ダンジョンにカーバンクルへ転生するのは間違っているだろうか?


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作:ヒメコロノミコン
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第五話:反省と報告


 因みに主人公は、戦闘の才能はそこそこですが危機回避能力は天才級です。そして一度死んだ事で頭のネジも外れているので人殺しもモンスター殺しも躊躇が無いです。
 転生特典は、二つあり共通後を理解するのと、もう一つ発動すればチート級の特典があります。
 


 

第五話

 

 あれから、俺は崖の底に着地した俺は周囲にモンスターの気配を感じないことを確認すると床に倒れ込んだ。

 

 

「キュ〜…」〈疲れた〜〉

 

 

 いや、本当に厄介だった。リーダー格以外なら一対一なら余裕で逃げるなり、倒せるのにそこに連携が加わってとても崩しずらい。

 

 

 正直に言って逃げられたのも彼らが魔法の一撃にかけて巻き込まないように離れた隙と地形、そして能力に恵まれたからだ。

 あっ、因みにあの足場にした結界が俺の新しい能力だ。特に名前はないが仮定『シールド』としよう。

 

 

 あの能力は、暫く結界突進で狩りをしていた時に閃燕に襲われて逃げた後にたまたま見つけた冒険者の死体にあった魔石を食べて得た能力だ。

 どうもかなり上質な魔石だったらしくかなりの成長に繋げれそうだったので中々成長がしづらい能力の強化に割り当てたら得たのだ。

 

 

 『シールド』の特性は、ドーム型よりも守れる範囲は少なくなる代わりに一枚の強度が強くなるのだ。そのため範囲攻撃には弱いが一点集中の魔法や近接攻撃にピンポイントで防御できればかなりの防御力になる。

 しかも出せる場所は自分から50センチ以内ならどこからでも出せて、足場にもなるから空中に足場を出して飛ぶことも出来る。

 だが欠点として、ドーム型展開中は使えないのと今は一枚しか使えないことだ。

 

 

 …まぁ、最もこの欠点は成長すれば何とかなるだろう。

 さて、呼吸も整ったしこの後の動きを考えよう。

 恐らく俺の情報はギルドを経由して大体のファミリアに広がるだろう。幸いな事に俺は人を殺したわけでもないが、それでもカーバンクルの強化種しかも普通と違う見た目なら尚のこと狙われるだろう。

 

 

 だが、今の実力だとレベル五が複数いたら確実にやられるし、レベル4のチームが来てもキツくなる。3なら普通の相手なら逃げれると思う。

 

 だから俺が安定して勝てそうなのはレベル2くらいかな?

 …微妙な強さだな。

 

 とりあえず出来る限り見つからないように強くなろう。ひとまずの目標はウダイオスを倒せるくらいの強さと遠距離攻撃手段を手に入れることだ。

 

 折角魔力に秀でた種族なのにそれを攻撃に使用しないのは勿体無いし、かっこいいしな‼︎

 そういえば魔力って操作して何か起こせないだろうか?

 

 

 例えば漆黒のモンスターは魔力を大量に燃やすように消費することで体を再生するし、一部のモンスターは魔力を使うことで魔法に近い現象を起こしている。

 それを利用して…魔力を…玉のように…

 

 

 

 

 

 

暫くお待ちください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや、むずいは‼︎魔力を球状にするのも難しいし、何回かは出来はしたけどただ魔力が消費されるだけで飛んだりもしない。

 しかも魔力だけだから当たっても何も起こらないし…。

 仕方ない。次は体内で魔力を練って色々してみよう。こっちの方がやりやすいかもしれないし。

 

 まずは、魔力を燃やすイメージで…そして細胞分裂が加速するイメージで…ダメだ‼︎さっきよりは手応えはあるけどどうしても結果までいかない。

 

 よし次だ。こうなったらやけだ。狩りは定期的にして周囲に警戒しながらしばらく特訓だ‼︎

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 そしてカーバンクルの彼が悪戦苦闘しながら特訓しているころ。

 

 

 地上では…。

 

 「モンスターの強化種か」

 「あぁ、それもカーバンクルのな」

 

 彼は異色のカーバンクルと戦い逃げられたブロスであり、彼は自身が所属するファミリアであるテュールファミリアのホームで今回の顛末を説明したところだ。

 

 「だがカーバンクルなら多少強化されても然程脅威になるとは思わないな。聞く限り攻撃方法も突進しかないのだろ?」

 

 と彼の主神であるテュール神が言う。実際そうだ。攻撃方法は突進だけで速度こそ脅威だが威力はそこまで。

 恐らくあの攻撃では巨大蚊なんかの防御の低い相手か、うまくいけばマーマンを一対一で殺せる程度だ。

 

 「確かに強さはそこまでですよ。けど奴の強さはそこじゃねぇ」

 「ほう」

 「では何だ?」

 「それは、……生存能力だ」

 

 そう、それがあのカーバンクルの強さだ。

 本来なら強さは負けており、逃げ場も塞がれたあの盤面ならどんなにカーバンクルが生存に長けていても簡単とはいえ包囲されていて遥か格上がいるのなら倒せていたはずなのだ。なのにあのカーバンクルは的確に対処をして逃走して見せたのだ。

 

 「もし、あのカーバンクルが生き残れば絶対に脅威になるぞ」

 「…お前がそこまで言うか」

 「…そうだな。本当にそう思っている。…ここまで子供が言うのなら俺も親としてお前を信じよう」

 「!ありがとうございます」

 

 正直昏倒無形だと言われるかもと思ったが信じてくれるのは素直に嬉しい。

 

 

 「だがお前が仕留められないのならうちのファミリアで奴を倒せるものはいないだろう。そこで俺がギルドにこのことを話しておく。いかにカーバンクルとはいえ強化種だ。賞金はないにしても情報の拡散があれば見た目の珍しさからも狙うものが出るだろう。ゼウスやヘラがもしかしたら動くかもしれないしな」

 「俺もそれでいいと思います」

 「あぁ、俺も賛成だ」

 

 こうして1匹のカーバンクルについての情報がギルドに出た。

 

 カーバンクルなこともあり、賞金は出なかったがそれでも珍しい見た目なのもあり、多数の金狙いの冒険者から捜索されることになる。

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