”違う目を手術された” として帯広市の病院を提訴
帯広市の帯広協会病院で治療すべき目を間違えてレーザー光線を照射され視野の一部が欠けた状態になったなどとして、元患者が、病院を運営する社会福祉法人などに1400万円あまりの損害賠償を求める訴えを釧路地方裁判所帯広支部に起こしました。
訴えを起こしたのは、2012年に帯広市にある帯広協会病院で治療を受けた元患者です。
訴状によりますと、元患者は帯広協会病院で右目のレーザー治療を受けようとしたところ、担当した医師が誤って左目にレーザーを照射したということです。
その結果、左目も視野の一部がゆがんで見えるようになったほか、その後別の病院で治療を受けたものの視野の一部が欠けた状態になったなどとしています。
原告側は「基本的な注意義務に違反していることは明白だ」などとして、病院を運営する社会福祉法人北海道社会事業協会と当時担当した医師に対して1400万円あまりの損害賠償を求め、14日までに釧路地方裁判所帯広支部に提訴しました。
NHKの取材に対し帯広協会病院は「担当者が不在で対応できない」としています。