仮想世界に棚引く霧   作:海銅竜尾

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どーも竜尾です。
前回は誤字でお騒がせしてすいませんでした。
だんだん書くのが楽しくなるにつれて確認が甘くなってしまいがちですね。
報告してもらえるのはとてもありがたいのでこれからも宜しくお願いします!


変わっていく勇者

==========

 

――『対人戦闘最凶集団』。

 

《Jesus to Rippers》がそう呼ばれるようになったのはグロリアとの邂逅から間もない事だった。

彼らに関しての目撃情報を攻略組が募ったが、解ったことと言えばギルドホームが第二十層にあることとメンバーは五人以上だということ。

たったそれだけの情報だ。

そのうちの一人はこの前にも実際に会って話をした《Inanis=Gloria》。

後の四人は姿もほとんど視認することが出来ず拙い目撃情報から推測されただけだ。

しかし、その五人が誰もギルドマスターの証である指輪をつけていないことでまだメンバーがいると言うことが確定した。

彼らのモンスターとの戦闘の能力の高さは定かではないが、今までに何人もの犯罪者プレイヤー及びそれにかかわるプレイヤーが殺害された。

グロリアが敬愛するジャックの『オレが殺してぇ奴はオレ自身の手で殺す』という言葉を無視するとは思えなかったし俺はジャックに何があったのか聞いてみた。

彼はニヤッと笑うと「今日の正午にそれについての話をするつもりだ、そろそろ情報が回ると思うぜ」と言った。

その言葉通り掲示板にジャックが《Jesus to Rippers》について話をすると張り紙がされたり攻略組の面々が《グランザム》に集結していた。

正午、本来ボス攻略会議に使う広間にプレイヤーを集めてジャックはその一番先頭に立っていた。

そして時刻がちょうど十二時になろうとしたその時。

 

「間に合ったのかな?」

 

攻略組の全員が一斉に扉の方を振り返った。

その眼には恐怖を浮かび上がらせる物も少なくない。

声の主が一歩踏み出す度にその装備がガシャと音を響かせる。

後ずさりするように道が開いていく。

気にも止めず歩を進め、やがてジャックの前までたどり着く。

それを見たジャックは狂気の笑みを浮かべた。

立ち止まるとその顔をすっぽり覆う黄金の兜に両手を掛ける。

勢いよく持ち上げるとその装備の効果によって艶やかな白銀の髪が靡いた。

顔を振って髪の毛を後ろに、金色に光り輝いた鎧を身に纏う女性の姿がそこにあった。

 

「久しぶりね、ガンドーラ」

 

レア武具《LGL》をコンプリートし名実ともに《黄金》と呼ばれたプレイヤー。

女性プレイヤーとしてアスナに匹敵する美貌を持ちソロを貫いていることからファンも非常に多かった。

そして、第五十層ボス攻略で命を落とし、クラインに救われ『死』の恐怖を本当の意味で垣間見て攻略組から一時離脱した――。

 

――《Sindia》の姿がそこにはあった。

 

しかし、ジャックは今にも噴き出しそうになってシンディアを見ていた。

次にジャックが放った一言に攻略組の誰もが凍りついた。

 

「《風林火山》に入るとはこりゃまた傑作だなぁ!!」

 

『……は?』

そう口にしたのは俺だけではない。

ジャックは蹲って「あげゃげゃげゃげゃげゃげゃ」と含み笑いをしていた。

周りを見れば全員開いた口が塞がらないと言った様子だ。

シンディアも「ばれちゃったかー」と少しだけ困ったような表情だ。

見れば、HPゲージの上に《風林火山》のギルドマークが。

そして視線、いや死線は必然的にクラインへと向いた。

予想はしていたらしいがあまりの殺気にクラインはその場から後ろに大きく跳び退いた。

自分が説明しても意味がないと悟ったのかシンディアへと視線を向けると彼女は悪戯っぽく笑った。

「あー、みなさん。わたしが《風林火山》に入ったのはですね」

各々クラインに舌打ちを飛ばしてシンディアの話を聞く。

げっそりしているクラインに思わず俺は両手を合わせてしまった。

「まあ、死から救ってくれたことに対する恩ではないと言えば嘘になります、けれど――」

シンディアは再びクラインたち《風林火山》のメンバーに視線を向けた。

「その後でわたしを襲った『死』の恐怖から救ってくれたのも《風林火山》の方々のおかげなんです」

 

