2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:18:36.95 ID:If8wb+Z80
純一「う~ん、美也……ごめん。もう少し寝させてくれ…」

美也「もう、にぃに~! 今日はちゃんと起きなきゃダメだよ~!」

純一「え~……そこまで急がなくてもいいだろ……ふわぁ~…」

美也「なーにいってんの! 今日は終業式でしょ~。ほらほら、早く起きないとダメダメ」がばっ

純一「え、なに終業──うわぁっ!?」どさり

美也「にしししっ。みゃーもう朝ご飯食べちゃったから、にぃにも早く食べて支度してよねー」すたすた

純一「…………」ぼりぼり…

純一「……美也の奴、なんか変にご機嫌だなぁ……ふわぁ~…」

純一「……仕方ない、着替えるか」

純一「………………」

純一「え? 終業式?」

引用元: 美也「にぃにー! あっさだよー!」 

 


4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:24:01.36 ID:If8wb+Z80
ばたばた…!

純一「み、美也!? ちょっと待て!!」

美也「ん~? みは、はみはひひゅう~」しゃかしゃか

純一「見ればわかるよ! だ、だけどその前に美也……さっきなんて言ったんだ!?」

美也「がらがら……ぺ。もう、なににぃに……乙女が歯磨き中に話しかけるなんてマナーがなってないよっ」

純一「それは謝るから! それよりも美也、今日が何だって!?」

美也「へ? だから今日は終業式だよって」

純一「しゅ、終業式……? あ、あはは……美也からかうんじゃないよ」

美也「……なにいってんのにぃに? どっかで頭打ったの?」

純一「だ、だって……今日は十二月の中旬のはずじゃ……」

美也「もう、にぃに朝からからかうのやめてよ! みゃーだって忙しいんだからね!」すたすた…

純一「え、み、美也……!!」

純一「…………」

純一「こ、これはどういうことなんだ……!?」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:31:28.37 ID:If8wb+Z80
居間

純一 もしゃもしゃ…

純一「お。今日の運勢はなかなかだな……って違う!新聞で確認するのはここじゃないよ!!」

純一「今日の日付日付……あった!」

純一「…………………………」じぃー

純一「──とっくに新年度が始まってる……?」

純一「ま、まさか……これも美也が手の込んだ悪戯で…でも、昔の新聞ってわけでもなさそうだし…」

純一「っ………と、とりあえず登校してみよう。それで全てが分かるはずだ……っ」もしゃもしゃ

純一 ごくん

純一「よし、行くぞ!」

登校路

がやがや…

純一「──別に変わった所はないな……何時も通りの登校風景だ。
   みんな普通だし、普段通りに通ってる……」

純一「……。でも、美也が言ったことが気になるな……特に不自然な所は無かったし、
   だけど、なんだろう……」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:32:38.12 ID:If8wb+Z80
純一「なんだか、僕だけ違う所にいる感覚がする……なんだろうコレ」

純一「まるで、僕だけ外れているような───」

「よぉー!大将ぅ!」

純一「あ、梅原……」

梅原「ようっ。今日も朝から寒いね~……こうも寒いとブリが甘みが乗って美味しい季節だぜ……って」

梅原「──大将? なんだよ、今日は朝からやけに湿気た顔してんなぁ」

純一「ま、まぁね……ちょっと色々あってさ」

梅原「ふーん、そうか。色々か」

純一「……なぁ梅原。一つ聞いても良いか?」

梅原「んだよー。俺とたいしょーの仲で、そんな気遣いいらねぇっての」

純一「……本当にか? 馬鹿にしないか?」

梅原「しねぇーよ、どんと来い!」

純一「……。今日ってなんの日だか僕に教えてくれないか」

梅原「…………」

純一「…………」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) 2011/11/23(水) 16:33:38.82 ID:okz7iWoAO
 

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:33:43.34 ID:If8wb+Z80
梅原「──大将、頭大丈夫か?」

純一「…………」すたすた…

梅原「ちょ、たいしょー! 歩くの早いって!」

純一「…………」すた…

梅原「はぁ…はぁ…いや、すまん。まさかお前からそんなことを聞かれるとは思ってなくてよ…」

純一「だから先に言っただろ。馬鹿にしないで聞いてくれるかって」

梅原「はぁ……まぁ、そうだが。俺はもっと別のことだと思ったからよ……」

純一「別のこと?」

梅原「……いや、お前さんがなんとも思っちゃーいないんだったら、それでいいんだ。
   俺がとやかく言う必要はねぇ……でもよ」

梅原「急になんだってんだ。今日が何の日かだなんて聞いてくるって」

純一「……まぁ、僕だって変な質問だって思ってるよ。
   でも、ちょっと朝から気になることがあるんだ」

梅原「気になること? なんだよそれって──」

「おはよう、梅原くん!」

梅原&純一「へ?」


12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:34:29.69 ID:If8wb+Z80
「今日も朝から寒いね~……──ってあ……」

