新宿「トー横」 一斉補導など被害抑止の取り組み強化 警視庁

新宿 歌舞伎町の「トー横」と呼ばれるエリア周辺では、若者が犯罪に巻き込まれる事件が相次ぐ中、深夜に「はいかい」する中高生などの姿が今もみられ、警視庁は一斉補導を今月も行うなど、被害抑止の取り組みを強化しています。

新宿・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれるエリア周辺では、子どもたちを支援する団体の代表を務めていた人物が少女にわいせつな行為をしたとして逮捕されたり、「トー横」で知り合った若者を特殊詐欺に加担させていた暴力団員が逮捕されたりするなど、若者が犯罪に巻き込まれる事件が相次いでいます。

こうした中でも、深夜に「はいかい」などをする子どもや若者がみられることから、警視庁は今月5日と12日の深夜に「一斉補導」を行いました。

2日間合わせて中高生13人を含む14歳から19歳までの25人が補導され、中には、薬の過剰摂取=「オーバードーズ」を目的に訪れたとみられる高校生もいたということです。

以前と比べるとトー横で補導される若者は減少傾向にありますが、進学や進級をきっかけに非行に走り、繁華街に出入りするようになるケースもあることから、警視庁は被害抑止の取り組みを強化しています。

あわせて読みたい

スペシャルコンテンツ