授業時間が増→単価は同じ 「実質賃下げ」撤回求めた労使交渉を妥結

丸石伸一
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 北星学園大学(札幌市)の非常勤講師らでつくる労働組合が「実質賃下げ」の撤回を求めていた労使交渉で、同大が2025年度分については棚上げし、「24年度と同水準の非常勤講師給を支払う」ことで妥結した。26年度以降の分については引き続き協議する。

 同大の非常勤講師ら24人でつくる労組「札幌地域労組大学非常勤講師ユニオン」が12日、明らかにした。

 同大は4月から、授業時間を従来の90分(半期15回)から100分(半期14回)に変更。だが当初は、授業の回数分を支払う方式を変えず、授業1回分の単価(9700円~1万6800円)も据え置くことを非常勤講師らに通知していた。この場合、半期で1回分の賃金が減ることから、労組は「実質的な賃下げにあたる」として撤回を求めていた。

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この記事を書いた人
丸石伸一
北海道報道センター|経済全般、行政
専門・関心分野
経済全般、北海道