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【速報】「検察を信じなければよかった」地検元検事正からの性被害訴える女性検事会見「二次加害」訴え 刑事告訴された副検事「不起訴」受け、検察からの“口止め”メールも

2025年4月15日 10:11
【速報】「検察を信じなければよかった」地検元検事正からの性被害訴える女性検事会見「二次加害」訴え 刑事告訴された副検事「不起訴」受け、検察からの“口止め”メールも
性被害を訴える女性検事(15日)

 大阪地方検察庁の元検事正からの性被害を訴える女性検事の情報を周囲の職員に漏らしたなどとして、懲戒処分になった副検事について、刑事処分上は不起訴となったことをめぐり、女性検事は15日、処分発表後では初めてとなる会見を行いました。

 会見で女性検事は「厳正な真相解明と処分を求めていたが、ひどい形で裏切られた。今となっては検察庁を信じなければよかったと思う。検察庁までも被害を訴える私の口を塞ごうと“二次加害”をしている」と涙ながらに訴えました。

 その上で、「自分のやっていることに意味がないと思うこともあるが、誤ったことを正すということを諦める方が、もっとつらいと思う自分がいる。自分を失うことになる」と語り、不起訴処分に対して検察審査会に不服を申し立て、第三者委員会による検証を求める考えを示しました。

■性的暴行の罪に問われる元検事正 女性検事の被害を言い広めた副検事は「不起訴」

 起訴状などによりますと、大阪地検元検事正の北川健太郎被告(65)は、検事正在任中だった2018年9月、酒に酔い抵抗するのが困難だった当時の部下の女性検事・Aさんに対し、性的暴行を加えたとして準強制性交の罪に問われています。

 北川被告は去年10月に始まった裁判で、当初、起訴内容を認めた上で謝罪していましたが、その後、「同意があったと思った」などとして、一転して“無罪”を主張する方針を示しています。

 一方、Aさんは、北川被告の元秘書である女性副検事(50代)について、刑事告訴・告発。被告側に捜査情報を漏らしたり被告側との通信履歴を削除したりしたとして、国家公務員法違反や証拠隠滅などの疑いのほか、Aさんの被害を言い広めて名誉を傷つけた名誉棄損の疑いを指摘していました。

 これに対し、大阪高検は3月19日、副検事について、以下の事実を認定。

①自身が聴取を受けたことについて外部に漏らさないよう要請を受けていたにもかかわらず、被告の弁護人に伝えていた
②自身のスマートフォンの北川被告と弁護人との通信履歴を削除した
③大阪地検内で被害者Aさんの詮索をしないよう注意喚起されていたにもかかわらず、職員5人に対しAさんの氏名などを伝えた

 これらの行為が「不適切だった」などとして、懲戒処分の中では最も軽い「戒告」とした一方、刑事処分については、いずれも「嫌疑不十分」や「罪とならず」として「不起訴」としました。

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■検察からAさん側に“口止め”のメール「脅しではない」
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