「守って、救われて。そんな温かさをくれたのは紛れもなく《風林火山》のみなさんなんです」

 

そう言うと納得がいかなかったプレイヤーたちも黙り込んだ。

その時のシンディアの顔は小さく微笑んでいた。

俺達には想像も出来ない空白の数秒間。

あの時に彼女が味わった負の感情はとても理解できるものではないが、その彼女がこんなに柔らかな笑顔を浮かべていた。

この笑顔を取り戻したのが《風林火山》というギルドのメンバーなら、彼女が加入したことに異など立てられるはずがなかった。

 

「それじゃ、本題に入るぜ」

 

ジャックの言葉で緊張が張りつめる。

戦闘に立つ彼の表情に一切の色は無い。

「知りてぇんだろ?《Jesus to Rippers》のことを」

数人が視界の中で頷いた。

 

「単刀直入に言うぜ、《Jesus to Rippers》通称《JtR》は完全にオレが掌握した」

 

「と、言うと?」

攻略組の中から声が上がる。

「今あいつらを動かしてんのはオレってことになる」

つまり、ジャックは邪魔とみなす訳でも不干渉でもなく《JtR》を手中に収めたということか?

『対人戦闘最強集団』と《殺人鬼》が手を組んだというと言う《笑う棺桶》以上の脅威が産声を上げた。

「信用していいんだな……」

誰かが声を上げた。

「オレ達は利害の一致で成り立ってんだ、オレが提案したモノをオレが崩すと思ってんのか」

挑発的な笑いを浮かべたジャックは言う。

「ま、テメェらは安心しててもかまわねぇぜ?」

ざわつきの中でジャックが言った。

「オレが掌握したってことは今まで通り攻略組は狙わずオレの邪魔になる奴だけを潰す」

そう言ったところで安堵の息を漏らす物もいた。

しかし、ジャックは愛刀《リッパー・ホッパー》を取りだすと広場の木製のテーブルに突き刺した。

「ただ、攻略組ってのは保険なんだからな?」

恐ろしく冷たい声を無表情でジャックは言い放った。

「なんだ、オレが犯罪者どもを潰しているからって随分とバカ野郎が増えたなぁ」

 

「オレが邪魔だと判れば攻略組だろうと殺すからな?」

 

言葉の最後にはジャックの的に見せる殺意が籠っていた。

俺達は再度認識する。

ジャックは《英雄》でも《ダークヒーロー》なんて甘い存在ではない。

自分の思い通りに事を進め、そのために何もかもを取り除いくだけ。

結果的に救われただけ。

事実、ジャックが積み上げて来た屍の数は百を超えている。

もし、仮想世界でなければ歴史に残る程の大犯罪者だ。

それを、俺達は都合のいい何かと錯覚していたことを思い知らされた。

《リッパー・ホッパー》を引き抜きジャックは立ち去った。

すぐにシンディアが《風林火山》のメンバーに声を掛け「それではボス攻略会議で」と言い去って行った。

俺も早い段階でそそくさと抜けだし《グランザム》の街をぶらぶらしていた。

(本当にジャックは上手い事をする)

気が緩んだと思えばそれをさせまいと彼らの想像を超えたものをぶつけて意のままに操ってしまう。

そして考えもしないのだ。

何故ジャックは《殺人鬼》なのか。

誰よりも攻略意識が強く利用できる物とそうでない物を判別して自分の都合のいいものへと変えてしまう。

空を見上げて眼を瞑る。

そんな時だった。

 

「……かっ!誰か、仲間の仇討ちをしていただけないでしょうかっ!!」

 

