ダンジョンに鬼の跡目がいるのは間違っているだろうか


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作:頑張る丸
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湧き立つ市街地②


キャラの絡み難しい…。
出来るだけ早く本筋に入れるように一気に出したけどキャラ上手く使えねぇ。
リューさんはまだ豊穣にいてくれた方が使いやすいのでヘスティア・ファミリアに所属していません。
アストレアの見送りとか時間軸のズレはパラレルワールド補正で納得してください。


 

 

 

一体、どうしてこうなった?

 

 

 

 

『まだお祭り始まってないのに、もう屋台とか店とかいっぱい出てる…』

 

『言ったろ?今回は過去最大規模の英雄万博だって。皆待ちきれねぇんだろ。』

 

 

2時間前、久しぶりの全員行動で散策を始めた。

 

 

『やっほ〜ぅ!アルゴノゥト君!ヘスティア・ファミリアの人たちも!』

 

『あら、偶然ね。というか今日は全員揃ってるのね。』

 

『おはよう…ベル。ベルたちも、お祭りの準備見に来たの…?』

 

『けっ…朝っぱらから兎野郎の面を見るとはな…。』

 

『ベル・クラネル…アイズさんは渡しませんからね!』

 

 

30分後…時を同じくして、街で散策に赴いていたロキ・ファミリア幹部の面々と出会い、ティオナと流されたアイズの勢いに負け、なけ崩しに共に街を回ることとなり…

 

 

『おお〜ヘスティア・ファミリアに…ロキ・ファミリアとは。中々不思議な組み合わせだな!』

 

 

再び30分後…剣の試し撃ちでもしていたのか。1人で街を歩いていた椿が何故か集団に加わった。

 

 

『朝から集団で騒々しい。何をしている愚兎(ぐさぎ)。』

 

 

さらにその30分後、見覚えのある騒がしい集団を見つけたヘディンにより弟子への説教が始まった。

 

その間にヴェルフと椿は何故か射的勝負を始め、ロキ・ファミリア勢の一部はアイズに付き添い付近の屋台へふらふらと出向く。

ティオナやティオネらはヘスティア・ファミリアの女子勢と何やら歓談をはじめた。

 

 

そして、

 

 

『大将、この拉麺とやらを一つ。』

 

『オッタルさん!?』

 

 

後退るベルが入り込んでしまった暖簾のある屋台には何故かオッタルが食事を楽しんでいた。

 

 

『待つニャ〜!兄様〜!』

 

『離れやがれ〜ッ!』

 

 

その他、2人の猫人(キャットピープル)が何処かの屋根から転げ落ちてきた。

 

 

 

 

まさしく宇宙猫に近い状態になったベル。

そんな彼に対して、師匠(マスター)であるヘディンは「仕方ない」と小さく溜息をつき、懐から一枚の手紙を取り出した。

 

 

「ところで愚兎、これ(・・)はお前たちのところにも来たか?」

 

 

豪奢な装飾の付いた手紙。

それは今朝ベルたちが見たものと全く同じものであった。

 

 

「はい。今朝、竈火の館(ホーム)に届いていました。英雄万博の招待状ですよね。」

 

 

ベルの楽観的な様子にヘディンは示しつけるように手に持つ紙面を持って、言う。

 

 

「バカが。これは単なる招待状ではない、英雄万博で行われるレースの参加券だ。」

 

 

「レース…?」

 

 

メガネを整えて、ヘディンはベルの手に握られている紙を凝視しながら、こくりと頷いた。

 

 

「昨日元フレイヤ・ファミリア(わたしたち)の方にもこれ(・・)が届いた。例年とは全く異なる形式な上……ろくに要件も書かれておらず、あまりに不可解であったが故にギルドと主催のガイア・ファミリアに直接問いただした。」

 

 

リリルカが感じていた違和感をヘディンもまた感じていたのだ。

 

 

「ん〜?じゃあロキ・ファミリア(私たちのところ)に届いたのもアルゴノゥト君のと同じレースの参加券ってこと?」

 

 

どうやらロキ・ファミリアにも同じものが届いていたらしい。

こちらはまだヘディンのように確認を取った訳ではないようだが、彼女らに関しては言ってしまえば嫌でもファミリアに帰れば、団長であるフィン・ディムナが似たようなことを伝えてくることだろう。

 

 

「なるほど。手前のところに来た物も同じ物だな。レースとは…一体何を競うのだ?」

 

「なんだ?そっち(フレイヤ・ファミリア)にも届いてるならファミリアに向けての招待状じゃないのか?」

 

