病気や災害で親を亡くすなどした子どもたちを支援する「あしなが育英会」（東京）は、19日から始まる「あしなが学生募金」を前に、東京・新宿で12日にオープニングセレモニーを開いた。19、20、26、27日の4日間、全国の主要駅頭・街頭約120カ所で、奨学生らが募金への協力を呼びかける。
この日、JR新宿駅前では、高校生のときに父親を亡くしたという奨学生の日本女子大3年金井優佳さん（20）が「親がいない、親に障害があるといった理由で未来を手放してほしくない。子どもたちが夢を諦めなくていい社会をつくりたい」と訴えた。多くの人が足を止めて耳を傾け、次々と募金に応じた。
