今回から第五十層ボス攻略戦ですよ!
原作では阿修羅像みたいな感じをイメージさせられましたが殆ど僕の好きな感じに仕上げました。
仏像と言えば修学旅行を思い出しますね。
けど仏像とか見ても特に何か感じる事ってありますかね?
正直夏休みの日記とか修学旅行の感想ほど書きにくいモノはなかった気がします。
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会議後、俺達はボス部屋に向けて四十八人。
持てるだけの戦力を全投与でこの場に立っている。
第二十五層ではアインクラッド最大規模のギルドの一つである《軍》が退かざるを得ない状況に陥るほど大打撃を受けた。
恐らく、この戦闘でも数人の犠牲は免れない、そんなことを考えてしまう程の緊張感。
第五十層のボス偵察戦は犠牲者ゼロに終わったものの、ボスの情報はほとんど得られず解るのは扱う武器とボスの姿。
やがて、隊列が止まっていく。
ついにこの時が来たと、まるで第百層目を攻略しているように錯覚してしまう。
これでも、まだ半分。
この鋼鉄の城に閉じ込められて約一年。
いろいろな事を乗り越えながらここまで来た。
最初は友を裏切り、もう一人が《殺人鬼》となり、仲間を殺して、友と殺し合いをした。
そして、今。
俺は生きてここに立っている。
背中から剣を勢い良く引き抜く。
徐々に他の面々も己の武器を手にする。
視界に映るのは巨大な金属製の扉。
先頭に立っていた攻略組のリーダーであるリンドが振り返り、一歩前に踏み出す。
「みんな、分かっていると思うが今回のボスでは偵察隊の安全を前面に考慮したのでボス関して情報はほとんどない。苦戦は必至だ」
次に前に出たのは少しづつ《聖竜連合》と差を縮めてきている少数精鋭ギルド《血盟騎士団》の長《ヒースクリフ》。
アスナも、この男に誘われて《血盟騎士団》に加入したそうだ。
血盟騎士団で副団長を務め、ボス攻略会議でも積極的に作戦を立てたり指示を出している。
その攻略への執着ぶりから《攻略の鬼》と陰で称されているらしい。
それでも、シンディアに負けず劣らずの美少女故にファンクラブも出来ているそうだが。
――閑話休題。
二十代半ばだろうか、学者然とした、削いだように尖った顔立ち。
秀でた額の上に、鉄灰色の前髪が揺れている。
長身だが痩せ気味の身体をゆったりした深紅のローブに包んだその姿は、剣士と言うよりは、この世界に存在しないはずの魔術師のようだ。
「だが、ここに居る全員が一年近くに渡る激闘を制してきたのは確かだ。今回の戦闘も、必ず切り抜けられるはずだ」
その声は不思議なカリスマ性を感じさせるものだった。
だから、アスナも安心してギルドに入ることにしたのかもしれない。
ヒースクリフが一歩下がると、前に出たのは全身黄金鎧のプレイヤー。
もう言わなくても判るだろう。
「でも、慢心は禁物。自分の安全だけを考えてね」
シンディアはそれだけを言い後ろに下がる。
彼女は既に兜をつけており、素顔が見えないことに少し落ち込むプレイヤーもいた。
が、次に前に出たプレイヤーに全員の顔が強張る。
「ま、オレ一人で戦っても多分勝てねぇ、せいぜい死ぬまで戦いやがれ」
声援に似た挑発。
「それなら一人で戦うの?ガンドーラ」
「それで、もしオレが倒しちまったらこいつら攻略なんてしなくなるだろ」
ボス部屋の前に居てもシンディアの冗談にも狂気の笑みを崩さないプレイヤー。
ジャック=ガンドーラの姿が俺達の前にある。
密かに、アインクラッド最強ではないかと謳われる実力。
俺が嘗て第二層までともにパーティーを組んで戦い、《殺人鬼》として恐れられる男。
その四人が扉の前に立つ。
「「いくぞ」」「いきましょう」「いくぜぇ」
ゆっくりと軋んだ音を出し、暗い広間に外からの光が差し込む。
「全員突撃!陣形を取れ!!」