泣き叫びながら転移門の広場で助けを請う一人の影が。

その手には希少価値の非常に高いレアアイテムの《回廊(コリドー)結晶(クリスタル)》が握られていた。

感傷に浸っていたからか、仇討ちという言葉に惹かれたは解らない。

気がつくと俺はその男の前に立ち尽くしていた。

「あ、あんた……」

「話を聞かせてくれ」

呟くように言うと、男は俯いて涙を地面に落としながら嗚咽交じりに語った。

「十日前だった、第三十八層で狩りをしていた俺達のギルド《シルバーフラグス》は俺を残して四人が全滅した」

不思議と驚きも動揺も俺の心には無かった。

「突然街で《ロザリア》って女性プレイヤーに仲間に入れてくれって頼まれて、俺達は快くそれを受け入れた、なのに……なのにっ!!」

思い出したモノを払う様に男はその拳を何度も、何度も石の床に打ちつけた。

「あいつはグリーンの振りをしていたオレンジだったんだ。俺達はダンジョンで囲まれて、仲間のおかげで俺だけが脱出できた」

「……」

「頼む、殺してくれとは言わない。これで、奴らを黒鉄宮の牢獄にさえ入れてくれればいい、それだけなんだ……」

弱々しい声で俺に縋ろうと震える手を伸ばしてきた。

 

――静かな、落ち着いた感覚だ。

 

その手を握って《回廊結晶》を握った。

はっと、男が俺を見る。

「その依頼、受けさせてもらう……」

途端に男は柔らかで哀しみを含んだ珍妙な顔になった。

俺は転移門を操作する。

(一応、三十八層から当たってみるか)

転移する直前、俺は男に振り返った。

「必ず、あんたの仲間の仇は討つ」

最後に聞こえたのは再び泣き崩れた男の「ありがとう」と言う声だった。

 

==========

 

第三十八層に降りると男から聞いたロザリアの特徴に一致するプレイヤーを探し始めた。

軽く主街区を一周してからまたPKを行っていないとも限らないのでダンジョンも軽く回っていた。

二時間ほど捜索して姿が見当たらないと判ると上の階層にはいないと踏んで下の階層に。

第三十七層と第三十六層の探索も三時間ほどで終わってしまった。

やはり、しばらくは雲隠れしているのか?

と疑問を抱いたが、出来る限りのことはしよう。

そして第三十五層のダンジョンへと足を向け、しばらく時間が経った時。

《ドランクエイプ》というこの階層では最強の猿人モンスター三匹に囲まれているプレイヤーを発見した。

意識が覚醒する。

先程までの静寂に包まれた感覚はなくなっていた。

そのプレイヤーは俺よりも小さな女の子で三匹のうち一匹の《ドランクエイプ》に武器を打ちこんで爆散させた後残り二体に真正面から飛びかかった。

ふっ、と現実世界の記憶がよみがえる。

いたいけな顔で必死に戦う姿が、戦いのために忘れ去った自分の身内の姿と被って見えてしまった。

そんな彼女を俺は非情に見捨てることは出来なかった。

素早く後ろから接近して横一文字に《ドランクエイプ》を切り裂いた。

彼女が俺を見て怯えるように後ずさる、俺も余計な事をしたと思いその場から立ち去ろうとする。

しかし、そんな俺と彼女の目が合ってしまった。

さまざまな負の感情が感じられた。

記憶を呼び戻すと確か彼女の周りを《フェザーリドラ》が飛んでいたが……。

まさか、この子がテイムしていたモンスターだったのか。

「……すまなかった。君の友達、助けられなかった」

それなら、せめて怒りや悲しみを俺にぶつけさせればいい。

俺がそうされたように。

緊張が切れ、彼女は大声で泣いた。

手に残された水色の羽を胸の前で大事に握りしめて、蹲って嗚咽交じりに泣いた。

泣き止んだ彼女から事の経緯については何も聞かなかった。

ただ、その手に大切に握られたアイテムの名前を調べると、《ピナの心》と表示され、まだこのモンスターが生き返らせることが出来ると知った俺は少女に第四十七層でとれるアイテムで蘇生可能だと伝えると、少女は再び俯いた。

