仮想世界に棚引く霧   作:海銅竜尾

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あー、この前おしらせだけで投稿したら運営からSSではないと小説が非公開になったので、それならと筆を取り執筆しました。

おしらせの方は後書きに、本文にて冒頭を。

大体こんな感じですのでそれを吟味の上、活動報告の方でアンケートをお願いします。


おしらせ&解剖編冒頭

=Side 玲=

 

《殺人鬼》がALOから姿を消した年末の騒動から一年が経った。

 

それは同時にSAOの事件から一年が経過したことを示し、全ての始まりである11月6日のサービス開始の時刻には全国で追悼のサイレンが鳴り響いていた。

 

だからと言ってボクが感じることは何もなく手にかけた数百の命が、とか言うほど過去に囚われはしない。

 

しかも、姿を消したからと言って三か月後には何の前触れもなくボクは《ジャック・ガンドーラ》としてALOに帰って来てる訳で。

 

キリト達からは大分問い詰められたがそもそもボクはゲーマーじゃないし、この三ヶ月間は自分の事で忙しくアミュスフィアに手を伸ばす前に気付いていた。

 

以前の様に目が覚めれば仮想世界と言う強制された空間ではなく、ここは限りなく現実だと。

 

ログインしたところで何をするでもなく、暇潰しに新生アインクラッドの最前線に向かってはモンスターよりプレイヤーと戦うことの方が多くなった。

 

あの世界には、もうグーラやグロリアの様な連中は居ない。

 

 

ブーツが道路に当たって音を鳴らす。

 

もう、制服も指定のローファーも身につけなくて良い。

 

随分前に高校卒業の認定試験に合格し、あとは卒業式だけ出席すればいいと言われている。

 

早朝、自分とは反対側に歩いて行く学生を尻目に病院へと向かう。

 

入口の警備員の人に挨拶をして、道行く看護婦や医師の人にも会釈をして院長室へ。

 

本来ボクの叩きだした成績であれば夏休み終了時から特別編入で大学に行けたのだが、ボクはそれを断った。

 

それはSAO帰還後から続く確執を、未だ引き摺ってしまっているから。

 

父親からボクに見合った仕事を任され、白衣に着替えると書類に目を通す。

 

一昔前まではこれも大半がSAO帰還者に関することだったが、今やその人数を数えるのは片手で事足りる。

 

仕事を終え、徒歩で家まで帰ると夕食を済ませ、時期に帰宅する父の為の料理をラップで包んだ。

 

自分の部屋に入り、ベットの横に鎮座しているアミュスフィアに手を伸ばす。

 

 

――そうやって、変わらない日常を演じているだけだ。

 

 

白もこの事は知っている。

 

知っていて、敢えてボクに近づかない様にしているのだ。

 

それが最善の選択、ボクも彼女ももう二度と自我を失いたくなかった。

 

アミュスフィア起動により意識が遠のいて往く。

 

目が覚めれば瞬く間にオレは《殺人鬼》へと変貌した。

 

あの頃と同じように新生アインクラッド最前線に宿を取り、適当に主街区を回って狩りに行く。

 

だが、今日はどうやら違うようだった。

 

宿の扉の近くに立っていた二人の男。

 

内一つは良く見知った顔、もう一つには見覚えが無く見知った顔の方は苦笑いで手を上げた。

 

「よお、ジャック」

 

「また面倒事か、オレは万屋じゃねぇんだぜ?」

 

その意図を察すると同じ顔を作って流し眼で隣の男を見る。

 

瞬間、記憶の中から引っ張り出したよく似た目付きをした人間とオレの名を呼んだキリトとの関係性から人物を特定。

 

菊岡とか名乗った男が恐れる様子もなくオレに手を差し出す。

 

「僕の名は《クリスハイト》。キリト君とは少し縁が合ってね、彼の紹介で君と合わせて貰うよう頼んだんだ」

 

態々キリトを連れて来たってことは断らせる気の無い内容だろう。

 

「で、本題は何だ」

 

「じゃあ、申し訳ないが僕の部屋で話を聞いて貰うことは出来るかい?」

 

「余程他の連中には聞かれたくねぇ内容なんだな」

 

クリスハイトの表情からも此処で話をする事すら控えたいと訴えていた。

 

彼が映し出したウィンドウには《聞き耳》スキル等を使うことの出来ない質の良い宿の一室。

 

「それと、キリト君の引率もここまで。君と一対一で話がしたい」

 

視界の中で、キリトが頷いた。

 

「ああ、いいぜ」

 

オレの言葉にクリスハイトは振り返り、宿の扉を開けた。

 

夜の街に人影は殆どなく、興味本位でオレを見に来る連中もいない。

 

