イスラエル軍 ガザ北部の病院空爆 “ハマス活動拠点”主張

パレスチナのガザ地区での停戦延長をめぐる協議が行き詰まる中、イスラエル軍はイスラム組織ハマスの活動拠点があったとして、ガザ地区北部の病院を空爆しました。キリスト教の教会が運営する病院は、攻撃を非難するとともに、医療機関などへの攻撃をやめさせるため、すべての国が行動を起こすよう強く求めています。

イスラエル軍は13日、ガザ地区北部にある病院を空爆したと発表しました。

ハマスが拠点として使っていたと主張しています。

病院によりますと、空爆のおよそ20分前にイスラエル軍が患者らの退避を通告し、空爆による死傷者はいなかったということですが、治療を受けていた子ども1人が退避の途中に死亡したということです。

キリスト教の教会が運営する病院は声明で、攻撃を非難するとともに、医療機関などへの攻撃をやめさせるため、すべての国が行動を起こすよう強く求めています。

ガザ地区では13日、ほかにも広い範囲でイスラエル軍による攻撃があり、中部では空爆で7人が死亡したと地元メディアが伝えるなど、犠牲者が増え続けています。

さらに、イスラエル軍は12日、南部ラファを包囲して立ち入りを禁止したのに続き、北部でも緩衝地帯を拡大するための軍事作戦を始めたと発表し、停戦延長をめぐる協議が行き詰まる中、ハマスに対する軍事的圧力をいっそう強めています。

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