それは、自分の力ではそんな階層に行く力はないという無言の肯定。

脳裏にあの男の無く顔が横切る。

しかし、絶望に歯を食いしばる少女の姿に俺は心の中で謝罪をすると武器の提供を申し出た。

おまけに俺も一緒に行くと言った。

流石にこれには少女も警戒心を見せた。

理由を聞かれ、俺は困ったように「君が……妹に、似てるから」と本当のことを話したが、案の定笑われてしまった。

その後少女、《シリカ》と街に戻ったのだが、そこで出くわしたプレイヤーに俺はまた揺らぐことになった。

現れた女性プレイヤーはあの男の言った特徴に一致していた。

シリカがピナという《フェザーリドラ》を蘇らせるために第四十七層に行くと言った時のロザリアの口元は釣り上がりシリカを標的にしたことは明白だった。

出来れば、奴らを一網打尽にしたい。

しかし、それではシリカを囮に使うと言うことだ。

自室で思い悩んでいる時だった。

外で物音らしきものが聞こえ扉を開けるとシリカの姿があった。

なんでも、第四十七層のことを聞きに来たらしい。

それを《ミラージュ・スフィア》を使って説明している時に不穏な気配に気がついた。

シリカに静かにと手を出して扉を開くとそこに人影はなかった。

間違いなく、《聞き耳》スキルで俺達の動向を探られていた。

もう、手段を選んでいる暇はないか。

(すまない、シリカ……)

今日何度目になるか解らない謝罪をして振り返ると、シリカは俺のベッドで寝てしまっていた。

思わず微笑ましい気持ちになり、俺はベッドに上体をもたれかけるとそのまま寝てしまった。

 

==========

 

翌日、朝食を取ると早くに第四十七層主街区《フローリア》に出発した。

道中、シリカに戦闘のアドバイスをしながら俺達は着々と歩を進め、正午に差し掛かる頃には目的の場所についた。

無事テイムモンスターの蘇生アイテム《プネウマの花》を入手してハッピーエンド……。

とは行かなさそうだ。

小川に架けられた橋を渡っている俺は足を止めシリカを手で後ろに行くように言った。

シリカは何が起きているのか判らず取りあえず俺の指示に従ってくれた。

「そこで待ち伏せてる奴、出てこいよ」

「え……!?」

すると、木や陰から一人のプレイヤーが出て来た。

その中心に居たのは昨日も見たプレイヤー、ロザリアだ。

そして俺はシリカに全てを話した。

ロザリア達がシリカを狙っていたこと、犯罪者ギルド《タイタンズハンド》であること、俺はそいつらを捕まえるためにここに来たこと。

すると、再び木の陰や草の陰から十人の盗賊が現れた。

シリカは逃げようと言ったが俺から離れるように言うと素直に下がってくれた。

盗賊の一人が俺の姿を見て《黒の剣士》と口にするが、ロザリアはハッタリだと言い俺はグリーンを覗く九人のプレイヤーに滅多刺しにされた。

「いやあああ!!」

シリカがそれを見て悲痛な叫びを上げるがやがて気付く。

それは盗賊たちも同じだった。

 

――俺のHPゲージが減っていないことに。

 

目を剥く盗賊たちに、俺は《戦闘時回復》スキルについて懇切丁寧に説明し、埋まることのない差を見せつけた。

その光景に舌打ちをし、転移結晶を取りだしたロザリアに近付こうとした時だった。

 

――水面から真っ白な何かが回転しながら結晶をその手首ごと吹き飛ばした。

 

「え?」

ロザリアが驚愕に顔を染める。

だが、それだけでは終わらなかった。

通り過ぎたはずの何かは大きく弧を描き、ロザリアの左足首を切断して地面に刺さった。

ぐらりと赤い髪が揺れ、上体が地面に向かって落ちる。

片手ではバランスがとれず、重力に従って地面に叩きつけられた。

刹那、川からバシャッと音がする。

 

「あげゃ」

 

