校歌にある「乙女子」は「若人」に 県内唯一の女子高校だった中村女子高校が共学化し山口中村学園高校としてスタート
県内唯一の女子高だった山口市の「中村女子高校」が今年度から男女共学となり、校名を「山口中村学園高校」と変えました。
きょう(8日)、初の男子生徒を迎えて入学式が行われました。
きょう午前、校名変更式を開き新たなスタートを切った「山口中村学園高校」。新入生159人が入学しました。
山口中村学園高校には5つの学科がありますがことし共学となったのは調理、福祉、看護の3学科で、男子の新入生は19人です。
男女共学化により校内に男子生徒用のトイレや更衣室が整備されたほか…
長年歌われてきた校歌の歌詞にも変化が。
「少女」を意味する「乙女子」という言葉が「若人」に変更されました。
(男子調理科1年・岡村寛)
「料理に興味があったので中村学園一本に集中して(入試の)勉強してきた」
「(男子の)一期生として誇りを持っていきたい」
(調理科1年・木島丈瑠)
「(女子に)恐怖感はあります。先輩が怖いので穏便に生活していきたい」
(女子3年・中谷月穂)
「(男子生徒は)女子高だったところに急に入るので不安が多いと思うんですけどその不安を取り除いてサポートしていきたい」
山口中村学園高校では、残る普通科と商業科についても来年度から男女共学化する予定です。