「仔細は知らん、知りたいのなら自分で聞きに行け。」

 

 

ヘディンの性格からして、然程関わりのない他ファミリアのアマゾネスや鍛冶師に逐一説明する義理はない。……たとえ関わりがあっても彼はかなり選り好みするが。

 

 

 

「ちぇ〜、感じ悪ぅ。」

 

 

行き詰まる議論。

元々仲良しこよしの集まりではないのだ。

運が良かったのか、悪かったのか。本当にたまたま集まっただけのメンツである。

 

 

そこで口を開いたのはティオネ。

 

 

「ねぇ、そろそろ時間じゃない。会議があるから、お昼過ぎくらいには『帰ってきてくれ』って団長が言ってたわ。」

 

 

「ほんとだ。じゃあね、みんな!」

 

「ばいばい…ベル。」

 

「ふん!」「へっ!」

 

 

2名ほど不機嫌な者たちもいたが、こうしてロキ・ファミリアの面々は帰って行った。

 

 

 

 

「それでは手前も帰るとしよう!午後から商談があってな!楽しかったぞ!」

 

 

ヴェルフとの射的勝負で手に入れたいくつかの景品を抱えて走り去る椿。

 

ヴェルフは見事に大敗したのだろう。

地面に座り込み、すっかり落ち込んでしまっている。

 

アーニャは途中でどこからともなくやってきたリュー・リオンに連れて行かれた。

今頃、ミアの怒りを一身に受け止めているはず。

 

 

やっとのことで静寂が訪れようとしていた。

 

 

「私たちもやることがある。それではな。」

 

 

ヘディンが背中を見せ、ベルもまた仲間の元に加わる。

 

その時、

 

 

「愚兎。」

 

 

呼び止められたベルはファミリアの皆に「先に行っておいて」と伝えた後、ヘディンの方に向き直る。

 

 

「はい!なんでしょうか!師匠(マスター)!」

 

 

「私がガイア・ファミリアに赴いた際…構成員たちが()だった。」

 

 

時刻はちょうど昼あたり。

まだ空は全然明るい。先程まで大人数で騒ぎ立てていたというのに穏やかな雰囲気から一転。ベルは心なしか不吉を孕んだ風のようなものに吹かれた気がした。

 

 

「妙って…?」

 

「件のことについてガイア・ファミリアの誰に問いただしても用意されたセリフのような同じことをずっと宣っていた、『詳細については後日伝えるつもりだった。』とな。いや、それ以前にまるで奴らも参加券の詳細については知らされていないようなそぶりがあった。」

 

「幹部やガイア・ファミリアの団長さんたちとは話せたんですか?」

 

「『所用で不在』の一点張りだ。とりつく島もない。多少脅しを仕掛けても焦るだけでそれ以上はなかった。」

 

 

『脅し』という言葉に若干の恐怖を抱き、苦笑いするベル。

 

 

「そもそも…だ。この招待状自体がクサい。何かの寓意を含んでいるようにしか思えない回りくどい立ち回りだ。」

 

「寓意……。」

 

 

師であるヘディンの真剣な様子にベルも警戒を抱く。

 

 

「無論『何か意図がある』などと断言はできんが…ゆめ警戒を怠るな。」

 

「はい!」

 

 

再度頷いた彼は右手の人差し指を突き出して、「後もう一つ。」と提言する。

 

 

「おそらくあのお方はお前をお誘いになるはずだ。気を抜かず、気持ちを張り上げ、全身全霊で、万事いかなる時も安全にシル様を楽しませろ。」

 

「は、はい…。」

 

「声が小さい!」

 

 

「はい!!!」

 

 

 

 

 

 

2日後。

 

 

ご招待させていただきました方々につきましては連絡の遅れを謝罪いたします。

 

英雄万博最終日にて、また後日指定させていただくオラリオ郊外の地で行う催し事にぜひ協力していただきたい。

 

お題目は『お宝争奪戦(トレジャー・ハント)』。

 

団体戦でチームごとに宝の獲得を競い合っていただきます。

 

景品は──

 

 

 

 

英雄アルバートの秘宝(・・・・・・・・・・)

 

 

 

 




オッタルは拉麺食ってただけです。
アレンはサボり猫に巻き込まれました。
ここから独自設定や原作改変?モドキが多発します。
オラリオを爆心地にするわけにはいかないのです。
別にそれでも書けはできるのですが、その場合だと実質バットエンドに成りかねないので。
バレット君の出番はもう少し先ですが、ダンまちバレットを成立させるためにご理解いただけると嬉しいです
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