「溜屋幸兵衛」なる立ち飲み屋が日暮里にあるという情報を聞いた。JR日暮里の駅前にあるビル。その9階にあるというその店に行ってみることにした。だが、怪しげな雑居ビルにたどり着き、そのビルのテナントをフロア毎にチェックしたが、くだんの店は存在しなかった。「食べログ」でも確認したが、住所に間違いはない。閉店したのだろうか。
さて、どこで酒を飲もうかと踵を返して思案する。日暮里の立ち飲みといえば、「中村屋」さんに駅直結の「」。そのいずれかで飲むつもりで歩いていると、視界に「立ち飲み 日高」の赤い看板が見えた気がする。中村屋さんが入居するビルの2階。
立ち飲みのチェーン店では最大の店。
かつて、ボクは小岩(現在は日高屋)、浅草橋(同)、立川、王子、川口、そして戸田公園(「居酒屋さすらい」未収録)を訪れた。安価で外れのない店である。
てっきり全国にあるのかとおもいきや、東京と埼玉にしかないらしい。千葉県にないのが意外である。
専用リーダーによる、声を出さなくとも注文できるシステムなど立ち飲み界はおろか、居酒屋界に新風を吹き込んだ。ペンシル型のバーコードリーダーを読みこめば、それだけで注文が完了する。ともすれば一言も発することなく酒が飲めるのだ。ただし、日暮里の店は、このシステムを採用していなかった。face to faceの注文である。
このシステムがいいかは分からないが、先述したように居酒屋界に一石を投じたのは確かである。「日高屋」でも普通にビールを飲んだりするが、ボクはやっぱり立ち飲みでないと気分は盛り上がらない。
ビールは一番搾り。メニューは焼きとんが中心だ。
先述した店舗の客層はだいたい共通している。40~60代男性の一人客が中心。ブルーカラー、ホワイトカラーと半々である。女性客はほとんど見ない。日暮里もまた同様の顔ぶれだった。
生ビール310円。ホッピーセットは白黒ともに360円。ナカ200円というラインナップは迫力がある。チェーン店のスケールメリットがあるからこその価格である。
焼きとんは2本で210円から250円。肉のクオリティは決して高くないが、立ち飲みとしては十分である。前々日に飲んだ「町田のけむり」は1本が200円。どっちに行くかと問われれば、ボクは迷わず「日高」を選ぶだろう。
例えば、ホッピーセットとナカで560円。250円の串焼きを頼む。さて、何にしようかと思案すると190円のメニューが多いことに気がつく。「ポテトサラダ」、「オニオンスライス」、「にんにく丸揚げ」、「きゅうりの一本漬け」etc。なるほど、この値段設定は完全にセンベロを意識しているのだ。
あと500円出せば、かなり豪華な酒宴を繰り広げることも可能である。もちろん昼から飲めるという使い勝手のよさ。
重宝する店であることは間違いない。
多分、あれもう使ってないはず。使い勝手が悪かったんだろうね。
大和店か。
神奈川にもあるんだね。