舩木真由美氏の経歴だが、誰も指摘していないポイントが、じつはもう一点ある。
それが楽天時代に関する記載だ。
制作会社での1年のAD経験を「人気番組を制作」。
新興PR会社での3ヶ月の勤務経験が「国内No1のPR会社でキャリアを積み」に変わる。
そんな「舩木論法」が、ここでも駆使されている。
舩木氏が社外取をつとめるロードスターキャピタルのプレスリリースに書かれた以下の舩木氏の経歴。
「楽天市場でPR組織の立ち上げから広報担当までを担い、楽天の急成長を支える」
普通ならサラッと読み飛ばす記述なのだが、広報に携わった経験のある人なら、「ん?」と思うはず。
というのも、ここで舩木氏は「PR」と「広報」をはっきりと使い分けているのだ。
「PR」は「Public Relations(広報)」の略。
なので、「PR」を「広報」に置き換えたら、上記は「広報がやたらと重複する不思議な文章」ということになる。
一方で、PRには一般的に「Promotion(販促)」という意味も含まれている。
舩木氏は楽天本体の広報ではなく、楽天市場の「PR」担当。
つまり三木谷社長の取材対応などは本業ではなく、基本は「スーパーセール開催中」みたいな販促がメイン業務だった。
ただ、それだと「広報の家庭教師」として独立するには、経験不足と見られかねない。
そこで「広報担当までを担い」という不自然な一文を加えたのだろう。
たしかに事業部のPR担当も、本体の広報と連携する機会はあっただろう。
だが、個人的には、ここでも「なんだかなあ」感が拭えないのだった。