振り切るために捨て切る。
千葉在住の女性R様から「娘と二人で住んでいます。ひとり親で制限が多い中、やっと借りられた昭和の家屋に最近引っし、ベッドは一台お客様用があります!よければ一泊お泊まりになっていってください。坂爪さんとお話ししたいです」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。食事をご馳走になり、食後は五歳になる娘さんとトランプをした。本気のババ抜きで、私は勝った。娘さんは、敗北の悔しさに大声をあげて泣いた。
R様は言った。日本はどんどん便利になっているけれど、ひとり親の闇がある。雨が降った時に、傘はあそこにありますよと言ってくれる人はたくさんいるけれど、傘をさしてくれる人はいない。マンパワーが不足しているから「お金なら出すから買ってきてくれよ」と思うのだが、その辺のところがなかなか伝わらない。自分はうっかり母親になってしまったタイプだから、どんどん自由になりたいなと思う反面、まだまだ振り切れていないところもある。だから、坂爪さんと話してみたいと思った。R様は、そのようなことを言った。
R様から「もっと振り切らないとですよね」と言われた。私は、振り切るよりも捨て切ることだと思った。重い荷物を抱えたままでは疲れる。まずは一回からっぽになること。旅行をした時に「生きるために必要な荷物なんてスーツケース一つでいいんだよな」と思う感じで、身軽になること。生き埋めにされた大好きを掘り起こすために、好きを捨てること。選択肢を増やすのではなく、選択肢を捨てること。やりたいことではなく、思わずやってしまっていることに自分を賭けること。
私の場合、満月以降は買い物を控える。徹底的に捨てて捨てて捨て続けて新月を迎える。新月以降は買い物を許す。満月以降、嫌いではないけどめちゃめちゃ好きと言うわけでもないものを捨て、新月以降、本当に欲しいものを取りに行く。一着買ったら二着捨てる。毎回本気で選ぶ。似た系統のものを複数持たない。白シャツなら本気の白シャツ一枚。ジーンズなら本気のジーンズ一枚。ものを溜めない。いつかとか言わない。いつかは来ない。似た系統のものを持たないと決めると、生き埋めにされた大好きが掘り起こされる。本当に好きなものだけ、複数持つことを自分に許す。それが生きる意味だ。私の場合、それがギターだ。
ひとり親には難しいお願いに聞こえると思うが、こどものために生きないでください。こどものためにコミュニティを作ろうとしたり、こどものために自分の生き方を決めないでください。それをやると、あなたが親を恨んだように、あなたもこどもから恨まれる。冷酷になれと言っているのではない。自分の大好きを掘り起こすために、自分の好きを捨て切る。振り切るために捨て切る。そうじゃないと、自分の大好きを守れない。自分の大好きを守れなくなると、愛されたいと願うようになる。愛に見返りを求めるようになる。自分を愛するのは自分。魂職は、やればやるほど元気になる。疲れたなら偽物。これから北海道に行く。
坂爪さん
本日もありがとうございました。
坂爪さんとお会いすると、
自分にとても惚れたくなります。
己を、美しくて超面白い奴と認識している人は、めちゃくちゃかっこいいと私は思うのです。憧れです。
そして自分も本当は自分のことを、かっこいいと思っちゃっているのです。面白い奴だなと思っちゃっているのです。けれども、なぜか、その認識をコソコソと心の奥底でしか感じられないようにしているものの正体が、「罪悪感」ってやつな気がします。
「罪悪感循環型社会」的なものが、やっぱりあるのかもしれませんね。罪悪感を「支払ったり」、「受け取ったり」して、エネルギー循環していく世界の感覚、すごくよく分かるんです。
全く居心地はよくないので、今すぐ抜け出したいですが、それと同時に「罪悪感」ってちょっと味わいもあるなぁと思って。
話は逸れるのですが、私はオペラやバレエの作品の中で、「自己犠牲」による「悲劇」のロマンチックさが大好物なのです。
でもよく考えてみたら、「自己犠牲」ってある意味「罪悪感」からきているなと気づき、ってことは、「罪悪感」ってちょっとロマンがあるんだな、なんて思ってきました。
また「罪悪感」って「甘えたい」欲求でもあるのかなって思います。私は「分かってよ!」「理解してよ!」の甘えたい欲求を「罪悪感」の裏に隠れる「悲しみの捏造」によって、チラ見せしているような……
「罪悪感」は今まで、自分に全く必要のない感情で取り除くべき!と思っていましたが、もしかしたら考察しがいのある面白い代物なのかもしれない、と坂爪さんに大共感です。
とにかく私は自分に惚れたくて、甘えん坊になりたい、つくづくしつこくて、変な人間なのだなということに今日気づくことができました。
またお会いしましょう!
39!!サンキュー!!!
おおまかな予定
4月14日(月)北海道札幌市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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