熊本大職員パワハラ問題 小川学長「研修で止める」
熊本大の小川久雄学長は9日の定例記者懇談会で、広報誌「熊大通信」を巡り大学職員による制作側の女性社員へのパワーハラスメント行為が認定されたことを受け、「職員への研修で(事前に)止めることが大切」と再発防止に取り組む考えを強調した。
大学の第三者委員会がまとめた報告書によると、広報担当の男性職員は学内での取材中に女性社員の発言を遮ったり、女性の記事を一方的に非難するメールを他の職員に送ったりした。小川氏は「問題に応じてその都度、気を引き締めて対策を取らないといけない」と述べた。
国立病院機構熊本医療センターで「診療支援」に従事していた男性医師が熊本大病院の男性教授から診療継続を妨害されたと訴え、大学が「ハラスメント」と認定したと熊日が報じた件について、小川氏は「公表すべきものがあれば公表するが、現時点ではそういう状況ではないため何も言えない」とした。(上野史央里)
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