Photo by
    
      world_of_fantasy
     
 トロンボーンの謎
アマオケを運営していて頭を悩まされるのがトロンボーンについてです。
降り番、乗り番問題が必ず出てきます。
古典派以前では出てこない楽器ですが、ロマン派以降で出て来る楽器なので
トロンボーンの有無で選曲の選択肢がだいぶ絞られます。
団員としてトロンボーンを迎えた場合には古典派以前の音楽を諦めるか
前半のプログラムでトロンボーンに降り番になってもらうかで対処します。
団員としてトロンボーンを迎えない場合はロマン派以降の音楽を諦めるか
割り切ってエキストラを呼んで対処します。
ただトロンボーンの方々はこの様な事情に慣れているので
エキストラで呼ばれる事に専念し
どの団体にも所属しないという方も居らっしゃいます。
またトロンボーンは3本で和音を作りファンファーレを吹く事が多いので
1人で行動せず3人単位で行動している事が多いです。
エキストラで呼ばれる時も3人組でという事が多いですね。
気心知れたメンバーでないと合わせるのが難しいみたいです。
またトロンボーンという楽器は特殊なキリスト教文化的背景を持っていて
神に捧げるコラール楽器という役割を持っていて、合唱の代用として
4楽章にだけ登場する場合が多いのです。
合奏練習でも途中から参加したり先に帰られる事も多いので
長い付き合いにも関わらずなかなか顔と名前が覚えられなかったりします。
とはいえ文化的背景からかなり特別な崇高な楽器な役割を
作曲家から扱われています。



コメント