そう笑い声を上げてそのプレイヤーは川底を蹴ってその姿を見せる。

ぽたぽたと装備から水滴が垂れ、濡れた髪を手で掻き揚げるが、その手には飛びだした白い短剣と同じ物が二本握られていた。

「……ジャック?」

俺の言葉にはっとしたように盗賊たちの視線が向く。

「偶然だなぁキリト」

狂気的な顔と共に振り帰ったジャックは言った。

後ろで「ひぅ」と可愛らしい声が聞こえる。

まあ、ジャックの悪名を知っていれば当然の反応だろう……。

「それにしてもなんで水中から?」

「システム外スキル《潜水》だ。オレが名づけたがな」

ジャックはロザリアともう一人の方を向くと手に握った短剣に光を奔らせた。

先程の回転しながら戻ってくる《廻》とは違った速度を持った《投短剣》スキル《閃》。

タイムラグの無く続けて放たれた二本の短剣はロザリアのもう一つの手首と男の足首を分断した。

悲鳴が上がるが気にも留めずにジャックは俺の方を見た。

「んで、お前は何でここに?後ろのヤツの付き添いか?」

「それもあるけど……俺はこいつらを黒鉄宮に送りに来た」

「ならちょうどいいな」

ジャックは不敵に笑う。

俺以外のプレイヤーはみな腰を抜かしていた。

なぜ《殺人鬼》と《黒の剣士》がここにいるのか理解が追い付いていないらしい。

俺は振り返ってシリカの方を見た。

ジャックの方を見つめて恐怖に体が震えている。

肩に触れると今にも泣きそうな目で俺の方を見た。

「え、えっと、あの、キリトさん」

「大丈夫だ」

しどろもどろになるシリカにそう言った。

確かにジャックは恐怖の対象でしかないかもしれない、それでもこうするしかなかった。

「済まないが、先に転移結晶で戻っていてくれないか?」

転移結晶を取りだすとシリカに握らせたが、シリカは首を横に振った。

「い、いえ、私も残ります。だってキリトさんだって危ないんですよ……」

震える声でそう言うシリカに、強さを感じた。

「待ってて」と言い橋にいる盗賊共を片っ端から投げ飛ばす。

「それで、ジャックは何をしに来たんだ?」

ジャックは用件が終わったようでロザリアの首とを掴んでいた手を離した。

「こいつらが《笑う棺桶》と繋がってるって情報があったからしばらく泳がせておいたんだがお前が来たならもう用済みだからな、最後に聞くことがあっただけだ」

未だにジャックでさえも《笑う棺桶》に手古摺っていると判るとアルゴの言ったことの信憑性が高まる。

俺は男から預かった《回廊結晶》を使うと黙り込んだ《タイタンズハンド》の連中を投げ込んだ。

やがて回廊が閉じジャックに言った。

「ところで、何時から居たんだ?」

「《潜水》ってのはやればやるほど潜水時間が増えていくから今は五分までなら余裕だな」

それはつまり最初からいたということだ。

「オレの目的も果たせたし、お前はまだやることがあるんだろ」

ジャックが指差す先にはシリカが。

「ああ」と返すとジャックは去って行った。

その後、俺はシリカにいろいろな事を聞かれた。

ジャックに関しては実際に見て終始恐怖であまり覚えていないらしい。

彼が及ぼす影響の大きさを知った。

攻略に戻らなければいけないと伝えると悲しそうな顔をされ、少しだけ心が痛んだが、何かを決意したように「必ず追いつきます」と言われ、「待ってる」と返すと俺は最前線へと戻るために歩き始めた。

 

==========




シンディアさんが《風林火山》に入りました。
さてさて、これを予想出来た方はいらっしゃったのか内心ニヤニヤしております。
そんでもって《Jesus to Rippers》は完全にジャックの手駒になりました。
それでもヒースクリフに挑まないのは。ま、皆さんならもうお分かりでしょう。
シリカ編はさくっと終わらせてしまいました。
原作とかアニメ見てないと分かりにくいかもしれません。
ジャックが《笑う棺桶》に意識を持ってきたということが重要なんです。
次回も原作に入って行きますよ!

【次回予告】

「あっ、ハハハ!!ホントテメェらは飽きねぇよな」

「確かに、短剣も左右どっちでもつかってたわね」

「えーっと……《ギルティソーン》となっているな。罪のイバラ、ってとこか」

「少なくとも、ウィナー表示窓を見た人間は誰もいなかったのは確かだ。ジャックに関してはあのとき俺と《閃光》がそばにいたからな」

次回をお楽しみに!それでは。
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