そして第五十層ボス攻略の火蓋が切られた。
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ボスの初期配置が中央ではないことから、俺達は一気に暗い広間の中央まで走り壁役隊を前衛に陣形を取る。
すると、部屋の周りや柱の松明に真っ赤な火が点く。
部屋全体が光を反射して朱色に染まる。
最後に階段を下から順番に灯りが灯される。
やがて巨大な六角形の大座の周りを炎が包むと、台座の上にあるモノが少しずつ動き出す。
木造のカラクリを彷彿とさせるソレは炎を跨いで階段に足を下ろす。
ここで一気に攻撃を仕掛けるのも一つの手と考えても良いかもしれないが、もしかしたら返り討ちにあって殺されてしまうかもしれないという不安で誰もがじっとその動きを見ていた。
だが、やはり違っていた。
俺達の後ろから白い光を帯びた何かがボスに向かって一直線に飛来する。
それはボスの顔の横を掠めた。
ボスはそれに関せずゆっくりと一歩一歩踏み締めるように階段を下りてくる。
五本のHPバーは僅かながら削れていた。
俺達が振り向くと、振り被った姿勢のまま止まっているジャックの姿。
この緊張感の中で、こんなことをやってのけるのはこの男しかいない。
高速で剣を飛ばす《投短剣》スキル《閃》だ。
その速度は凄まじいが、スキル後の硬直が大きく打てて二発ほどの技だ。
ボスの顔を掠めた短剣は今となっては格安で消耗品に過ぎない短剣だ、壁に弾かれた短剣は重力に従って地面に落ちる。
何をしてくるかほとんど分かっていないボスに打つには相当の度胸が必要なはず。
(流石だな……)
一つ息を吐いて気持ちを整える。
ただ、あいつを殺すことだけを考えれば良い。
数十個の階段を降り切ると、再びHPバーとその名前が表示される。
全身が黒光りその姿はやけに人間染みているが、体長は五メートルとちょっと。
表情は微笑みが張り付いたようなもので、仏像を思わせる姿だ。
しかし、その両手にはそれぞれ武器が握られており、右手にサーベル、左手に曲刀と言ったところだ。
非常に素朴な姿の仏像風味のボスは武器を振り回しながら接近してくる。
その阿修羅像のように結ばれた髪の毛の上に敵を表すカーソルが出現する。
《The World》
――『世界』。
まるで俺達はこの場所で初めてこのデスゲームを。
仮想の『世界』に初めて認められたのだと思わせるものだった。
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やはり、偵察隊と違って攻略隊が全力で立ち向かえば戦局もまた変わるものだった。
大きな要因としては壁役隊の質の違いだろう。
《聖竜連合》も壁役だけでパーティーを一つ作っているし、《血盟騎士団》のヒースクリフも巨大な盾を持っていることから彼らのパーティも十分に機能する。
そのなかでも、特に異彩を発揮したのは《LGL》を全て揃えたシンディアだ。
防御力が以前とは桁違いだ。
元々他人のカバーを防御において主としていた彼女には軽く硬い《LGL》は彼女をどの場所へも連れて行った。
しかし、相手もそんなに軟ではない。
壁役、防御力の高いヒースクリフ、シンディアの配置と移動速度を計算して微妙な間を縫っ正確な攻撃をしてくる。
サーベルに赤いライトエフェクト。
剣技を放つタイミングも完璧で、被弾者が一人出た。
HPゲージがガクッと削れる。
それでも、被弾したプレイヤーは自身の武器で直撃だけは免れ、HPを危険域で持ちこたえさせた。
幸い状態異常はまだあの武器からは発生しない。
一人が攻撃されたことにより、一層緊張感が高まる。
常に視野を広く、冷静に佇む深紅のローブと黄金の鎧のプレイヤーに動揺は見られない。
だが、ここに居る全員がそうはいかない。
