富山県の僧ヶ岳で春スキーの下山中に転倒し、倒木の下敷きになって石川県の65歳の医師の男性が肋骨骨折する事故がありました。

富山県警黒部警察署によりますと、富山県黒部市宇奈月町にある「大原台自然公園」の南西約300メートル付近で、石川県の65歳の医師の男性が倒木の下敷きになりました。

男性は防災ヘリに救助されましたが肋骨を折るなどの重傷です。

警察によりますと、男性は春スキーをするため、13日未明に単独で入山し、午前7時ごろに僧ヶ岳に登頂しました。

その後、午前8時25分ごろ、スキーで下山途中に倒木に右肩が引っ掛かり転倒。男性の上に倒木が倒れこみ下敷きになりました。

男性が自分で110番通報し消防防災ヘリ「とやま」に救助され黒部市民病院に搬送されましたが、肋骨と腰、それに左脚の骨を折るなどして全治2か月の重傷です。

現場は「大原台自然公園」の南西約300メートルの山中の林道で、事故当時は多いところで1メートルほどの積雪があったということです。