検挙率向上へ 県警 刑事部に「捜査支援課」発足
県警は検挙率の向上を目指し、新たな初動捜査体制となる「捜査支援課」を1日、刑事部に発足させました。
「捜査支援課」は、「機動捜査隊」と刑事総務課の「捜査支援・通訳センター」を統合した組織で、112人を配置しました。
事件の発生段階から防犯カメラの映像の「収集・解析」や、「被疑者の追跡・確保」に積極的に関わり早期の検挙につなげていきます。
県警の野井祐一本部長は、「捜査支援課が、初動捜査の要であると自覚し必ず被疑者を検挙する熱意と使命感を持った仕事をしていただきたい」と訓示しました。
これを受け、捜査支援課の中沢宏之課長は「事件に対する初動捜査、事件分析などを担う所属として、使命感と誇りをもって業務にまい進し、県民の期待と信頼に応えることを誓います」と決意を述べました。
去年の県内の刑法犯認知件数は、5万1667件で、2022年から増加傾向にあり人口1000人あたりの犯罪率は7.1件で全国ワースト6位です。
県警は捜査支援課の発足で、事件の早期解決を目指し、凶悪犯罪の抑止につなげていくとしています。