少しずつ、気にかからない程度で陣形が偏り、崩れる。
無意識的に『死』を恐れ、保身に走ろうとしている。
そこを《ワールド》が見逃すはずはない。
サーベルで牽制しつつ左手の曲刀に光を奔らせる。
その先にはいつの間にか二人だけ取り残されたプレイヤーの姿。
周りに仲間がいないことに気付いたのか、焦りながら武器を構える。
初撃は二人で何とか弾くが、あれは二連続で突きを加える《剣技》だ。
――ならば。
人を殺める攻撃を最小限の動きで完全に往なす《殺人鬼》が。
目的を果たすために邪魔な存在を排除する男がいる。
少しの金属音の後に擦れる様な音。
その後は何もない、地面に剣が突き立てられ、弾かれる。
二人の前に立つジャック。
そして、ジャックなら必ず隙を作ってくれると信じていた俺は、一直線に《ワールド》に突撃し、《剣技》を発動する。
刹那、ジェットのような効果音と共に赤い光芒の演出と共に片手剣を《ワールド》に突き刺す。
《剣技》、《ヴォーパルストライク》は後ろから仏像の右の脇腹に綺麗に決まり、そのHPゲージをガクッと減らす。
《ワールド》もその威力に一瞬の怯みを見せた。
それだけあれば、いくら後隙の多い《ヴォーパルストライク》を打った後でも十分に距離を取れるはずだ。
今の一撃で敵のヘイトは間違いなく俺に向かう。
硬直時間が終わり、素早く後ろに跳び退く。
しかし、後ろに目でもついているかというように右腕を捻ってかなり無茶な体制でサーベルを振るってきた。
流石第五十層のボスと言うところだ。
俺は跳んだままの体制で剣をサーベルに対して構える。
ふっ飛ばさせることは確実だが、直撃を受けるよりはマシだろう。
そんな俺の横を誰かが通り抜けた。
「《黒ずくめ》スイッチだよ!」
黄金の鎧、シンディアは左腕を突き出して球体とサーベルが触れた瞬間に腕を動かしてそのままサーベルを持った右腕を受け流す。
無理な体勢でサーベルを放ったため右腕をさらに受け流され、《ワールド》の体制は崩れる。
「全員突撃!!」
「総攻撃だ!!」
右腕、左腕と地面に付きやがて両膝も地面に付くと四つん這いとなった仏像に総攻撃が開始された。
ジャックは先陣を切りこんで《アスタンティス》を発動して腕を集中的に攻撃していく。
剣舞が起こる中、追いついた他の部隊のプレイヤーたちも素早く《剣技》を発動させる。
俺も、もう一度《ヴォーパルストライク》を放ちHPを削りに行く。
そして一本目のHPバーが消滅した時、猛攻で《剣技》をキャンセルされ続けた《ワールド》が攻撃をもろともせずに立ち上がる。
それを見た俺達は本能的に危険を察知して距離をとる。
仏像は今までの頬笑みを浮かべていた顔から一転、不動明王のような怒気を顔に張り付けていた。
――瞬間、肩から新たな四対の腕が飛び出した。
これには攻略組の全員が驚きを示した。
つまり、奴の手は十本。
その全てに武器が握られていた。
呆気にとられる俺達だが、どこからか白い光が目に入った時、俺達の意識はこの現実に戻される。
甲高い音と共に一本のナイフが地面に音を立てて落ちた。
もちろん白い光は《投短剣》スキル《閃》。
が、ジャックが放った短剣は仏像の右腕の一本がもつ片手剣によって防がれていた。
「腕増やせば強くなるってかぁ?」
舌打ちの後にジャックが吐き捨てる。
《ワールド》は腕を戻すと全ての腕を動かして得物が身体に当たらないように動かしてポーズをとる。
それが戦闘の始まりと言わんばかりに仏像は腕の全てを振り回しがら一番密度の大きな場所へと突撃する。
その速度は最初とは違い確実に早くなっていた。
それでも、俺達は攻略組だ。
どんな不測の事態にも素早く対処して戦闘を開始する。
《聖竜連合》の壁役隊が列の前に出る。
相手は十本の腕を滅茶苦茶に動かして物量で押し切ろうとしている。
(止め切れるか……!?)
