元日本代表ＦＷ鈴木隆行氏（４８）が指導するサッカースクール「ＵＮＢＲＡＮＤＥＤ ＷＯＬＶＥＳ ＳＯＣＣＥＲ ＳＣＨＯＯＬ（アンブランデッド ウルフス サッカースクール）」が、４月から蒲田校を開校した。ＪＲ蒲田駅から徒歩１０分の「銀座ｄｅフットサル蒲田スタジアム」で７日に行われた無料体験会には多くの子どもたちが訪れた。
小１～小６まで２学年ごとにクラス分けされたスクールでは、少人数に限定して鈴木氏が直接指導。「ボールを持っていない時の準備」「ダイレクトプレーの重要性」「苦しい中でも頭を使う」など、実戦に即したコーチングが行われた。中途半端なプレーをした際には練習を止めて助言を行い、良いプレーが出ると「そう！」「いいね！」などと大声で称賛した。
２０１５年の引退後からスクールでのコーチングを始め、今年で１０年目。「いい練習ができた時に、子どもたちが満足してくれる瞬間がうれしい。自分が大事だと思っている部分を情熱を持って伝えたい」と話した。２月にはＷＥリーグ三菱重工浦和のＦＷ藤崎智子（１８）が、自身の教え子として初めてプロ選手になった。アマ契約だった昨年９月のリーグ開幕戦ではクラブ史上最年少ゴールも決めており「うれしいですね」と笑顔を見せた。
２００２年日韓Ｗ杯代表のストライカーはＪリーグの監督に就任できる日本サッカー協会のＳ級指導者ライセンスも保持している。「ＵＮＢＲＡＮＤＥＤ ＷＯＬＶＥＳ」とは、自分だけで生き抜く力と独自の色を持つ選手と言う意味。蒲田校のほか白金、千駄ケ谷、吉川美南でも同様のスクールを展開しており、情熱的な指導が注目を集めている。