誰に見つかることも無く目的の宿に辿り着く。

 

クリスハイトがキリトに目配せをすると口を開くこと無く中央広場へ消えて往った。

 

目の前の眼鏡をした男に連れられ扉をくぐり、用意されていた椅子に座る。

 

対面に座ったクリスハイトは大きく息を吸い、同じ目線の高さにあるオレを真っ直ぐ見て、言った。

 

 

「協力して欲しい」

 

 

「……何が起きた」

 

この場合、正確には「何処で起きた」が正しい。

 

SAO終末から生還者によって引き起こされた様々な事例は今も続いている。

 

その最前線を切っているのが他でもない《殺人鬼》なのだが、キリトまで呼んでくる時点でそれは違う。

 

いや、ならば結論は一つだ。

 

「質問を変える……」

 

 

「何人死んだ?」

 

 

「流石……と言ったところだね」

 

言葉、と言うよりは息の詰ったクリスハイトは自傷的な笑みを浮かべた。

 

「それと、協力の内容にオレ以外の連中は絡んでんのか?」

 

もしキリトが協力していればオレの存在は不必要だ。

 

これはSAOでもALOでもない。

 

茅場がオレに施した《濃霧》の恩恵を失っても尚自分を隠し切れるのか。

 

「いや、キリト君には別件で協力を要請した」

 

その言葉の羅列に嘘は無い、あるのは別の違和感だった。

 

 

「で、《勇者》様は何処に行った?」

 

 

間髪入れずに追求する。

 

「こっちは力を貸す側だ。貸される側には情報を分けて貰う必要があるのは、テメェでも解るな?」

 

「……」

 

開いた口で紡がれたのは嘗ての称号だった。

 

 

 

 

「《英雄》……《ロクオウ》と名乗っていた者の場所だ」

 

 

 

 

それを聞いたオレは、自然と口元が吊り上がっていた。

 

==========




==========

はい、皆さんどうも竜尾です。

この「=」と言う文字を十個連ねるのも久しく、手に馴染む感覚に浸りながらキーを叩いております。


それでですね。何故続きではなくこれを投稿していますかと言いますと…。



正直「続きなくても良いんじゃね?」的な感じになってます。




この作品は俺が妄想から文に直す労力を厭わずに一年も書き続けただけあって、自画自賛するくらいに好きなんです。

が、読み返して誤字を直したり「こんなこと書いてたっけなぁ」と読み進めていくと…。


究明編から「あれ、何書いてんだ俺」となりました。


その時感想で言われた事に初めて気づきましたね。

まあ、それでも創作意欲が無くなった訳ではないです。

何が一番の問題かと言いますと…。


「この作品にまだ需要あんの?」


この一言に尽きます。

記憶では、最後の投降時にこの作品は平均評価が付けられて爆発的に閲覧数が増える前よりもUA数が低くなっていました。

小説を書き始めたのは当然【自己満足】だけですので、人気が無いのでは書く必要もないと俺自身思っている訳です。

ただ、それでも「続きが読みたい」と言う声があればこちらも全力を出します。


と、言う訳でアンケートを行います。


この投稿は活動報告の方でも掲げますので活動報告の方でコメントのほど、宜しくお願いします。

お手数を掛けますが単純に「書け」、「止めろ」の一言でも良いので声をおかけください。


期間は3/10~4/5までとします。


それまでに一定数の要望があれば再度ご報告と共に《殺人鬼解剖編》から始めさせてもらいます。

一定数を超えない場合は最終回までのプロットとこの作品を構成した数多の元ネタ解説を書き留めたモノを投稿し、完結とさせていただきます。


==========


はい、そう言う訳でお知らせでした。

でもこの作品も愛されてたんだなぁ、とか思っちゃったりしてる自分もいますね。

これを執筆時には全話PV数898506総UA183225と、伊達に七十五万文字も書いて無かった気がします。

後はなんてことの無い余談ですが、次回作についてお話しようと思います。


次は「とある魔術の禁書目録」で一本書きます。


「お前SAOの続き書く気ねーじゃねーか!」とか言わないでください、そんなことは考えてないですよ。

一応「とある」の方も義務的にしないと書く気が無くなるので三日に一回とかの定期更新にしようと考えていますが、SAOの続きを書く場合は週一投稿にして二作品同時進行でやって行こうと思います。

更に言えば現在エブリスタで活動している友人から「こっちきてオリジナル書けや」と脅さ(さそわ)れているのでどうなるかは俺にも解らないです。


でも、やっぱりオリジナル部分は失敗だったかな…。


まあどっちに転んでも需要があればやる気出るんで問題無いかな?


はい、長い事書いたところで言いたい事は十分まとめたのでさっさと終わります。

それでは!!

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