【速報】天台宗での性被害の訴えめぐり住職らへの処分が確定 宗務総長は不服申し立てせず
住職らによる性被害の訴えを受け、天台宗内の裁判所が下した処分について、天台宗の宗務総長が不服申し立てをせず、処分が確定したことがわかりました。 天台宗の女性僧侶・叡敦さん(50代)は、四国の寺の住職(60代)から「逆らうと地獄に落ちる」などと脅され、約14年間にわたり日常的に性的暴行などを受けたと訴えています。 叡敦さんは「信頼できる人物」などとしてこの住職を紹介した天台宗の最高位でもある大阿闍梨(80代)と住職(60代)、2人の僧籍取り上げを求めていましたが、天台宗の中で裁判所の役割を担う「審理局」は3月、住職はこの職を辞めさせる「罷免」処分としたものの僧籍は取り上げず、大阿闍梨(80代)については「処分に該当しない」と判断。 この処分を受けて4月4日に会見を開いた叡敦さんは、次のように話したうえで、自身には不服申し立てをする権利がないことから、宗務総長に対し不服申し立てをするよう求めていました。 (性被害を訴える女性僧侶・叡敦さん)「天台宗は2人の僧侶をこれからも同じ僧侶として囲い続け、守るという処分を私に突きつけました。女性への性暴力を肯定する教団としか思えなくなり、それがとても残念で悲しいです」「天台宗の罷免はこれまで通り僧侶として居続けることが可能です。数年間住職としての肩書が外されるだけで、無意味な処分です」 天台宗は16日、宗務総長が2人の処分について不服申し立てをせず、処分が確定したと明らかにしました。 天台宗の宗務総長は「決定の不当性を肯定する証左は乏しく、審判会において改めて当事者への事情聴取がなかったことを理由に再審を請求することは困難であると判断しました。この度の事案が世間に伝わり、天台宗のみならず宗教者の名誉と信用が著しく損なわれたことは、誠に遺憾に存じます」としています。 叡敦さんの代理人・佐藤倫子弁護士はMBSの取材に「今回の宗務総長の判断は大変残念です。今後については叡敦さんと相談して決めています」としています。
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