和歌山・岸本知事の死因は敗血症性ショック 公舎で倒れICUで治療の甲斐もなく

2025年大阪・関西万博の和歌山ゾーンで神輿を担ぐ岸本周平知事=13日(和歌山県提供)
2025年大阪・関西万博の和歌山ゾーンで神輿を担ぐ岸本周平知事=13日(和歌山県提供)

和歌山県の岸本周平知事が15日、和歌山市内の病院で死去した。68歳だった。県によると、14日午前に和歌山市内の知事公舎で倒れているのが見つかり、病院に運ばれた。意識がなく、集中治療室で治療を受けていたが、15日午前9時33分に死亡した。死因は敗血症性ショックだった。

県によると、14日午前10時15分ごろ、岸本知事と連絡がとれないため、秘書と運転手が公舎に向かったところ、公舎内で岸本知事が倒れているのを見つけた。前日の13日には、開幕した大阪・関西万博の関西パビリオンでの行事に公務で参加。少し疲労がみられ、予定していた行事をひとつキャンセルしたが、祭りのみこしを担いでいた。

公選法の規定では、選挙管理委員会への死亡の通知から50日以内に知事選が行われる。新たな知事が選ばれるまで、宮崎泉副知事(66)が職務を代行する。

岸本氏は和歌山市出身。東大を卒業後、旧大蔵省に入り、トヨタを経て平成21年の衆院選で初当選。5期目途中の令和4年11月の和歌山県知事選で無所属で初当選し、現在1期目。

和歌山県の岸本周平知事が死去

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