囲も、上手くやっていく為には、世間全体の理解度を深めることが必須ですね。
>>女王まりかさん
そうなんですよね😌
世間でいうADHDってハードルが高すぎるんですよね😓
ほんの少し特徴があっても、ある程度あってもADHDの「特徴」と捉えればよいのに、「障害」とつけると明確な基準線があるように感じてしまうんです。
りょーやんがある時受け持っていたクラスでは、クラスの30%が何らかの特性をもっている子どもだったので、世間の認識よりも特性を持っている子はもっといるはずだと思っています🌟
私もADHDです。止まったら寝るはよくわかります。会社の事務作業で座って単純作業だと頭がボーとなり眠くなります。一番困るのはつかれすぎると歩いていても眠くなるのでもう眠るのが趣味なのかと思ってしまいます。
>>ゴン太さん
とてもよく分かります😌💡
単調作業、エキサイティングしない仕事、緊張感がそこまでない仕事の場合は、この眠くなる現象がおきますね😂それか非常に身体が重くなる😅
疲れすぎると脳の行動を抑制する部分の機能が落ちてしまうんでしょうね・・・!!
だから、覚醒が落ちて眠くなってしまう・・・
睡眠は確保しつつ、ワクワクできる仕事を探していけたらベストなんでしょうね😌🌸