不安に襲われた時、再び、一筋の光が飛来した。
それは腕と武器の間を器用にすり抜け、《ワールド》頭に突き刺さった。
見れば短剣の刃先が刺さってHPを削っている。
と言うことは、と視線を移すと、《閃》のモーションを終えて硬直しながら結果を見て笑みを浮かべるジャックの姿。
「おー、当たった当たった」
相変わらずこの男の戦闘力には計り知れないものがある。
無邪気な声を無視して《ワールド》の方を向くと、九本の手を振り回して接近しながら余った手で短剣を抜いていた。
その標的は、まだバラけ切れていない集団だ。
先頭に立つ壁役の集団はじっとその姿を見つめてどこから初撃が繰り出されるのか考えていた。
恐らく、腕の数から考えても十連撃以上は確定だ。
それを六人で全てをカバーし続けるにはお互いの信頼と実力が必要不可欠。
人を守るというのはこういうモノなのだろうか。
そして、腕の中から一本の腕が飛び出す。
九本の腕によってそのタイミングを見極めるのはかなり難しかったが、やはり正面からしっかりと見ていた壁役たちは跳び出した手に握られたハンマーを防いでいた。
しかし、これは連撃の始まりに過ぎない。
次々と振り回される腕の中から腕が飛び出していく。
それを見続けるのは、多大な精神力を費やす。
それでも、壁隊は攻撃を防ぎきった……はずだった。
九回目の攻撃が防がれたときにその異変に気付く。
僅かだが、壁役たちの間があいていた。
最初はそんなことはなかったはずだ。
(まさか……誘導されたということか!?)
壁役たちは守るために必死で《ワールド》の腕に意識を集中させる。
だから、少し筒攻撃の位置を変えて壁役たちの立ち位置を解らない範囲で動かしたということだ。
それに気付いたリンドが声を上げる。
「気をつけろ!間があいているぞ!」
その声と同時に仏像は十回目となる攻撃を放つ。
手に握られた槍は奴の狙い通りに壁役隊の間を抜けようとしていた。
が、その槍は中程で真っ二つに折れた。
両側に居た壁役の二人が巨大な盾で槍を挟み込み、槍を折り曲げた。
槍は折れたことにより四散する。
しかし、槍を追った二人以外は気付いてしまった。
《ワールド》の本当の狙いは自分の目の前に居るこの者たちの体勢を崩すこと。
仏像は固まったままの二人を跳び越えて十一撃目となるハンマーを水平に投げ飛ばした。
後ろに居たプレイヤーたちは驚きこそしたものの、《ワールド》とはそれなりの距離もあったので、しゃがんだり跳躍して躱わす。
だが、跳んだプレイヤーの一人の腹部に、曲刀が突き刺さった。
ハンマーに気を取られ、投げられた曲刀の存在に気付いていなかったのだろう。
そのまま壁に曲刀ごと突き刺さりプレイヤーは悲鳴の一つも上げることなく曲刀と共に硝子片となって爆散した。
戦慄が奔る。
初めての攻撃で一人のプレイヤーが殺された。
開いた三本の手で何かの構えを取り残った七本の手と俺達を見る《ワールド》。
こんなに簡単に人が殺されていいのか。
良いはずなど……無い。
しかし、こんなところで冷静さを欠いてはいけない。
殺意を押さえて周りを見渡す。
攻略組ほとんどは第二十五層で似たような惨劇を見ているためある程度の覚悟はしてきたのか闘志を絶やしていない。
その惨劇を知らない者の一人であるシンディアも、動揺は見られない。
何人かのプレイヤーは信じられないといった眼で《ワールド》を見る。
このまま人数が減れば、戦える者がそれ以上に少なくなる。
そうなれば、動く者がいる。
金色の糸を引いて接近するのはジャック。
三度《投短剣》スキルで攻撃を加えられればヘイト値もそこそこ溜まっていたのだろう。
《ワールド》はジャックを向き、滅茶苦茶に七本の腕を振り回し始める。
ジャックはそれを見てもスピードを止めない。