純一「も、森島先輩……っ!」

森島「っ………」びくっ

純一「……?あ、あの先輩……?」

森島「……橘くん…居たんだ」

純一「え、あ、はい……いましたけど……?」

森島「う、うん……橘君もおはよう!」

純一「おはようございます……」

純一(な、なんだろう……この森島先輩の感じ。
   まるで僕と会ったらまずいみたいな……)

梅原「──森島先輩、おはようっす。今日はおひとりで登校っすか?」

森島「…………え?あ、そうなの。今日は響ちゃんが部活で早めに登校しててね…」

梅原「そうなんっすか~……そしたら今日は途中で合流な感じっすか?」

純一(合流…? 森島先輩って塚原先輩以外と登校してるのみたことあったっけ…)

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) 2011/11/23(水) 16:35:07.81 ID:okz7iWoAO
 

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:35:14.79 ID:If8wb+Z80

森島「──うん、そうなの。これから会うつもりなの」

梅原「そうなんすかぁ~……かぁー! 良いっすねー!
   んじゃ! 俺らはお邪魔にならない様……この辺でおいとまさせていただきます!」

梅原「行くぞ橘っ!」だっ

純一「え、う、うん……あ、それでは先輩。また会えたら……っ!」

森島「………うん、会えたら」

たったったった……

梅原「……」たったった

純一「──お、おい梅原……!!脚早いって……!!」たったった

梅原「──よし、この辺までくればもう、見えないだろ」

純一「はぁっ…はぁっ……なんだよ、梅原……急に走り出して……!」

梅原「……大将の為だろ。それに俺だって見たくなしな」

純一「ぼ、僕の為……? なんだよ、森島先輩から離れることが僕の為っていうのかっ……?」

梅原「何言ってんだよ、橘。それとももう、ふっきれたとでも言うのかよ。
   ……そしたら大将、俺はお前を心から称賛するけどな」

純一「……?」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) 2011/11/23(水) 16:35:48.89 ID:okz7iWoAO
 

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:35:55.87 ID:If8wb+Z80

梅原「──でも、俺はお前がそういう奴じゃないって知ってるつもりだ。
   だから変に強がったりすんなよ、本当に」

純一「……梅原、ごめん。僕はお前が言ってることが全然理解できてないよ」

梅原「……それ、本気で言ってんのか?橘?」

純一「うん、本気で言ってる」

梅原「……。そうか、どんなつもりでそんなこと言ってるんだがわからねぇけどよ、
   少しここで待ってみろ。それなら否応にもわかるはずだ」

純一「ここで? 校門の前じゃなくて?」

梅原「ここでだ。俺も一緒にいてやるから」

純一「……わかった。待ってみるよ」

梅原「…………」

数分後

梅原「──ほら、来たぞ大将」

純一「え、ああ、森島先輩のことか───……え?」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) 2011/11/23(水) 16:36:43.83 ID:okz7iWoAO
 

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:37:01.01 ID:If8wb+Z80
「──あはは。森島先輩は───」すたすた

「──ふふ、だって今日は──」すたすた


純一「なっ……」


「──今日は何処か一緒に──」すたすた

「──ええ、そしたら牛丼──」すたすた


純一「…んだアレ……まるであれじゃ……」


「──いいですよ、そしたら放課後に……あ──」

「──決まりねっ! じゃあ放課後に……っ──」

純一「…………」

「……おはようございます、橘先輩」

純一「なん、で君が……」

樹里「なんでもないでしょう。僕はこの人の隣にいる資格がある」

森島「………」

純一「森島先輩……?」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) 2011/11/23(水) 16:37:14.35 ID:okz7iWoAO
 

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) 2011/11/23(水) 16:37:32.56 ID:If8wb+Z80
森島「──ごめんね橘君、今日は急いでるから……」

純一「えっ……先輩?」

森島「っ……行きましょ、路美雄君!」

樹里「ええ、行きましょう──では、これで」すたすた

純一「ちょ、ちょっと待ってせんぱ──」がっ

梅原「大将」

純一「は、離せよ梅原ッ! 僕は先輩と──」

梅原「大将っ! しっかりしてくれ!」

純一「っ……僕はしっかりしてる!! でも、これは……!!」

梅原「いいや、俺には大将がしっかりしている