「全員立て!、ジャックが動くぞ!!」
リンドが声を上げ、落胆する者たちの意識をボス戦に戻させる。
こんな指示が出るということも、ジャックの実力が信頼されている証拠。
《殺人鬼》のジャックは完全に攻略組に溶け込んでいた。
それは良い意味でも、悪い意味でも。
ジャックはまず振り下ろされた斧を避ける。
次に襲いかかる片手剣も身体を動かして躱わす。
突かれた細剣は短剣で弾いて体から逸らす。
そうして、ジャックは七つの腕の猛攻を掻い潜り、最後のサーベルを避けるとその腕を踏み台にして跳躍する。
しかし、そのまま攻撃するかと思いきや、仏像の左肩に着地した。
そして構えを取っている武器を持たない左腕に手を置く。
何をやっているのかと俺達は焦ったが、ジャックに《ワールド》からの攻撃が加えられることはなかった。
それを見て《殺人鬼》は口元を釣り上げる。
「やっぱ体の構造は現実の人間と同じものか、どの腕も関節も同じ」
ジャックはコンコンとノックするように仏像の頭を叩く。
その行動はとても正気の沙汰ではない。
誰かが痺れを切らす前に俺が言わないと思い口を開こうとしたのだが――。
「開いた腕の位置から考えればここに乗っかれば攻撃なんて出来ねぇだろ?」
分かったような言葉に俺達は気付く。
確かに、よく見ればそうだ。
あの位置と武器ではジャックを攻撃しようとすれば自分の体を傷つけることになってしまうはず。
ジャックは笑いながら《剣技》も使わずに適当に短剣を振って頭部に攻撃する。
そのHPがじわじわと削れていく。
数秒すると、不動明王の顔から蒸気が噴出した。
その顔も重なってものすごい迫力だ。
攻撃できないと考えた《ワールド》はジャックを振り落とそうと身体を振るった。
それを見計らっていたようにジャックが肩から小さく跳ぶ。
「はい、行くぜぇ!」
《クイン・トプリカタム》が白い光を帯びて素早い斬撃を仏像の背中に繰り出す。
そして、そこが狙い目。
七本の腕が僅かに動きを止める。
そこから振り回すなら軌道は限られている。
シンディア、ヒースクリフ、壁役隊がそれぞれ腕を防ぎ、総攻撃が始まった。
だが、《ワールド》はそんな中でも反撃を繰り出し、被弾したプレイヤーは直撃は免れ危険域で何とか持ちこたえていた。
(直撃ではないと言え、一発も食らうことは許されないか……)
数分腕の方向を見極めながら攻撃すると、HPバーの二本目が消滅した。
やっと二本目かという声がどこからか聞こえる。
《ワールド》は武器を捨てて跳躍すると初期位置の台座の上に戻る。
そして再び構えを取り、瞳を閉じる。
「何をするつもりだ……」
ヒースクリフがじっとヤツを見ながら言った。
不動明王のような顔が無表情に変わる。
――刹那、《ワールド》の腕が増えた。
驚くべきはその数。
先程の十本の比ではない。
首の裏から腰にかけてその全ての場所から腕がぎっしりと生えている。
恐らく、百本はあるだろう。
しかも、全ての手に何らかの武器が握られている。
「腕増やせばいいもんじゃねぇだろ」
このときのジャックの呟きに攻略組の全員が心の中で頷いた。
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はい、こんな感じです。
執筆の都合上もう《ワールド》との闘いは書き切っているのですが、なかなかにながーくなりました。
そういえばSAOって何種類武器があるんですかね?
【次回予告】
――『勝てる』と言う勝利への確信を。
「ほら、これで三本。さっさと決めちまえ」
「大丈夫?攻撃は逸らせたと思うけど当たってない……かな?」
――その腕の全てに赤い光が奔った。
次回をお楽しみに!それでは。
※追記
誤字があったので修正しました。
報告してくださったNNNNNNさん有難う御座います。